网上看到的一篇文章,希望有大佬来翻译一下,以下正文
──にち、にち、にちゃ、むっちゅ……♡♡♡
──う♡♡♡あ♡♡♡あ……♡♡♡
静謐な寝室に、数多の水音と、小さな喘ぎ。
永久に続くそれが、朝も昼もなく、今日もまた響く。
「…………。そろそろ、お射精なさいますか?」
いつものように静かに凪いで、ひどく淡々とした声。
行っている動きのねちこさ、淫猥なグラインドに似つかわない、ただ事務的で、義務的なそれもまた、一切不変で。
──ぅあ♡♡♡あ♡♡♡あ♡♡♡あぁっ♡♡♡
そしてまた、これも、同じ。
心の底から快感に浸り、心の器にいっぱいいっぱいの興奮と多幸感を、溢れさせるように、全身で表現。
天国という言葉を体現し尽くした、正気を失った麻薬中毒患者のように、打ち震えて、泣きじゃくり、声を枯らすにも届かない甘ったるい蕩け声を、ひたすら上げる。
僕は、何度も何度も味わった、味わわされた、その感覚を。
身体が全て溶け落ちて、ぐずぐずになり、イくしか分からなくなる、耐え難い感覚を、少しでも和らげるために、反射的に、いつも通りの動きをした。
──ぎゅうぅぅぅ~~~っ……♡♡♡
脳みそがトぶ射精をする時に、何かにしがみつく。
それは、僕がこの極楽で染みついた、一種のクセだった。
それを、聡明かつドのつく淫乱なヴァルキリーに見抜かれたのが、運の尽きだったのだろう。
僕は、必死になって、抱き寄せる。
腰の上で重く跳ねる、大きな尻の天使──ではなく。
いつも通り、左右にただ侍り、精液を煮詰めさせながら、射精を促進させるだけの天使。
僕を挟み込み、そのデカパイやらぶとももなどを、みっちり絡ませ、肉欲を満たすためだけに存在する彼女たちを──めいっぱい、抱きしめた。
──びゅうるるるるっ……♡♡♡びくびくっ……♡♡♡
雌肉の海に、溺れる。
人間よりもずっと体格がよく、身体も分厚く、魅力たっぷりなコクに溢れた雌肉をたっぷり携えているのが、天使なのだ。
それ故に、僕の方を向いて寝転んでいても、彼女達の方が僕よりも身体の嵩が高い。
だから──抱きしめれば、僕の身体は、たやすく埋もれる。
柔肉の極致、ただ人間が気持ちよくセックスするために、正しくその為だけに神が創った、罰当たりなまでの淫肉に。
みっちり、溺れ尽くす。
「あん……」「やん……」
左右から響く、嘘くさくて甘ったるい、媚びっ媚びの声。
表情一つ変えずに、聞くからにわざと出されたそれを聞かされると──射精が、濃くなる。
それを、彼女たちは、いつからか、めざとく知っていた。
──びゅうっ♡♡♡びゅっ♡♡♡びゅう~~~っっっ……♡♡♡
「ぴゅ……ぴゅっ……ぴゅう~~~っ……」「あんあんっ……いくいくいく……射精きんもちいい~っ……」
とろっとろにほぐれた、煮込んだ餅のような乳肉に、頭をみっちり挟まれて。
ひどく甘くて、肺の中まで甘さに染まる、おっぱいフェロモンをひたすら嗅がされながら。
それだけで腰骨が溶けるのに、彼女らは構わず、極甘射精実況をつける。
脈動に合わせて、吐精を導くかのような、射精音。
天使に似つかわないほど甘く、普段なら絶対に聞くことのない、間の抜けた半濁音混じりの媚び声に、射精する。
それと、心から射精に浸る僕の心を──あまつさえ、その神通力を使って覗きながら、甘ったるく代弁して、逃がした快楽をまたもぶつけられ、射精する。
「ぴゅ……♡♡♡ぴゅうっ……♡♡♡ぴゅるるるぅ~~~っ……♡♡♡」「射精さいっこう……天使様すきすきすき……おまんこと結婚する……おっぱいとも結婚……一生雌肉とハーレムする……」
──もう、射精、射精、射精。
腰がなくなるまで射精して、脳みそがぷっつん切れるまで、快感の極みを感じ続ける。
何分、そうしているかも分からない。
そもそも、天界に時間など、ない。
だからこそ、何も気にせず、何も考えず、からっぽになった脳みそに、無限の多幸感を詰め込んで。
──~~~~~っっっ!!!♡♡♡♡♡
もう、思いっきり、幸せ全開の、叫び声にも似た吐息を、吐いた。
その間にも、おっぱいは顔に張り付き、雌肉は僕を丸呑みにして、子宮は精液をちゅうちゅうはしたなく啜り上げ、おまんこは襞をにゅるつかせる。
僕は、もう訳がわからなくて──とうとう、極限の幸せのまま、気を失った。
