「おにーさん♪おっはよー!」
元気な女の子の声が聞こえる。
「ンムッ!ンーンー!!!」
高校生の僕は、鼻だけ露出したラバーマスクを着けさせられ、体は黒いガムテープで一本の棒のようにミイラ拘束されていた。その中は全裸だ。
事の始まりは昨日の夜に遡る…
ーーーーーーーーーーーーーー
「はぁ…今日も部活疲れたな…。早い所帰って寝よう…。」
夕方。サッカー部に所属している僕は、疲れた体を引きずって自宅に帰っていた。
グスッ…グスッ…
どこからか子供の泣き声のような声が聞こえる。
「こんな時間に子供の声?まさかお…お化けっ!?」
日が暮れて空が黒ずんできた時間帯。そんな時間に不釣り合いな声に僕はビクビクしながら辺りを見渡した。
すると、路地裏でしゃがんで泣いている小さな女の子の姿が見えた。髪をツインテールにまとめ、ピンクのワンピースに身を包んだ可愛らしい女の子だ。
(なんだ、普通の女の子だ。それにしても、こんな時間になにしてるんだろう?危ないな。)
泣いてる小さい子を放っておくわけにもいかず、僕は声をかけた。
「ねえ、どうしたの?こんな時間に一人だと危ないよ?」
僕が声をかけると、女の子は少し驚いた顔をした。そして、泣くのが収まった頃にこう口にした。
「グスッ…遊びに使うお人形を探してたの…」
「そうなんだ…。それは大変だったね。でも、こんな時間だし危ないよ?そうだ!僕も一緒に探してあげるよ!」
「本当?でもおにーさんも、こんなまっくらなところにいるとあぶないよ?お化けが出て連れてかれちゃうよ?」
子供ながらも僕を気遣ってくれる優しい女の子に、僕はクスッと笑いながら
「大丈夫!お兄ちゃんは高校生だし、お化けが出たら追い払ってあげる!」
お化けは怖いけど、女の子を安心させるためにそう言った。
「クスッ…ありがとうおにーさん!」
女の子に元気が戻ったようだった。
「よーし、じゃあお人形早く見つけなくちゃね!」
そう言ってしゃがんで人形を探し始めた。
「あっそうだ。お人形ってどんな感じなの?」
人形の容姿が分かれば、人形を見つける手掛かりになるかと思い、僕は女の子に尋ねた。
「うーんとね、おにーさんみたいな感じ!」
「えっ?僕みたいな?男の子のお人形なんだ。」
「うん!おにーさんみたいなカワイイ感じ!」
僕は小さな頃からあまり男っぽい容姿ではなかったから、それが少しコンプレックスだった。
「カワイイって…僕だって男の子なんだからカッコいいって言って欲しいなぁ笑」
と少し言い返すと
「えへへ、ごめんね?」
と、いたずらっぽく笑った。
可愛らしい女の子に少し照れながらも
僕は人形を探した。
その後十分ほど探したが、人形が見つかる気配はない。
(なかなか見つからないなぁ)
と女の子に背を向けた瞬間、後ろから薬品のようなものを嗅がされて、意識を失い今に至る。
ーーーーーーーーーーーーーー
「ふぅ、見つかってよかった!私のお人形さん❤︎探すの時間かかったんだからね?」
そう言いながら○学生は俺のほうに近づいてくる。
「ンンンっ!」
僕は訳もわからず頭が真っ白になりながらも、この体が動かない状況をどうにかしようともがく。しかし体にガムテープが食い込んで、全くと言っていいほど緩まない。
「あはは、芋虫みた〜い!おもしろ〜い!」
女の子は無邪気に笑っている。
「ンンッ!?ンンー!!」
僕は今おかれた状況への疑問を女の子にぶつけるように、声にならない声を上げる。
「あーあ、だからまっくらなところにいるとあぶないよって言ったのに〜笑」
「でもわたしはお人形さんをみつけられたし、ありがと!おにーさん!」
と、馬鹿にしたように女の子が言う。
「わたしはおにーさんみたいな、カワイくていじめたくなるようなお人形さんを探してたの!だからおにーさんはこれからずっとわたしのお人形さん!わかった?」
つまり僕は嵌められたのだ。
こんなひと回りも小さい女の子に。
んん!!(そんなの嫌だ!家に帰して!!)
