Mの教室 第一部 世界
――
蛇は女に言った。
「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。
それを食べるとあなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを神は知っておられるのです」
女がその木を見るとそれは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたからその実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので彼も食べた ――
「はい。以上が有名な旧約聖書の創世記―第三章―の冒頭部分に出てくる『禁断の果実』の逸話ですね。良いですか? このようにいつの時代も女が男に与えてきたのです。ですから男の皆さんは立場をわきまえて、いい子にするのですよ?」
教団の上の椅子に座った女教師はそう言うと、黒いストッキングで包んだ足を、正座する男子生徒たちの目線の高さでゆっくりと一度交差させてから、立ち上がった。
前から二番目で正座させられている生徒が少しだけ前のめりになる。彼は他の男子よりも精力が強いのか、単に我慢ができないだけなのか。先日も夢精したばかりだ。その罰で授業中男子は白ブリーフのみ着用のところ、彼一人だけが女児パンツのみで正座させられている。
当然全ての男子生徒は特別の時間を除いて、24時間貞操帯の着用が義務付けられている。だから夢精はおろか勃起も難しいのが現状である。しかし二番目の彼のように精が強い者に限って、勃起しなくても精液だけが漏れてしまうという特異なケースが有る。女教師は二番目の彼がそういう男子生徒と分かっていて、ゆっくりと足を組み直したのだ。
「こーらっ! 先生相手に何考えてんの!」
丸めたノートで二番目の彼の頭を、コツンと叩いたのは彼の持ち主(オーナー)である女子生徒だった。彼女は苦笑するように微笑んでから、「罰は…、お尻叩きかな」とだけ付け加えて、黒板に視線を戻す。
その罰は間違いなく行われるだろう。
あえて学校名は伏せておく。諸読者の想像が遠く及ばない事など無いからだ。多分貴方が知っている所と変わりはしない。違うところは、ただひとつ。歴史的にここは女性が圧倒的だということだけだ。
それは法律面、経済面、あるいは社会通念上、その他全てで女性が圧倒しているということ。
まず法律の話。男性の権限は持ち主である女性の許す範囲内と定められている。具体的に言えば、全ての行動に女性の許可がいる。言葉にしなくても女性の心を読み、女性の希望する通りに動くこと。それ以外の行動、所作、思想は違法であり、刑罰の対象である。無論、男性に選挙権はない。被選挙権は言うに及ばず。また男性に職業選択の自由はなく、
高校大学への進学は同学年の女生徒に自らの持ち主になってもらい、許可を貰わなければならない。交際関係、あるいは交際未満の関係ではあるものの女性が男性の持ち主になった場合のみ、男性は女性に対して、『オネダリ』が許される。進学、就職などは全て女性への『オネダリ』の賜物なのだ。
しかし一方で、女子生徒は男子生徒を所有していないとなにかと世間体が悪かったりする上、不便といえば不便なので仕方なく男子を所有しているケースもある。そういうケースの男子は大概女子にかまってもらえていないので、目を見ればすぐに判別できる。
次に経済的問題である。男性の収入は最大でも女性の収入の10分の1以下と法的に定められている。具体的に言おう。女性の新入社員の給与が20万とするならば、男性社員の給与はどれだけ長く勤めても、どれだけ手柄を立てても2万円以下が限度。これ以上上がることはない。(2万円に手が届くというのは、男性としては異例とも言える高待遇ではあるが…。)よって、全ての男性は比較的早い時期から、女性に媚を売るようになる。女性の庇護がなければ、生きていけないと知るからだ。誤解のないように言っておくが、物価は東京と変わらない。月に2万円では生きていけないことがご理解いただけるだろう。
最後に社会通年上の立場の違い。これは教育が大きく関係している。子供の頃から男は女よりも下だと、全ての学生が教えられる。社会に出てもそれらは変わることがない。ここが最も根幹をなす所で、揺るがしがたい。教育とは本当に大切なのだ。子供の頃から明確に立場を分けられ、女性上位、男性下位と理解し、反すれば社会がその者を厳しく罰する。無論この話にはそのような女性に対して反抗的な者は出てこない。
この話の冒頭にあえて高校のクラスを話したのは、わかりやすい例がはっきりと出ているからだ。