何億と繰り返した奉仕は、いつもの通り。
今日もまた僕は、そうなった。
「……おはようございます。よく、眠れましたか?」
そうして、目が覚めた僕は、今までの事──極楽に浸って、完璧に美しくて淫靡で、僕の好みにぴったり合った天使様のハーレムを築き、都合がよすぎる極楽を謳歌した、その全ての記憶──が夢なのではないかと、そう思う暇もなく、天使様に挨拶をされた。
文字通り、息をのみ、目が覚めるほどに、美しい。
そう思わざるを得ない、言葉通り、天使そのものの美貌だった。
「…………。まだお疲れでしたら、そのまま、更に眠って頂いても構いませんよ」
戦乙女の、敵を射殺すような、鋭い鷹のような目。
それと、厳しさを表すような無表情は、決して変わることはない。
けれど、触れる手のひらと態度は、ひたすら甘く、優しい。
天使らしい慈悲と、戦乙女の厳格さ。
それを、僕はとっくに知っているから──戸惑いなく、近づいて、甘えた。
ヴァルキリーさんは、何も言わず、頭を撫でてくれる。
今更、その当然の行為に、何も言うことはない。
もう、何千何万、下手をすると何億と繰り返した行為だからだ。
──僕は、どれくらいの時間、ここにいたのだろうか。
時々、意味もなくそう、ふと考える。
心から、無意味な行為だ。
これからは無限の時間を、天使様たちと共に、ここで過ごすのだから。
──もう数万年くらいは、経ったのかな。
しかし気になって、天使様に、そう聞いてみる。
「まだ、約三千年しか経っていませんよ」
平然とした答えに、僕は、ぞっとした寒気を覚えた。
まだ、三千年。
生きていた頃、もう何があったのかも、人間界とやらがどんな場所だったのかも、全てをすっかり忘れ、自分の名前すら忘れ果てて、僕の記憶の全てが天使様で埋まったのが──多分、この分だと、二千年は前だったのだろう。
三千年とは、きっと、人間の精神には長すぎるくらい、本当に永い時間なのだ。
本当に長くて、恐ろしくなるほど、発狂するほど長くて──けれど、まだまだ、終わるには足りない。
それどころか、これを何億回、何兆回繰り返したって、決してこの極楽生活は、終わらない。
ぶるりと、背筋が凍った。
「……お飽きに、なられましたか?」
天使様は、平然と、そう僕に聞いた。
──答えは当然分かっていますが、形式的に、そう聞いています。
無表情ながら、そう顔に出ていたが、それには黙って首を振るしかない。
この極楽での生活に飽きるなんて、あり得ない。
それどころか──飽きられないから、困っているのだ。
いつもいつも、気を失うほど幸せで、死んでしまうほど気持ちよくて。
それを、毎日毎日、四六時中、起きてさえいれば常に、与えられる。
それを、三千年もの間、ずっとずっと、行われて──なおも飽きられず、むしろ快感に弱くなっている気すらしてしまう。
恐ろしかった。
これが、永遠に、世界が終わってもなお、続く。
──興奮に、大きく、ペニスが震えた。
「……お腹に、当たっておりますが」
それが、ヴァルキリーさんに、隠せるはずがない。
彼女は、軽く手慰みにペン回しでもするような、ひどく慣れた手つきで、僕を押し倒した。
「もし、飽きられたのならば……少々趣向を変え、お戯れでもなさいますか?」
幾多もの天使が、僕の周りに集まる。
しっとり蒸れて、汗が滑る肌。
ぎらりと輝く、ただ白金色に濡れた目。
その姿は、ハイエナの群れにも似ていた。
「例えば……私がおっぱいで目隠しをして、その状態で、別の天使が代わる代わる五度ずつ腰を振り、その各々の膣の感触だけを味わい、気に入った者の子宮に吐精する……とか」
爛れた提案に、僕はもう、驚きもしない。
天使という、人の手の届かない、ましてや情婦になどなるはずもない存在が──ペニスを悦ばせるための玩具に、進んで堕ちる。
いや、それが天使の使命であるから、これは堕落ですらない。
ただ、至極当然に、彼女らは僕にとって都合のいいハーレムお嫁さんである。
それだけの話だった。
「いいえ、それは推奨できません。勇士様を召し上げてから数えて、約二百三十年目ほどの時にそれを致しましたが……結局、一人目の天使が、卑しくもねっちりと、牛歩のように遅いグラインドで、五度のピストンのうちに勇士様の子種をねだるという結果に終わりました。そしてそのまま、結局はただのスローセックスの乱交が始まり、勇士様は全ての天使に膣内射精を敢行なされたと……そう記録されています」