そう思い抗議のうめきを上げる。
「じゃあね、これからお人形遊びのお時間だからね!一緒に遊ぼうね!」
僕の声を無視し女の子は話し始める。
「じゃあ今からシャボン玉遊びしようね!お人形さん?わたしお人形さんとシャボン玉飛ばすの大好きなんだ!」
「ンム?」(シャボン玉?人形遊びなのに?)
なにか恐ろしいことや痛い事をされるかと思っていた僕は、その言葉に少し気を抜いた。もしかして、この状態も子供のいたずらなのかもしれないと言うわずかな希望を持った。
「よーし、じゅんびもできからシャボン玉遊びしようね!ふたりで頑張って大きなシャボン玉とばそうね!」
「じゃあお人形さんの鼻にシャボンえきぬるから、おっきなシャボン玉作ってね!」
(僕が鼻でシャボン玉をつくる?)
シャボン玉遊びにしては少し違和感のある遊び方だが、女の子が満足するまで遊べば終わると思い、この屈辱に耐えようと思った。
「じゃあぬるからねー」
グチョ…ネチョ…
粘性のある液体の音がする。シャンプーか何かだろう。
「いくよー、えいっ!」
ベチョ!
(んっ………!?!?!!?!???)
鼻に液体が塗られて数秒して、僕は体をバタバタとよじらせた。
急に鼻に液体を塗られて驚いた訳ではない。僕はその液体の「匂い」に驚いたのだ。
「ンググーーーーーー!!」(臭い!!臭いーー!!)
女の子がシャボン液と呼ぶそれは、とてつもない悪臭を放っていた。
「えへへ、おどろいた?それわたしのツバなんだ!」
(ツバ?これが女の子の唾!?こんな鼻が曲がりそうな匂いのものが、小さな女の子の唾だっていうの!?)
「ングっ!ンググググ!ンーーーー!!」
僕は臭いから逃れようと全力でもがき、ブルブルと震えながら海老反りのようなポーズで呻いていた。
「くさい?わたしもう何週間も歯をみがいてないんだ。でもそうしないと、おっきくなるシャボンえき作れないんだ!ガマンしてね!」
悪びれる様子もなく女の子は僕に声援をかけた。
「ンッ!ンッ!ンッ!ンーーー!!」
僕にそんな声を聞く余裕もなく、僕は鼻についた唾を飛ばそうと頭をブンブンと振り回した。しかし、そのシャボン液は「唾」というよりも「痰」のようなもので、とてつもない粘度を誇っていた。
「ちょっと!せっかくのシャボンえきが取れちゃうじゃん!」
女の子は少し怒ったようで、僕の頭を踏んづけた。
「もー、もったいないことしないで!」
クチュクチュ…ペッ!ベチョ〜
僕の鼻に痰が追加された。
「ングッ!ズズッ…ングッ!!?ングゥっ!」
大量の痰で鼻を塞がれたことにより、鼻から痰を吸ってしまい、僕は嗚咽を漏らした。
「ングゥ!フグッ!フー…フー……!?!??!ングゥーーーーーーー!!」
呼吸を落ち着けたと思い、深く息を吸ったら、痰の臭いが鼻を犯した。さらに痰をすすったせいで、鼻の粘膜にも臭いがこびりつき、より一層臭いがきつくなる。
「ンフー!フン!フン!フーーーーーッ!フゥ…!スーッ……!!!!ングゥー!!」
鼻の内側にこびりついた痰を飛ばそうと鼻息を荒くした。しかしそんなことで痰が取れるわけもなく、むしろ疲れて息を深く吸ってしまい、臭いをより感じてしまうという、悪循環を招いていた。
「もー、きのうはお兄ちゃんがおばけもやっつけちゃうって言ってたのに!
お兄ちゃんなんだからガマンできるでしょ!」
理不尽な言葉を浴びせられる。
「おっきなシャボン玉作れたら終わりだから、ねっ?」
その言葉に少し落ち着き、ブルブルと痙攣しながら臭いを我慢して呼吸を整える。
「さっすがお兄ちゃん!えらいえらい!!じゃあもっかいやりなおしね!」
ベチョ〜
鼻に新しい痰が塗られる。
ングゥ!ング!…フーッ…!!