女子生徒は、自身の机が与えられる。男子生徒には無い。女子は椅子が与えられる。男子には無い。だから男子は全員冷たく硬いタイルの上に直接正座している他に無い。この学校では他校と同様に男子が個人的な所持品を持つことが許されていない上、机や椅子など学校からの貸与品も無い。だから授業中はノートを取ることも、教科書を開くこともない。ただ女子の机の横で正座し、女子がより賢くなる姿を敬うだけだ。
男子は授業中、白ブリーフのみという話をしたが、他にも赤い首輪。首輪からはリード代わりの鎖。そして白ブリーフの中は睾丸以外を包む貞操帯の着用が義務付けられている。
あえて男子が優遇されている点がある話をしよう。男子が女子よりも優遇されている点、それはほとんどの高校がそうであるようにこの高校でも男子学生は基本的に入学試験が免除されているという点だ。というのは男子生徒はそもそも所有物なのだから学力は不要との考えが根幹にある。また同時に男子の学力は、女子のそれに比べて平均的に見ても、遠く及ばない。男子の最高点は女子の最低点よりもはるかに低いのだ。その点も考慮され、『同じ土俵、同じ次元にあらず。お情けでここに置いてあげている』という事だけなのだ。
また男子生徒に限らず男性の中には、自らが肉体的に女性に勝ると思い込んでいるケースが稀にある。これは間違いだ。確かに男性の方が体格では勝る。これは間違いない。しかし最高のマシンを積んだバイクを扱うのには最高のライダーが要るように、肉体の基本的性能が高くても、それを操る精神力や知能が追いついていなければ話にならないのだ。女子生徒と男子生徒を同じ内容で体力テストを行うとそれが、明確に浮かび上がる。
例えばフルマラソン。体力的に男子はそれを完走することが出来るはずである。しかし完走できる男子高校生は学年全体でも『0』、一人もいないのが一般的である。対して女子は100人中100人が完走する。精神力の強さと、自分の肉体を考えてのペース配分が出来る知能がそれを成功させている。
もっと単純な体力テストはどうだろうか。例えば、100メートル走。これなら体力のみに近い。しかしこれも女子生徒の数値に、男子は遠く及ばない。理由は簡単である。勝つことを意識した走り、謂わば勝ち癖のついた女子の走りと負けることが常に頭にちらつく中での走り、謂わば負け癖のついた男子の走りではそもそもフォームが違う。早く走るための筋肉の使い方を無意識に行える女子と、負けしか知らない男子ではどうしても差が出てしまうのだ。
この話は後の章に出てくるが、体育の授業の際、女子は男子に対する態度で明確に『持ち物である男子をどう思っているか』が出てしまう。明確に侮蔑の目を向ける者。明確に哀れみの目を向ける者。まるで小動物を扱うかのごとく、慈愛の瞳を向ける者。
しかし、男子にこれに抗う手段はない。そもそも抗う程の度胸も無い。また男子たる者、そうであるべきだ。
男子が女子に反抗する意識を持たない理由は、性から生まれる圧倒的な能力、立場の違いだけでは無い。普段からそうさせないようにしている点も大きい。授業中の白ブリーフなどがそれだ。他にも、首輪から伸びている鎖。これを強く引くと首輪の中にかなり強い電気が走るようになっている。元々は犬の躾用に開発されたこの技術も、今は男子生徒の制服である首輪への転用需要が完全に勝っている。この首輪故に、男子は女子にはどんな些細な事でも意に反しないよう最大限注意する。また、授業中は女子が授業に集中できるよう男子の鎖は持ち主(オーナー)の机に繋がれている。
以上が大まかなこの高校の説明である。細かい点に関しては、おいおい状況に応じて説明しよう。
「何か質問は?」
女教師の言葉はあくまで優しい。されど、授業終わりにしっかりと釘を刺してから彼女は授業を終えた。
「はい。では今日はここまで。二番目クン。そうよ。そこの女児パンティー穿いている恥しぃ格好のキミ。担任の先生にはあたしから言っておくから、今日のホームルームでクラス内裁判にかけてもらいなさい。懲罰もしっかり受けて反省しておくこと。次の授業で試すから。いいわね? 次回の授業は明日。女子の皆さんは予習をしっかりやっておいてね」
「きり~っつ、礼っ」
無論男子生徒は床にひたいを擦り付けて礼をする。女子生徒たちはそれを確認してから一斉に立ち上がり女教師に一礼をすると、ちょうど頃合いよくチャイムが鳴った。他の男子たちが頭を上げて女子に媚を売ったり、御機嫌取りを始めているのに、二番目の彼だけは頭を上げられないでいる。クラス内裁判が怖いのだ。
Mの教室 第二部 クラス内裁判 刑罰は男子全員お尻叩き。
便宜上、この裁判での被告人を『二番目の彼』とする。二番目の彼はホームルーム中クラス全員が見つめる中、女児パンツ1枚の格好のまま黒板の前に立たされていた。彼の股間に女子全員の視線が刺さる。