ぺらぺらと、光の中から取り出した分厚い記録書を読みながら、他の天使様がそう口を挟む。
そのヴァルキリーはいかにも理知的で、性欲や穢れなど一切ないような顔立ちをしているが──彼女の名前もまた、その口から吐いた乱交パーティーの記録には、記載されているはず。
そう、全ての天使は、冷静沈着で感情を表に出さないながらも──がっつり、その内側には、人間と比べてもまるで劣らないどころか、明らかに上回っているほどの愛欲を秘めていて。
そして、勇士様に、英雄に──つまりは、僕に、べったり惚れていて、性欲も強く。
だからこそ、逃げられないし、拒否できない。
「ああ、そうでしたか……。では、いつも通り、『訓練』になさいますか?」
訓練。
戦乙女にとっては、何の変哲もないその言葉に──僕は、激しい勃起を隠せない。
もう、ヴァルキリーは、剣を必要としていない。
何故なら、彼女らの言うラグナロクは、とっくの昔に終わったから。
それも──何の被害もなく、大勝。
正確には、愛欲や性欲や人間に対する奉仕欲を余らせ、あまりの欲求の強さに遠くに封印された魔物達を、ただ適切な場所に送っただけ。
人間の気配を嗅ぎつけて、甘やかしたく天界にやってきたそれらを、人間が言うところの地獄とやらに案内してやっただけと、彼女らは言う。
つまるところ、彼女らが、剣を振り回し、身体を鍛えることに時間を割く必要は一切ないし、それは僕も同じだ。
だから──ここで言う訓練とは、僕が。
ヴァルキリーの、本気の性交に耐えうるようにする、手加減セックスのことを言う。
「……では、そのように」
鳥が編隊を組むように、手早く、位置が変わる。
今日の気分に最も合致した、ハーレム甘やかしの体勢。
それを、瞬時に、彼女らは見抜いただけだ。
──ヴァルキリーは、常に、手加減をしている。
その内に秘める、人間を悦ばせるための神の技巧と力を全て使えば、人間はたちまちのうちに壊れてしまうだろう。
しかし、ヴァルキリーは、常に人間を最大限に甘やかしたい欲求を持て余している──らしい。
なので、それに耐えうるように、僕は毎日、ヴァルキリーさんに身を捧げている。
最高に気持ちよく、幸せにされて──精神ごと、果てている。
──本当に、いつか、耐えきれるのだろうか。
あんな、異常な多幸感に耐えられるように、人間の心ができているとは、到底思えない。
どくどく心臓を鳴らしながら、天使様に、目配せ。
「……この天界に迎えられ、最も長く過ごしておられる方は、おおよそ三劫の時を過ごしておられます。勇士様に馴染み深い暦に変えると……十五垓年といったところでしょうか」
──十五垓。
それがどれほど長いのか、僕にはちっとも分からない。
けれど、多分──『永遠』と読み替えても、それほど影響はないだろう。
それくらいの時間、この極楽に囚われて、ただ喘ぐだけの生活を送っている。
そして、僕も──間違いなく、そうなる。
「その方は、生まれは貴方とよく似た年代であるそうです。ここは時が捻れた空間である故に、そういう事が度々起こるのですが……その方は、今日も、二度の絶頂の後、喘ぎと共に、気をやってしまわれたとの事です」
──目の前が、真っ白になるような気分だった。
無限の時を重ねても、絶対に慣れることのない、天国。
それは、言い方を変えれば、最も残酷な、地獄。
「……力を、お抜きになって下さい」
神罰にも似た、絶対的な快楽を、今日もまた与えられる。
何度も何度も、しつこくしつこく、スーパーコンピュータでもエラーを吐くほどの時間繰り返された、複雑極まる緻密な責めを、今から。
そう思うと、震えが止まらなくなり、心臓がぐっと熱を持ち──ペニスが、精通する直前のように、睾丸ごと持ち上がる。
きっと、これもまた、永遠に慣れないのだろう。
「失礼、致します」
そっと、ぷるつく唇が、近づく。
天使との行為は、恭しい口づけから始まる事が多い。
貴方へ忠誠を誓います。
貴方に絶対の信頼と愛情を置き、それ故に、卑しくも寵愛をせがむことをお許し下さい。
そんな思いを伝えながら──反省の色もなく、卑しすぎる、ナメクジの交尾みたいなねっちりしつこいベロキスを、彼女ら一人一人に行う。