(臭い!!臭い臭い!でも耐えるんだ…早くこの子を満足させないと…!!)
プクーッ
シャボン玉、もとい痰で作られた鼻ちょうちんが膨らんでいく。しかし…
パンっ…
「うーん、まだ全然ちっちゃいよ〜?もっと頑張って!」
できた鼻ちょうちんは女の子の満足いくものではなかったらしく、その後何回も臭いに耐えながら鼻ちょうちんを作り続けた。
高校生が拘束され、床に転がされて、痰で出来たシャボン玉を鼻で作らせられ、それを小さな女の子に応援されながら眺められる。
側から見たらどんなに滑稽で無様な光景だろうか。
しかし僕はこの状態から脱出するためにはそうするしかなかった。それしか出来ないのだ。
そして…
プクーー!
「うわぁすごい!お人形さん!あともうちょっと!頑張って!」
パンッ…
「あーあ、おしかったなぁ…」
(あともう少しだったのに…!でももうこれ以上は無理だよ…許して…)
もう体力的にも精神的にも限界だった。大きなシャボン玉を作るということは、その分作った後に深く息をするということだ。大きなシャボン玉を作れば作るほど臭いを嗅がなくてはいけない状況に、今にも逃げ出したい気持ちだった。
「うーん、なかなかおっきいの作れないね…。あっそうだ!これがあればおっきいシャボン玉作れるかも!忘れてた!」
と、ゴソゴソと何かを取り出す音が聞こえ
る。
「はーい、じゃあ、これでもっとカワイかなるからねー❤︎おめかし♪おめかし〜♪」
「ンググッ!!」(痛いっ!)
鼻が何かしらの器具で上に釣り上げられ、鋭い痛みが走る。そして股間にもなにか取り付けられたようだった。
「これねー、わたしのおねえちゃんが貸してくれたんだけど、"はなふっく"ってやつとね、"ろーたー"?ってやつなんだって!」
「"はなふっく"はね、お人形さんがカワイくなるし、おっきなシャボン玉が作りやすくなるんだ!"ろーたー"はね、お人形さんが気持ちよくなれるんだって!わたしのおねえちゃんね、せんせーだから物知りなんだ!すごいでしょ?」
と自慢げに話す女の子
(もう嫌だ…もう許して…!)
「クチュクチュクチュ…タラー…あっ!今回のシャボンえきすごいいいかんじ!これならおっきいのつくれるよ!じゃあいくよー…それっ!」ベッョ
先ほどよりも粘度の高い痰が大量に鼻に塗りたくられた。
「ングッ!!?ングゥーーーーー!!ムーーーー!!!」
(!?!?なにこれ!?臭い!!!!!!臭すぎる!!臭い臭い臭い臭い臭い臭い!!!)
女の子のとっておきの痰、更に鼻フックで鼻を無理やり広げられ、より臭い匂いをより深く嗅いでしまい、先ほどまで痰の臭いに少し慣れていたはずの鼻が、更に強烈な臭いに上塗りされた。
「お人形さん!頑張って!そうだ!気持ちよくしたげる!スイッチオン!」
ヴヴヴヴヴヴ!!!
「!?!?!?ンンンン!ンムーッ!!!」
ローターのスイッチが押され、股間を強烈な刺激が襲う。
普通、こんなひどい匂いを嗅がされて勃つはずのないペニスが、ローターによって半ば強制的に勃たされる。
(嫌だ!こんなのでイきたくない!)
そう思うも、ローターの動きは止まらず、股間への刺激が続く。
「まだきもちくない?もーちょっと強くしてあげるね!」
「ンムッ!?ンムーッ!ンムーッ!」
(ちょっと待って!今そんなことされたら…!)
カチッ
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!!!!!!
ンンンン!!!ングゥーーーーーーーーー!!!
(うううう!!こんな匂い嗅ぎながらイったらおかしくなる!)
「お人形さん気持ちいい?臭いツバの匂いかぎながら、くさくさ鼻ちょうちん作りながらイッちゃえ!!」
ングッングッ!!ンッ!!ンッ!!ンンンンーーーー!!!
(イクッ!イクッ!イグゥーーーーーーーーーー!!)
ビュルルル!!ビュル!
鼻に大きなシャボン玉を作りながら女の子の掛け声とともに僕は射精した。
プクーッ!