今、彼女たちが見たいのは、これから裁判にかけられることになった『二番目の彼』が、その圧迫感に負けて勃起してしまうところだ。誰かに裁かれるということはとても強いストレスが生じる。それは空間そのものに圧迫されているかのようなストレスだ。そして男子である彼がそのことに勃起しないはずがない。
(自分は今から裁かれるのだ)
そう思うだけで、普通の健常な男子なら勃起するはずである。
しかしすでに説明した通り、すべての男子高校生は貞操帯を嵌められている。よって勃起は完成しない。途中まで膨れ上がって貞操帯によって強い痛みを与えられ、悶え苦しむことになる。
それを女子生徒達は期待しているのだ。
無論、担任の女教師もそのことを熟知しているので、じっくりと時間をかけて詰問する。
「さて、皆さん。先日も貞操帯をつけているにも関わらず夢精してしまった二番目の彼クンが、今日もやらかしてくれました。みなさんも御存知の通り、歴史文化の授業中担当先生の下着を覗き、勃起しそうになったんですよね? 二番目の彼クン」
「……う、はい」
「それっていけないことだって、自覚はあるのかしら?」
「…はい、すみません」
二番目の彼はうつむいて、声が小さくなっていった。その声を聞いて女性たちの期待はどんどんと大きくなってゆくのだ。クスクスと漏れ笑いを始める者までいる。
「そう、自覚があってしたのなら余計にタチが悪いわね。厳しい罰が必要だわ」
二番目の彼の目にはもうすでに涙が浮かんでいる。しかし、助ける者などいない。持ち主である女子生徒の口からもそういう言葉は出てこない。むしろ笑顔で微笑みながら二番目の彼を見ている。小さな子供を見るような、そういう瞳を向けて二番目の彼を見ているだけだ。
「でも困ったわね。もう男子の象徴である白ブリーフは取り上げちゃったし…。どうせ射精禁止期間を延ばしても、キミは夢精しちゃうんでしょう?」
「うっ……うっ……」
「泣いても許したりはしないわよ。さて……誰か良いお仕置きのアイディアはあるかしら?」
担任の女教師がそう声を上げると、次々と女子生徒は手を上げた。
「あらあら。普段の授業もこれくらい積極的だと先生嬉しいわ。みんなアイディアがあるのね。じゃあ、まずはそうね。池田さん。あなたはどう思う?」
「はい! パンツも脱がせて、一週間商店街のボランティア掃除なんてどうでしょう!」
「公衆の面前に晒す。確かに良いアイディアですね。でも、それだと商店街の方々に許可を取らないといけないわ。それにちょっと面倒だし、今日お願いして今日お伺いするなんて不躾だわ。じゃあ他に…、藍田さん。あなたも手をあげていたわね。意見をどうぞ」
「はい。先生。男子全員の連帯責任として、男子全員のア○ルにお酢を注入するのは如何でしょうか?」
「う~ん。クラス全員の男子が連帯で責任をとるのは、良いアイディアだと先生も思うわ。でも、浣腸はいただけないわね。男子全員が一斉にウンチをお漏らしするのは見ていてとても爽快だけど……。今は掃除強化週間でしょう? この時期にあまり男子の汚物を垂れ流すのはあまり良くないわね。それじゃあ、次は……」
「先生~っ!」
「え? なぁに? 桃野さん」
「さっき、持ち主である加賀さんが『お尻叩き』がどうとかって言ってました~っ」
「え? そうなの?」
「あ……はい。すみません、先生。だって、なんかみんなでお仕置き決めるって雰囲気になってしまったから、別にいいかなって…」
「ダメよ~。一度宣告したお仕置きはちゃんと実行しないと。でも…そうね。丁度良いかもね。はい。じゃあ、先生の意見はこうします。
『放課後、男子は全員連帯責任で持ち主である女子生徒の皆さんからお尻叩きを頂くこと! もちろんスパンキング用のラケット、『躾板』を使ってしっかり厳し目に叩いてもらいなさい。男子は全員、先生の下着を見て欲情するなんてとんでもない粗相は二度としないよう反省すること』
はい。これに決定ね。これならお仕置きの宣告も嘘にはならないし、藍田さんの『男子は連帯責任でお仕置き』というアイディアも活かすことが出来るわ。
どう思う? あなたのせいで他のちゃんと我慢できた男子まであなたと一緒にお尻叩きを受けることになったわよ? 二番目の彼クン❤」
女教師の言葉に、二番目の彼はついに股間を抑えてしまった。
「むぐぅ……。あいっ! 痛いっ! ふぐっ!」
「あらあらあら~❤ 先生は叱ってるのよ? それなのにどうしたの? オチ○チンが痛む? ダメよ。勃起しちゃ❤ 二番目の彼クンは特別お尻叩きの回数増やしてもらおうね。 じゃないと、ちゃんと反省出来そうにないものね。クスクス」
女子生徒たちは嬉しそうにニヤニヤとしながら、二番目の彼が悶える姿を見て笑う。二番目の彼が貞操帯の中で男としての象徴が暴れまわるのに、ただひたすら耐えなければならない苦痛の表情がたまらなく可笑しくて、愛おしくて、そしてブザマに見えるのだ。
(自分のせいで……自分のせいで……自分のせいで……)