柔らかく、弾力に溢れた、瑞々しく熟れた果実のようなリップ。
それを、一切の遠慮なくぶっちゅりと押しつけ、いやらしく舌ごと啜る。
べちょべちょと絡ませ、ねっとりと舐め、蕩けるような粘膜で潰し── 一呼吸、ため息。
ヴァルキリーさんは、ただ静かに、落ち着いた普段通りの呼吸を。
しかし僕は、ぜえぜえと、恍惚に荒らげた呼吸を繰り返す。
脳が興奮に酸素を使い果たし、こちらは一切動いてもいないのに、全力疾走の後のようになりながら。
その乱れた呼吸が落ち着くまで、すりすり、しゅらしゅら。
内腿に手を添え、首筋を撫で、隠された性感を見抜き、彼女らはまた勃起を促進する。
そうして、呼吸が落ち着けば──また、恭順を示す、儀式。
ぷるつく唇、肉厚でずろりと長い舌を、ちろちろっ♡と見せつけてから、沈ませる。
むちゅるっ……にゅるん♡♡♡ずろにゅ♡♡♡んにゅる♡♡♡にゅる、にゅる、にゅる……♡♡♡
極めて静かな、瞑想をするかのような表情のまま、愛撫だけはいやらしさ満点に。
天使様の神聖さを損なわぬまま、性奉仕だけは、娼婦にも淫魔にも負けず劣らず。
そのギャップに、今日もまた、興奮をひどく煽られる。
その間にも、私利私欲の手慰みか、あるいは心からの奉仕かは分からないが、キスの雨やら擦り撫でる指先が、体中に落ちる。
神経のたっぷり詰まった、敏感な場所をめがけて。
あるいは、恋人ですら躊躇するような、恥ずかしい場所に。
ちゅ♡ちゅ♡ちゅぅ~っ……♡と、吸い付いて、離れて、また吸い付いて。
小鳥がついばむような、つつくだけのキスもあれば、ねろねろと深く味わうものもあり。
慣れられず、飽きられず、かといってそちらばかりにも集中できず。
数多の愛撫に意識を向け続けると──くっと、顎を掴まれ、目の前の天使様と強制的に目を合わされる。
そして──にゅるにゅるにゅる♡♡♡べちょべちょ♡♡♡むちゅぅるむっちゅむっちゅむっちゅ……♡♡♡と。
拗ねたような、問い詰めるような、一切の容赦のないキスに、溺れさせられる。
──目の前で、女が必死にキスをしているのに、意識を反らすとは何事ですか。
そう言っているかは知らないが、少しだけ目尻を険しくつり上げて──ひたすら、ベロキス。
普段のように、常に浮気し続け、目移りを繰り返し、ハーレムを最大限使い尽くせという、ヴァルキリーさん達が言っている無茶とは矛盾した、至極当然の女の子の反応。
それに対して、可愛らしいなと思う──暇もなく。
ねちっこく激しい吸精のべろちゅーで、ねちりねちりと粘膜を貪られ、口同士でケダモノみたいな交尾をして。
いつまで経っても許されず、目の前がちかちかするほど口を塞がれ、濁流みたいな快感を流され続けて。
──何度も何度も、射精を伴わない、つんざくような絶頂を味わう。
吐き出すところのない、最も強い快感。
脳みそがひりつき、体中にぶわりと鳥肌が立ち──それでも、指一本動かせず、叫びも上げられず。
おかしくなってしまいそうな、絶頂のピークの時間が、ひたすら続く。
射精を伴わないから、萎える事もなく、だから抜け出せなくて、終われない。
いやいやと首を振ろうとして、しかし、その動きすら顔を掴まれて、べろちゅー。
怖気を感じるほど美しい本物の天使に、こうまで必死に求められて、それから必死に逃げ出そうとしながら、体中はまた別の美女達に愛撫を許す。
贅沢という言葉すら陳腐に思えるほどの、究極の性行為を味わいつくしておきながら──しかし、それを最も近しい言葉で形容するなら、それはまさしく雌肉地獄。
完璧に創られた雌の身体に、永久にこうして溺れ続けて、永久に最高の快感に泣きじゃくるという末路を、何度目かも分からないほど確信して──その瞬間、ちゅぱりと。
唇が、離れた。
──あっ♡♡♡♡♡ああっ♡♡♡♡♡いっ♡♡♡♡♡
絶頂、幸福、多幸、幸せ、好き、気持ちいい。
それだけの、嬌声。
または、聞くに堪えない蕩け声。
それを聞いて、ヴァルキリーさんは。
「承知致しました」
──そっと、肉棒を膣内に導いた。
僕の腰幅の倍ほどもある、大きすぎる尻。
それを、遠慮なく、もっちぃっ……♡♡♡と乗せて。
プレスするように、一度だけ、腰を持ち上げ、そのまま叩き下ろす。
──ああっ♡♡♡♡♡あっ♡♡♡♡♡