「やったぁ!おっきなシャボン玉できた!ありがとうお兄ちゃん!」
(これで…解放される…よかった…)
そう思いながら気を失った。
それから何時間か時間が過ぎ、僕は目を覚ました。
(気絶してた…)
「おはよーお人形さん。よい…しょ。よいしょ。」
女の子だ。どうやら僕は紐にくくりつけられて、女の子に引きづられているようだ。
「よっこいしょっ…っと!」
「お人形さんよく頑張ったね!あんな大きなシャボン玉はじめてみれた!おつかれさま!」
女の子はそう言い、ガチャリとドアの開く音が聞こえる。
(ああ、ようやく解放してくれるんだ…助かった…)
ドスンと僕の体がドアの向こう側に置かれる。
「!??!ンン!!ンンムッ!!」
(うそ!?このまま外に出されるの!?これ外してよ!?)
と声を上げる。
その時、違和感に気づいた。
僕が置かれたそこは、外ではなく部屋だった。
「ンムゥ…ンムゥ…」
「ングーーーー!!ングー!!」
「ンンンンンンンン!!!」
「グムゥ!グムゥ!」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!!
呻き声が聞こえる。僕の声じゃない。ローターの音が聞こえる。僕のじゃない。
最悪の考えが頭をよぎる。
(まさか、僕以外にも同じような人が…ってことは…)
「次はもっとおっきなシャボン玉つくれるように頑張ろうね!10番目のお人形さん!」
(!?!?!?嘘だ嘘だ嘘だ!!だっておっきなシャボン玉つくったら解放してくれるって言ってたじゃん!!)
「ンムゥ!!!!ンンンン!!!ンゥーーー!!!!ンゥーー!!!ンーーーーーーーーー!!!」
怒り・パニック・恐怖。様々な感情が湧いてきて、今までにないくらい暴れる。
「どうしたのお人形さん?"今日の"シャボン玉作りは終わりだよ?」
女の子は素っ気ない態度でそういった。
「でもこの部屋のみんなもっとおっきなシャボン玉つくるためにがんばってくれてるから、10番目のお人形さんも練習しないとね!」
ベッチョー
そう言って鼻にまた痰を塗りたくり、
「じゃあね、おやすみ。」
と言いドアを閉めて言った。
ンムゥ!!ンムゥーー!!
(待って!!お願い!!)
バタン!
僕は絶望のどん底に落とされた。
ンンンン!!ンゥーーー!!
(嫌だ嫌だ嫌だ!!)
現実から逃避するように僕はもがく。
鼻ちょうちんが膨らんでは割れる。
もう自分の無様な姿などどうでもよく、泣きながらもがき続けた。
しかし、そんなことで逃げられるはずもなく、だんだん力がなくなっていった。
そして…僕は新しい苦痛を味わうことになる。
「ンフゥ…ンフゥ……ン!?ンフゥ!?!ンムーーーーーー!!」
シャボン玉を作り続けていたときには味わったことのない匂いが突然鼻を犯した。その原因はすぐにわかった。
先ほどまでは痰を塗り続けられていたが、放置されて痰が乾き、すえた匂いが漂いはじめたのだ。
「ンムーーーーーー!!ムグググググ!!」
(臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い!!!)
ヴヴヴヴヴヴヴヴ!!
同時にローターが動き出した。おそらくタイマーで定期的に作動するようにしてあるのだろう。
「ンム!?ングッングッ!!ンッ!!ンッ!!ンッ!!!ンンーー!!」
(嘘!?なんでローターが!?駄目!この匂いでイッたら戻れなくなる!!)
必死に耐えようとしたが
ングゥーーーーーー!!!
(イグゥーーーーーー!!)
ビュルビュルビュルビュル!!
ものの数秒で射精してしまう。
何時間も痰の匂いを嗅がされて、いつの間にか体が勝手に痰で興奮するようになってしまっていた。
そうしてすえた臭いの漂う部屋で、もぞもぞとともがく10人の人形。
(誰か…助けて…)
僕は何度もイキながら、薄れゆく意識の中でそう願った。
INDDUCK:↑话说痰真的是臭的吗。
是的,一般是人体呼吸道产生的分泌物经过细菌的生物处理,会产生恶臭素类的东西,不一定是臭的,但可以是臭的。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8373872
找到出处了
同求翻译