そう思えば思うほど、二番目の彼は勃起が始まる。心も股間も苦しむことになる。それが女子生徒たちは楽しくて楽しくて仕方がないのだ。
一方他の男子生徒たちが二番目の彼を恨んでいるかといえば決してそうではない。ほとんどの男子生徒は二番目の彼に同情しているし、仕方がないと思っている。美しい年上女性があれほどゆっくりと、時間をかけて足を組めば自然と奥を見たくなることは否定出来ない。自分が二番目の彼と自分が入れ変わっていても少しもおかしくはない。だから恨んだりはしない。それどころか中には二番目の彼に感謝している人間さえいる。これも当然といえば当然だ。お仕置きとはいえ女子にかまってもらえるのだ。否。お仕置きしてもらえるのだ。感謝しないほうが可怪しい。健常な男子ならこれは喜ぶべきことであり、勃起するべき事態だ。
幾人かの男子生徒が女子生徒の横で正座したまま、前のめりにうずくまる。そして苦痛の声を漏らしては、女子に
「あっ! 勃起!? もう……ダメでしょっ!」
と叱責を受け、背中を踏まれ、
「アンタも二番目の彼と同じだけの回数、お尻叩きね」
と追加の罰の宣告を受けるのだ。
ホームルームが終わり、男子生徒たちはズボン、Yシャツ、ブレザーを着る。学校外での白ブリーフのみの着用はマナー違反だからだ。登校下校時は普通の格好だが、授業が始まると白ブリーフのみ。この日常の異様さが日々男子生徒の心に少しづつ上下関係の意識を浸透させている。
しかしこの日はクラス内裁判で決まった通り、放課後のスパンキング刑がある。男子達はクラスの机を端に寄せ、女子が座る椅子だけを並べる。そして、女子のロッカーから『躾板』を取ってくるのだ。
『躾板』に関して話そう。スパンキングそのものの説明は要らないと思う。お尻叩き、お尻ペンペンと言った呼ばれ方をする元来は子供にするための体罰だ。しかし対象がある程度成長した場合、手の平で尻を叩くと手の方が痛む場合がある。これでは、本末転倒で粗相をした側の罰にならない。そこで、尻を叩くためだけに作られた木の板。それも特別硬い樫の木で作られた最高級のお尻叩き用のスパンキングラケットがこの学校では各女子生徒に貸与される。これを『躾板』と呼んでいるのだ。
「いらっしゃい。二番目の彼のせいで今日はお仕置きだけど…あなたも先生のパンツを覗きそうになったでしょ? あたしという女がいながらそういうことをするなんて信じられない! たっぷりお尻叩きしてあげるから、誰が主人なのかよくよく思い出して、しっかり反省するのよ」
「…はい。あ…あ…あのっ! おっ……お尻叩きの罰、よろしくお願いします!」
男子は気をつけをして元気よく、そう言葉にして懲罰をおねだりしなければならない。その方がバカっぽくて笑えるからだ。女子は、男子を嘲笑の対象以外にはそれほど重要に思ってなどいない。だからせめてこうするしか男子に道はない。
「クスクス。恥ずかしくないの? まぁ、いいや。ほら。躾板出しなさい」
『躾板』を渡された女子は男子を自らの横、左側に立たせる。そして男子のベルトを外し、ズボンをすねのあたりまで下ろしてやる。無論ズボンの中の白ブリーフもだ。脱がすのは女子の役目。自分で脱ぐよりも、お仕置きのために脱がされるという恥ずかしい思いを男子にさせるためだ。女子の細く白い指先がブリーフのゴムひもと男子の肌の間に滑りこみ、男子の肌にほんのり人肌の温もりを伝える。そして指先が下に降りてゆくと男子の貞操帯がぷるんと外気に晒され、弾け出る。
「ぷっ。いつ見ても小さいわね」
貞操帯はよくある透明な、中の見えるタイプ。中で卑小なチ○ポがどうなっているのかよく見える。この男子生徒の性器は、女子の小指の長さとさほど変わらないサイズで、しかもカリが殆ど無い。根本から一直線になってしまっている。
「こんなオチ○チンのくせに、いっちょまえに欲情するんだから。全く」
女子生徒はそう言うと男子の手を引いて、自らの太ももの上に男子をうつ伏せに寝かせる。
「地面に手をついてっ! お尻は高く上げるっ! 頭はもっと下げなさいっ!」
このように命じるのは、この女子だけではない。他の女子も同様だ。最も屈辱的で、最も叩きやすい体勢を指示する。
そして全てのペアーがお尻叩き体勢を整えた頃合いを見て、担任の女子教師が号令をかけた。
「はい。皆さん。準備出来ましたね? 今から二番目の彼が歴史文化の先生のパンツを覗いた上、欲情した罰として男子全員にお尻叩きを行います。各自のペースがあるでしょうから叩く回数や、叩くペースは各女子にお任せしますが、最低50回は叩いてくださいね。では……始めっ!」
「あなたのせいで、他の男子までお尻叩かれることになったのよっ!」
口火を切ったのは、やはり二番目の彼とその持ち主の女子だった。躾板を高く振り上げ、腕の重みと躾板の重みを利用して、強く二番目の彼のお尻に叩きつける。
パーンッ!!!