当たり前に、達した。
キスでの空イキも冷めやらぬまま、限界まで勃起した、先走りを垂れ流す肉棒が、爆ぜる。
精巣の最大積載量よりも、ずっとずっと大量なんじゃないかというほどの、とめどない精液の放射。
天使の不可侵領域に、崇拝的な感情を抱きながらも、それに畏れを抱く暇もない、壮絶な快感に、狂う。
「……いけませんね、勇士様」
びゅうびゅうと、子宮を殴りつけるような膣内射精を、今にも味わっているはずなのに。
ただただ静かな表情のまま、ヴァルキリーさんは、話を続ける。
対照的に、頭を振り乱しながら、快感の絶叫をぐちゃぐちゃに繰り返す僕を、じっと見下ろしながら。
「まだ、愛撫にも至っていない、ただの口づけを行っているだけですよ?射精するには早すぎます」
──あんな、あんなにもえげつないベロキスを見舞っておいて、何を。
そう思ったとしても、口に出せるはずもなく。
ただただ、天使の名器に、吐精させられ続ける。
にゅるにゅると、脈動に合わせてポンプのように締めたり緩めたり、襞をくねらせざわめかせ。
まるで、搾精だけを目的とした、いやらしい別の生物が、僕のモノをぐっぽり咥えているかのよう。
そのくせ、壮絶に淫靡な動きをする、その器官の持ち主は──虫も殺さぬような、平然とした顔立ちのまま、こちらに神判でも下すかのように、じっと見下ろして。
──もう、堪らない。
見上げると、巨大な峰のような乳肉が、つやつやと艶めきながら、まったりと蕩けた谷間の線を晒している。
そして、局部を見下ろせば、僕の下半身がすっかり隠れるほどの、ボリューミーすぎる肉の餅。
尻肉が、僕の腰からすっかりはみ出して、その周りを艶々の御御足でがっちり挟む。
あまりにも、淫魔。
搾精に全てをかけた、淫らで邪悪な、堕落を追求する悪魔であることは、言わずとも誰しもが悟り、教会に赴けば十字架を投げつけられるような、その女性は──しかし、歴とした、ヴァルキリーという天使なのだ。
それも、戦を司る、清廉潔白にして、厳格なる天の使い。
それが──男にまたがり、性的すぎる肉付きで、今もまた、媚びている。
そんな光景に、いつまでもいつまでも、興奮を隠せない。
「……そろそろ、お慣れになってはいかがですか?」
びくびくと、肉棒を震わせる僕に、両隣から。
肉々しい体つきの、殊更に媚びた天使が、寄り添った。
──いつもの、奉仕体勢。
僕が最も好む、ヴァルキリーに挟まれて、逃げ場のない騎乗位が、始まる。
ぶるりと、射精終わりの肉棒を震わせ、尿道に残った精液を吐いた。
「天使は、貴方様にとって、崇拝するものではありませんよ。」
「むしろ、その、逆なのですから……」
ひそひそとした、冷たくて甘い、ささやき。
たわわに実った、肥沃な肉体を、にゅりにゅり押しつけて、マーキングするように擦りながらそれを言うのだから──それだけで、射精には十分に足りてしまう。
絶頂明けの勃起が、またも持ち上がる。
膣襞に擦り上げられつつ、包皮をぬるりと剥かれつつ。
暖かな温度と、尻のずっしりした重みと、とろやわなマシュマロ全身媚肉の感触と。
それらを感じながら、黙ってペニスを固くした。
「いいですか?この天界において、崇拝されるべきは、勇士と英雄です……」
「つまるところ、この寝室では、ただ貴方だけ……。貴方一人が、全ての天使を統べる、主人なのですから……」
ぬるりと、膣からペニスが引き抜かれる。
じっくりねっとり、味わうように、名残惜しいように。
襞の一枚一枚が、曲がりくねった内部と共に、張り付いて、吸い付いて。
そうして、亀頭の先でぴたりと止まってから──また、尻肉が、音すら立てずに腰を叩く。
ひどくスローで緩慢で、染み込むように静かな、セックス。
いつもの、ただ快楽だけを重視した、野生の本能に反してゆっくりと行う──気持ちいいだけの、交尾だった。
「天使は全て、貴方の虜……。貴方様に、不遜ながら心から懸想する、はしたない雌なのですよ……」
「ですから、どうか、お構いなく……。畏れを感じる前に、抱き潰し、ハメ潰して頂ければ、我々はこれ以上なく幸せですから……」
ねっち、ねっち。
むっち、むっち、むっち、むっち……。
駄肉に溢れた、交尾用にあつらえられた餅尻が、腰に吸い付いては離れ、人間ならざる淫らな粘りを見せる。
染み渡る、音と水気。
むちむちと、スライムが何度もぶつかるような音が、ただ響く。
窓の外には、ただ不変の、黄金色の空。
常にそよ風だけがある、冒涜的なまでの無が、そこにはあり──だから、静かなのだ。
ここはただ、人間が天使に奉仕され、蕩けるためだけにある空間。
それがひどく強調されて──喘ぎを、小さく漏らした。
「ほら、目の前の天使をご覧になって下さい……。無表情の奥の、とめどない劣情を、愛欲を、感じませんか……?」
「天に斯くあれと創られし、都合のいいオナホ嫁としての役割を果たせた、恍惚を……貴方様も、ご理解頂けているでしょうか?」
たぱ、たぱ。
嘘みたいに爆乳が揺れて、谷間でぶつかり、水風船同士をぶつけたような音が鳴る。
天使と言うにはあまりにも下品な、長い乳。
ばるんと揺れて、指を食い込ませられるのを誘う、マゾ乳が揺れている。
その隣にもまた、乳。
まん丸に実った、張り詰めた乳と、適度に垂れた楕円の、柔らかな軟乳。
それらを携えて、天使がただ、待っている。
次に来る、交尾の順番を、ただ黙って、こちらの情事を見つめながら。
「ほら……その心の中。勇士様すきすき♡♡♡お射精顔とろとろでかわいすぎ♡♡♡永遠に奉仕できるの死ぬほど幸せぇ~っ……♡♡♡現世で生まれたその瞬間からガチ恋して目付しててよかったぁ~……♡♡♡と、そう言っているのが見えませんか?」
「ええ、そう……。おちんぽつよすぎ♡♡♡勇士ちんぽかっこよすぎ♡♡♡子宮屈服する♡♡♡おまんこラブ負けする♡♡♡あ~っ勇士さますきすきだいすきかっこいいよぉ……♡♡♡と。そうみっともなく宣言しているのが、見えますよね?」
ぬぱ、ぬぱ、ぬぱ。
尻肉で腰を叩き、叩き、叩き。
それをひたすら、呆れかえるほどの濃密さで繰り返していた彼女が、そっと身体をこちらに傾ける。
すきすきだいすき、かわいい、一生お世話してかわいがる、結婚して赤ちゃん百人孕む。
──この天使様が、そんなことを、僕に対して、まさか。
ばくばくと心臓を鳴らしながら、帳のように降りる銀色の長髪と共に、降りかかる一級の芸術品のような彼女の顔を見る。
ねっとりとペニスを扱かれ、頭が快感と肉欲に馬鹿になっているのは、重々分かっている。
だから、隣で囁かれる世迷い言にも、心を引き寄せられて、信じてしまっているのだ。
きっと、訂正されて、怒られる。
隣の天使様にも、くすくす笑われ、詰られる。
そうに違いないと、きゅっと目をつぶり、甘ったるく喘ぎながら、沙汰を待つ。
そうして、ヴァルキリーさんは──ちゅっと、首筋にキスをする。
それっきり、何かを言う訳でもなく、ただじっと。
吸い込まれそうなプラチナの瞳を、ただただ、見せつけた。
「……ほうら、そうでしょう?」
「ええ、そうです。卑しくも、勇士様の腰の上で跳ね、愛を貪る雌ですから。そうに決まっています」
──うそ、うそだ……♡♡♡
いいや、嘘ではない。
理性では──彼女たちが嘘をつくわけがないと。
ヴァルキリーさんが言うとおり、一言一句違わず、そう思っていると──まさか信じられないが、しかしそれが事実であると、そう知っているのに。
僕は、その絶望的なまでの都合良さに、目を背けてしまう。
全くの無駄なのに、そうせざるを得ない。
「……嘘では、ありませんよ」
腰のグラインドを止めることなく、ひどくいやらしく、円を描くように尻を練り付けながら、それでも表情一つ変えず。
彼女は、僕を否定した。
「あまりにも当然の事でしたので、わざわざ同意する必要もないかと思いましたが……それならば、私自らの口から、心の内を晒しましょうか?」
小首を傾げ、目尻は垂れもせず、顔の紅潮の一つもなく。
ただ普段通りの、美しい女神じみた顔で──乳肉を胸板に垂らし、むしゃぶるような口づけを挟みながら、僕に問う。
──僕は、ずっとずっと、喘いだままだ。
女の子みたいな甲高い甘え声を、背中を反らして、涎を溢れさせ、ただ出すだけ。
甘すぎる快感に浸り、それから逃げようと、腰を持ち上げようとして──それすら叶わず、押しつぶされる、哀れなマゾ。
そんな情けないものを、まさか天使様が、好ましいと思うはずがない。
──それは、人間の勝手な理屈です。
天使である彼女達からすれば、それこそ失笑ものの、道理の通らない思考。