乾いた木の音と肉の弾ける音がクラスに響く。二番目の彼のペアーを皮切りに次々とクラス中から、尻を躾板で叩く音が弾けた。樫の木特有の乾いた音と人体で最も柔らかい部分の一つである尻の肉が弾ける音は、すべての人間を酔わせる効果があるのかもしれない。
男子は全員女子の膝の上で、涙を浮かべ、痛みを堪え、もがき、許しを乞い、反省の言葉を口にする。叩かれると痛みでお尻が跳ね上がる者も少なくない。
一方、女子は極端なまでに二種類の人間に別れる。怒りに満ちた顔を浮かべ、より腕に力を込めて躾板を振るう者。男子の被虐ぶりを笑い、愉しみ、より躾板を握る手に力を込める者。どちらにせよ、男子はより強い痛みを覚えるわけだが、それは自然の摂理に反しない。致し方ないというよりも、推奨されて然るべきことだ。
二番目の彼の場合、持ち主の女子は前者だったようだ。先ほどの歴史文化の授業中は優しく、慈しむように二番目の彼を叱っていたが、今は明らかに激昂している。より強く、より多く叩こうとしている。無言で、二番目の彼のお尻を叩き抜いている。怒りを隠そうともしない。むしろ怒りの化身にさえ見える。当然、誰も二番目の彼を哀れんだりはしない。どんな罰を受けるかは全て女子の気持ち一つ。これがここでの真理だからだ。
「こらっ! 暴れないの! 膝から落ちちゃうでしょっ!」
とある女子が、男子のウエストに手を回し、膝から落ちそうな男子の胴を引き寄せる。それを見ていた担任の女教師はふふっと笑ってから、女子の方に声をかけた。
「暴れるのは、反省が足りない証拠よ。お尻叩きの回数を増やしてあげて。もう二度と暴れたくなくなるまで、ね」
「え…はい。分かりました。先生。でも、何回くらいが良いですか? 目安というかそういうのが有ると嬉しんですが…」
「そうね。私が学生だったころは、100が目安だったかな。今は、500とかそのくらいだけど(笑)」
「500っ!? そんなに叩いたら腕が疲れませんか?」
「あはは。そうね。あたしが叩いたら疲れちゃうわね。でも、今は一般向けの自動スパンキングマシーンが売られているから。自分でお金を稼げるようになったら、買っておくと良いわ。男子をマシーンにセットするだけで、あとは回数を入力するだけで良いのよ。簡単でしょ? スパンキングマシーンも昔は、男子強制労働収容所のための業務用しか無かったけど、今は一般向けがあるしね。ま、痛みは業務用と同じに改造できるから、結構楽しいわよ」
「へ~。早く働き始めたいなぁ」
「うふふ。大学によってはアルバイトもできるようになるし、男子も働かせれば良いからすぐに買えるわよ」
「はいっ。分かりました、先生。さてと…聞いていたわね? 高校はバイト禁止だけど、大学に入ったら速攻で働きに出すから、そのつもりでいなさい! あなたの稼ぎでスパンキングマシーンを買うから」
パーンッ!!!
「ひっ! 痛いぃっ! は、…はい。分かりました。大学に入ったらすぐに働きに出ます。その…僕のお尻を叩くための、スパンキングマシーンを買うために…」
「そうよ。でも、今はまだ無いから100回のお尻叩き追加で許してあげる❤」
パーンッ!!!
「ひぃっ! あ……ありがとうございます」
パーンッ!!!
「なんか心のこもってない言い方に聞こえたから、今までの15回分チャラ。1からやり直しね?」
「そ…そんな……」
パーンッ!!!
「ひぐぅっ! 痛いっ! 痛いですっ! もう……もう限界」
「ダメよ。まだ1回目でしょう?」
「う…うぅ……。泣き事言ってしまいました。すみません。お尻叩き一回目…ありがとうございます…」
「うふふ。そんな涙声で可愛く言っても、お尻叩きの回数は減らないからね❤」
スパンキングという体罰は古今東西に歴史があり、他の懲罰に比べ独自の文化がある。スパンキング後のコーナーリングもその一つだ。
これはズボンや白ブリーフを腰まで上げることを禁止し、赤く腫れ上がったお尻を誰もが見れる状態に男子を置くことにある。お尻叩きを受けた男子は赤いお尻を隠すことも出来ずに、「あの人、お尻叩きされたんだ(笑)」と嘲笑されることになる。これも罰の内なのだ。
無論このクラスの男子は全員、白ブリーフよりも恥ずかしい下半身のみ裸の上、真っ赤に腫れ上がったお尻を公衆に晒して下校しなければならなかった。
「二番目の彼クンだけは、居残りでもう少しお尻を叩いてもらいなさい。そうね。このお尻の状態なら……、あと200回はいけるわ」
「はぁ、はぁ。先生。あたし、疲れてきちゃったんですけど…」
「そう? それなら残りは先生が叩こうかな❤」
「えっ! ダメですっ! 他の人に二番目の彼のお尻を叩かせたりしませんっ! それなら自分で叩くから良いですっ!」
「うふふ❤ そう? 残念。じゃああたしは、職員室に戻るから残り300回叩いたら、二番目の彼にここの片付けをさせて、帰りなさいね」
「はーい。って、増えてるしっ!」
「あはは。いいじゃない。男子はそのくらい叩かれて、ようやく半人前になるのよ❤」
Mの教室 第三部 彼と彼女の生きる道。
以前、『体育の授業の際に、女子が持ち物である男子をどう思っているかはっきり分かる』という話をした。今回はその話をしようと思う。
恵まれた体格がありながら、男という生き物は貧弱だと言わざるを得ない。立場を逆にして考えてほしい。もしも自分よりも才能がありながら、活かしきれずに敗北する人間をあなたはどう思うだろうか。
もったいないと思う?
あるいは馬鹿にする?
無視して終わり?
才能の存在事態を認めない?
それとも、活かしきれない知能の低さを慈しむ?
体育の授業の際は女子のそういう気持ちがモロに出る。体育の授業は男女一緒に行われるからだ。その狙いは今更言葉にするまでもないと思う。男子が絶対に女子に勝てないのだと、学生全員が理解するためである。
少しは男子が勝つこともあるだろうと思った人がいるのならそれは間違いだ。前回このことに関していくつかの実例をだしたが、今回は例ではなく実際の現場を見て頂きたい。
この高校でも夏は水泳の授業が行われる。ここまでは普通の話だ。別にどうということはない。しかしこの国の場合、水泳の授業はレース形式なのだ。つまり男女がそれぞれ別個に泳ぎ、2人のタイムの合計が成績になる。タイムが早ければ成績上位に、遅ければ成績下位となる。あまりにも遅い場合は落第もありうる。授業の度にタイムが計測され、最初の頃は女子に勝てなくともそこまで見劣りしなかったはずの男子が一夏過ぎた頃には、女子の足元に及ばないという結果になる。
体力面でも勝てないが、それ以上に悲惨なのは向上心から生まれる技術進歩の有無だ。泳ぐたびに早くなっていく女子と、泳いでも成長せず、それどころか遅くなってしまう者まで出てくる男子では、授業が進めば進むほど差が拡がる。
もしもあなたが女性だったとして、持ち物であるはずの男子とのタイムの合計で成績が決まるとしたら、これがいかに嫌なものであるかご理解頂けると思う。
(なぜ、こんなヤツの為にあたしまで…)
そう思って当然だ。
無論、中には男子に対してなんとか成長させようと、懇切丁寧に水泳を指導する女子もいる。しかし教えれば教えるほど、理解してしまう。女子と男子の理解力の違いに。
するとほとんどの女子は男子を自分よりも劣る人間ではなく、人間よりも劣る『持ち物』なのだと理解するのだ。この水泳の授業にはそういう狙いがある。ほとんどの女子はこの授業の狙いにこそ気がついているが、どうにも男子のせいで自分の評価まで落ちることがむず痒く、嫌で堪らない。
こういった女子のストレスを解消するため生まれたのが、授業内の『個別懲罰制度』だ。これは持ち物である男子のタイムが女子の提示したタイムより低い場合、授業中であろうと、女子から男子に対する懲罰を許可するという制度だ。これは体育教師に留まらず、学校、国に至るまでもがこの制度を推奨している。しっかりと男女間の違いを認識することも大事な教育の一つだからだ。
「今日は、タイムを10秒縮めて。いいわね?」
「で…できないです…10秒なんて……」
「出来るわよ。何度も指導してあげたでしょ? ストロークはしっかりと力を込めて」
「でも…10秒なんて……」
「出来なければ、金蹴りね」
「そんな……」
「貞操帯したままでも、タマだけは外に出てるでしょ? それを蹴りあげるから! いいわね?」
結果としてこの男子は10秒タイムを縮めるどころか、3秒近く前回の授業よりも遅くなっていた。無論まだ授業は終わっていないが、個別懲罰制度にのっとって授業中に宣告した通りの懲罰が男子に与えられる。
「………。何このタイム。よっぽどお仕置きが欲しかったみたいね。良いわ。たっぷり反省させてあげる。そこの金網を両手で掴みなさい。手で股間を抑えたり出来ないようにね。それから肩幅に足を開くっ!」
「おね…お願いです…。お願いですから……。許して……」
「………ダメよ」
冷たく、怒りを押し殺すように女子生徒が男子を睨む。その睨みだけで男子は観念した。逆らえば逆らうほど、自分がつらい思いをするだろうと。男子は仕方なくプールサイドの金網を掴み、肩幅に両足を開く。そして……。
「ぬぎゃああああああっっっっっっっっっ!!!!!!!!」
「まだたった1発でしょ! 立ちなさい! 3秒もタイムが遅くなったんだから、3発のキン○マキックよっ!」
女子の足は一閃を描き、男子の股間を下から蹴りあげた。タマにめり込みながらの直撃。男子はそのまま白目を向いて、その場にぺたんと尻餅をついてへたり込む。
どうやらこの女子は、相当に怒っているようだ。タイムを縮めるどころか、遅くなっているのだから致し方ないことではあるが。しかし、それでも1発の金蹴りでは怒りが収まらないらしい。男子の髪を鷲掴みにして引き上げ、無理やり立たせる。そして男子の髪を掴んだ手をブンと振って、男子を金網に叩きつけた。
「さ、2発目行くわよ。2個有るんだから1個くらい潰れても構わないでしょ? 足を開きなさい」
男子はガタガタと痛みに両足を震わせながら、必死で金網を掴む。そして足を開こうと必死で力を込める。しかし、金蹴りの痛みのせいか力が上手く入らない。それどころか、内股になってしまった。
「ふ~ん。そういう態度に出るんだ?」