ヴァルキリーの奉仕に心から悦び、最大限のリアクションを返す人間が──まさか、好ましくないはずがない。
腰の上で跳ねる彼女は、事務的に事実を伝えるように、そう言った。
「貴方様の事が、好きです。好き……貴方様とのセックスが大好き。肉棒が擦れる感覚も、子宮に糊のような精液を射精されるのも、貴方様が快感を感じている姿も。心を満たし、震えさせて、病みつきにさせられます」
言うまでもなく、セックスしていない時も、好き。
隣に寄り添っている時は、最も幸福を感じる。
愛している。
貴方がいなければいけない。
そんなことを矢継ぎ早にまくしたてられ、その間にも、孕みたがりな尻はむっちむっちと腰を叩き。
隣からは、射精せ、射精せ、イけ、イけ、と急かすように囁かれる。
そのどれもが甘く、甘く、ひたすらに甘ったるく。
人間を悦ばせ、人智を超えた快楽にたたき落とすための淫肉に、そして媚声に、堕ちる。
僕を満たす感覚──味覚、嗅覚、聴覚、視覚、そして触覚──その全てが、ただ極楽の、天使様の愛撫のみで構成された、天国。
何を感じても、快感。
どこまでも、どこまでも、天使様。
「……射精、近いのですか?」
「いくいくぴゅっぴゅ、催したのですね?」
天使様の身体が、みちりと狭まり、満ち満ちる。
ただでさえ密着したその淫肉を、思いっきり押しつけて、隙間なくぴっちりと、押しつぶしたのだ。
その、柔らかくコクに溢れた、雌の粋を詰めた天使の肉体に潰される、快さ。
より深い極楽に堕ちながら、微動だにできず、ただ全身が快楽に浸る感覚を、甘受させられる。
そうしながら、囁き声もまた、媚びる。
やたらと甘く、嘘くさいほど甘く、下品に下劣に、興奮さえ煽れればそれでいい。
自らの天使としての品格や品性すら貶めて、射精の快楽に傾倒させて、ただ絶頂を長く深くさせる、淫魔ですら躊躇する芸当を、いとも容易く行っている。
「好きです。好き、好き、好き……。心からお慕い申し上げます。永久にして絶対の忠誠を誓います。お望みとあらば、喜んで御不浄を舐めます。陰嚢をしゃぶるだけのお役目を与えられたら、それほどの光栄はありません。それほどに、貴方様の全てを愛しています。好き、かわいい、好き……」
浅く、細かな腰の揺さぶり。
それに合わせ、ほとんど顔まで密着するほど背中を曲げ、正面から言葉をぶつけられる。
音声読み上げのソフトのような、抑揚のない声のまま。
表情筋をぴくりとも動かさない、ただ冷徹な無表情のまま。
そうして、好き好きと連呼して、ひたすらこちらを持ち上げる。
ともすれば、厄介な男から好きと言えと強要され、皮肉たっぷりに心にもないことを言わされている女のようにすら思えるが、しかし──目の前のそれは、僕にぞっこんの、天使なのだ。
嘘をつくなどという機能が元からなく、ただ本心からメロメロであるが故に。
正直に、言うまでもなく知っているはずの心の内を、一言一句さらけ出すと、そう先程誓ったがために。
「また……より深く、愛されてしまいますね?格好いい、英雄らしい、とってもお強い射精で……また、天使を雌にしてしまいますね?」
「ああ、なんと罪作りな……。これ以上惚れられても仕方ないのに、貴方様がお可愛らしく、それでいて力強く、男らしいがために、また天使が貴方様の虜になってしまいます……」
ねち、ねち、ねち、ねぇち……。
最も狭い最奥と、ぷりぷりの子宮を叩く、浅いノック。
一刻も早い射精を煽る、その動きに、よもや耐えられるはずがない。
ぎゅう、と。
雌肉の壁が、また狭まる。
やわらかくてふかふかで、もっちもちなおっぱいに潰されるのが好き。
それをされながら、子宮のいっちばん奥で、たっぷり射精するのが、気が狂うほどすき。
囁かれて射精、すき。
でっかすぎる尻に潰されて射精、すき。
ぶっとくてどっしりした下半身に、何度も何度もしつこくしつこく、同じゆったりペースで交尾させられるの、すきすきすき。
だから、彼女達は、こぞってそれをするのだ。
脳みそを最もダメにする、クセになる射精。
それを、ただ、彼女たちはこなす。
最も心地よく、一度でも味わえば、それだけで廃人になるような射精を、機械的なまでに強要するだけ。
ただ、僕の心理を完璧に読み取った、気を狂わせるような本物の極楽を、ただ天使の本能から、ぶつけているだけ。