女子はそっとつま先だけを男子の股間の間に差し込んで、ユタユタと男子の股を下から揺さぶった。
「ひっ!」
「ほら、早くしないと嫌われちゃうわよ? 男らしく、従順に!」
「くっ。あ、ああ」
女子生徒は男子の股間に差し込んだつま先を少しづつだが、確実に振動のレベルを上げてゆく。最終的には、振動だけでタマがミックスされたような感覚を男子に与えようとしているのだ。
「あ、あああっ! あああっ!」
「足を開くか、このまま潰されるか。どっちが良いかしら?」
男子はガタガタと揺すられながらも、そっと女子を見た。彼女が笑っていれば、金蹴りも幾分か優しくしてもらえるかもしれない。今ちゃんと謝れば許してもらえるかもしれない。しかし、怒った表情なら……。淡い期待を持って振り返って、男子は後悔した。深く後悔した。女子の声色で分かっていたはずなのだ。彼女が激怒していることに。
男子は、……足を開くしか無かった。
「ぬぎゃあああああああああああああああ!!!!!!!!」
「2発目」
淡々とそうつぶやく女子の冷たい瞳が、プールサイドの床に転がった男子を見下ろす。冷たく、怒りに満ちていて、失望をたたえる瞳。床に転がる男子がその瞳を見ることはなかったが、男子にもそういうことになっていることは十分に理解できていた。
「もうすぐ次のタイム測定よ。そろそろ急ぐわ。立ちなさい」
「ひぐ…」
再び女子は男子の髪を引く。無理矢理に立たされた男子は、大粒の涙を頬に流しながら女子に懇願した。
「も…申し訳……ありませんでした。でも、もう痛くて……今日はとても……」
「言い訳は精一杯頑張った人間だけに許されるものよ。まだ泳いでもいないうちから言い訳しないっ!」
「う…」
この男子は三度目にしてようやく、『足を開け』といわれる前にそれを実行できた。もしも男子に成長があるとすれば、それは恐らくこれだろう。男子のタマの右側は潰れてこそいないものの、蹴られてフニャフニャになっている。それでも、足は開かれた。
「ふん。やっと出来るようになったのね」
「ひ…ひ…」
「『ノロマな僕にお仕置きお願いします』は?」
「の…のろまな僕に……お、お仕置きを…お願い…しまっ…ぐぎぃいいいいっ!!!!!」
伸ばされた細く白い足での蹴りが一閃。男子の股間を下から死神の鎌のようにタマを絡めとり、片方を不能状態に追い込んだ。はっきり言えば潰れてはいない。女子としても潰すのはもっと大きなシーンにとっておきたいから、多少の手加減をしたのだろう。しかし片方のタマは完全に柔らかくなってしまった。5分もしないうちにテニスボールのように膨れ上がるだろう。治療法はタマに直接注射を打って、中の血を抜くしか無い。そこまで含めての罰だ。
男子は両手で股間を抑えたまま、プールの床に転がってぴくぴくと痙攣している。女子は持ち物である男子の頭を踏んで、言った。
「痛がってないで並ぶわよ。次こそタイムを3秒縮めること。今度遅くなったら許さないんだからね」
どうやら彼女の怒りは収まったらしい。賢明な方なら気がついているだろう。彼女は先程のレース前に『10秒縮めろ』と言っていたが、今は『3秒縮めろ』と修正している。
彼女を含めて女子は怒ることもある。あるが基本は貧弱な男子を慈しむ心を忘れたりはしない。もしも貴方の持ち主である女性が怒りの表情を浮かべたら、彼女の怒りを全て受けきるべきだ。この男子の様に、慈しみの心を見ることが出来るかもしれないのだから。
Mの教室 第四部 男子処分市
この国の全ての男性がいつも恐れていることが有る。『処分』だ。要らなくなった男子は処分される。女子からすれば、ごくごく当たり前のことだ。しかし、男子からすればそれは即退学、では済まされない。期限内に新しい持ち主を見つけることが出来なければ、そのまま男子強制労働収容所に送られることになる。一度そこに堕ちたら、もう戻れない。家畜よりも酷い暮らしが待っている。だから、全ての男性は必死で女性に不要と判断されぬよう必死で奉仕する。
しかし不要と判断するか否かの判断は、全て女性が行う。その決定に逆らうことは許されない。
最初にこの話をしたのはこの章の前提条件がこれだからだ。高校でも処分を言い渡される男子がいる。しかし、学生で若いということもあり、まだ使い道がある場合、男子は処分市に掛けられることになるのだ。
この高校でも他校と同様に処分市は文化祭時に並行して行われる。文化祭までに処分を言い渡された男子は、高校所有の男子という扱いになり学生ではなく、用具として扱われる。無論授業を受けることは許されない。代わりに校舎の清掃や、蛍光灯の取り換えなどの女性用務員の指示に従って学校生活を円滑に進めるための仕事一切を行うことになる。