ぞくぞく、ぞくぞく。
全身に、とろりとした濃いシロップのような、甘すぎる痺れが満ち渡る。
脳が真っ白、何も考えられなくなる、その瞬間。
それが、気をやるほどの、至福の射精のサインだった。
「……お射精、致しますね?」
「では、いつも通り……」
むち、むち、むっ……ち。
もったりと重たげな尻が、細かなピストンを一時だけ止めて。
射精の予兆を見逃さず、大きくお尻を持ち上げ──落とし。
「イくっ……」
小さく、ほんの小さく。
心から、気持ちよさそうに、しかし声のトーンは一切変わることはなく。
──絶頂の、喘ぎを上げて。
それと同時に、彼女の膣内に、たっぷりと。
汚らしく濁った音を立て、放出した。
「イっています……。子宮も、膣も、全身が、深い幸福のアクメを味わっています……」
それと、全く同時。
ぐいっと顔を横向けさせられて、思いっきり、ベロキス。
舌先までぴんと伸ばし、強烈な痺れを味わっているところに、突然かまされるレイプキスに、悶絶を隠せない。
そのキスの後ろからは、べちょべちょと唾液を塗りたくる、浅ましい舌。
首筋に吸い付き、汗の一滴まで舐め尽くす、淫乱極まる舌使いに、腰が大きく跳ねそうになり──しかし、重い尻に押さえつけられて、身をよじることすら叶わない。
「イく、イきます……。深いアクメ、好きです……。子宮が、特に、深いです……」
──事務的な、報告。
崇められて然るべきの、神々しさすら纏う天使様の、深いアクメ報告に、射精の勢いが大きく増す。
ならば、静かに腰を練り付け、子宮にぐりぐり亀頭を擦る動きは、快感を貪るためなのだろうか。
膣が大きくうねるのは、僕を悦ばせるためではなく、ただ大きく絶頂しているからなのだろうか。
興奮、射精、絶頂、そうしてまた、興奮。
永遠にそのループに囚われて、視界が歪み、身体の感覚が溶けてゆく。
力一杯抱きしめた、天使様の蕩ける女体に、比喩でなく、沈んで取り込まれる感覚。
気持ちいいが無限に広がって、どこからどこまでが自分なのかすら分からない。
もう、極楽を通り越して、地獄。
ひたすら淫らで、幸せで、何も分からない。
ただ、天使様に全てが満たされて、気持ちよくて、射精する。
自分が今、呼吸をしているのかどうかも分からない。
どんな体勢なのかも分からない。
絶頂して、気持ちいいことだけが、分かる。
天使様が愛おしくて、好きで、自分の全部が天使様に包まれているのだけが、分かる。
きもちいい。
しあわせ。
すき。
──最後は、いつもそうなってしまう。
極めて単純な、純粋な快感だけが残って、快楽の極みを味わって。
そうして、今日もまた──気を失ってしまうのだ。
「……お目覚めですか?」
ふと、目が覚める。
未だに残る快感の余韻が、なんとも気怠い。
「もう、起きられますか?それとも、まだ眠られますか?」
じくじくと、全身が痺れて、心地よい。
寝ぼけた頭で、たっぷりの幸福感を感じ、目の前の女体に抱きついた。
暖かくて、柔らかくて、優しくて、いい匂い。
「……承知致しました」
ぐりぐりと、おっぱいに頭を擦りつける。
すると、優しく後頭部を撫でられる。
ふかふかむちむちの、極上女体抱き枕。
フェロモンたっぷり、甘めで濃いめ。
お肉もたっぷりめで、抱き心地重視の、むっちむちな感触。
ふわふわのベッドに横たわり、それを味わい、抱き寄せて。
そうして、しばらく甘えて──じわりと、性欲が鎌首をもたげるのを感じた。
「……寝たまま、なさいますか?」
「それとも、起きて十分なハーレムセックスをご所望ですか?」
「どちらでも、極楽なのは変わりませんが……どうか、お決め下さいませ」
──そうして、僕はまた、天使様に、堕ちる。
天国は、永久に時間の流れない場所だ。
だから、永久に変わらないし、変われない。
何度味わっても、天使の肉体には慣れられず、天使の愛撫には最大限の興奮を覚えてしまう。
そうして、気を失うほどの極楽を味わい──また、繰り返す。
そんな一日だけを、無限に繰り返しているにも等しい、天国での生活。
それは、究極的なまでに残酷で、おぞましい地獄の刑罰にも等しいということを、僕はとっくに知っていた。
だからこそ、深く深く興奮して──今日もまた、天使様に、甘える。
ずっとずっと、永遠に、そうしていた。