そして文化祭で使わない教室を一つ借りきって、こういう処分された男子の競り市が行われることになるのだ。競り当日、男子は全裸で首輪のみ着用という格好で両手に一杯の水を溜めたバケツを下げ、立っていなければならない。無論、男の象徴であるペニスを隠すことなど許されない。
ここで大事なのが処分された男子はこの日、首輪以外全裸。つまり貞操帯も外されてしまうということだ。と言うのも競りが始まるまでは男子のペニスの大きさを測ったりなど、競りに訪れた女性が処分男子の品定めをする時間だからである。また当日、貞操帯を付けさせてもらえない理由がもう一つ。初対面の女性を見て、勃起するのは男性の礼儀のようなものだという考えが女性の中にはある。そうでなければ女性に魅力がないと言っているようなものだからだ。逆に勃起して恥しがっていることこそ、女対面の女性に対する最低限の礼儀だろう。同時にペニスの大きさこそが男の価値を測る数少ない要素だと、この国では信じられている。無論、ほとんどの女性がそれは迷信で、ペニスが小さくても自分の気に入るような男がいるということを知っている。だが男にという生物はペニスの大きさを図られることが屈辱的で、他と比べて劣っていると思われるかもしれないと恐れているということを女性は知っているので、あえてペニスを測り比べて、そのリアクションを見たりするのだ。
このために男子は当日女性を見ただけで勃起できるよう、女性用務員と処分市担当委員会の女子生徒からしっかりと調教される。
具体的に言おう。彼らは半年前になると貞操帯を外され、毎日3~5回ほどの射精を義務付けられる。オカズは女生徒の使用済みの下着と女性の『脱いでいない』写真だ。これを使って3ヶ月間、徹底的に射精をさせられる。無論、射精量や性の快感が衰えぬよう牡蠣などの強壮食材ばかりが食事に出される。そして4ヶ月目の初日に貞操帯を嵌められる。ただし、使用済み下着と写真は取り上げられることはない。それどころか仕事の合間を縫って、卑猥なビデオを見せられたり、そういう小説を音読させられたりする。しかもこの時期の男子は女子生徒たちを生で見ることが許されなくなる。命令である声だけが唯一女性の手がかりで、他はやはり卑猥なビデオと小説だけが処分男子たちの知る女子となる。
この状態を3ヶ月ほど続けた上で処分市当日になって初めて、貞操帯を外すのだ。当然、女子を見ただけで処分男子たちは興奮し、勃起してしまう。風が亀頭を撫でただけで射精してもおかしくないほどに。逆を言えば、この状態で勃起できない男子は、性不能者として処分市にさえ参加させてもらえずに、男子強制労働収容所に送られることになる。
競り会場ではすでに男子が全裸に首輪だけという格好で黒板の前に一列に立たされていた。黒板にはいかにも女子高生が好きそうなカラフルなチョークの文字で『文化祭』の文字が描かれているが、なんとも女子高生らしいというか、…異様に見える。処分男子たちの両脇には処分市担当委員会の女子生徒が鉄芯の入った竹刀を持って立っている。(通常の竹刀に比べて鉄芯入りの竹刀は、使い手にはそれほど重く感じないが、打たれた者には相当に強く、重く痛みを感じるように出来ている)処分市担当委員会の女子生徒は女子生徒の中でも教師たちから一目置かれるほど男子に特別厳しい者たちで構成されている。他所の女性が見ても高校の品位が損なわれぬよう、選び抜かれた人間だけがこの役につけるのだ。当然大学への入試や就職にもこの経歴は有利に働くことだろう。
「それじゃあ、処分市を開場しま~す。午前の競りは11時から。午後は3時からです。どうぞよろしく~」
処分市担当委員会の女子生徒の一人がそう言って、会場となった教室のドアを開けると、朝から並んでいた女性たちが飛び込んでくる。
「きゃっ~❤ 見て見てっ! ちっちゃいオチ○チンっ!」
「あはっ。これならウチの犬の方がデカイかも(笑)。でも良いんじゃない? 美香が探しているのは、家の男たちにフェラ練習させるための、生チ○ポ奴隷でしょ?」
「うん♪」
「ひっどいよね~。他の男にフェラされるためだけの男を買いに来るなんて(笑)」
「いいのよ。大体うちの男たちは、ひと通りのお仕置きを体験しちゃって、ちょっとやそっとのお仕置きじゃ反省しなくなってるんだから。ここにいるような子にあたしを寝取られて、その上、フェラまでさせられたら少しは反省するでしょ?」
「あはははっ。酷すぎ!」
「しかもコイツ、ドリルみたいに先っぽが細くなってるオチ○チンだよ!」
「うわぁ…。よっぽど女に縁がなかったのね。オナニーばっかりしてきちゃったのかなぁ? ボクゥ~?」
「う…は、……はい。すみません」
「あはははは。SEXしないでオナニーばっかりだと、カリが細くなるんだよね」
「えっと…処分市は名前を聞くのはNGなんだよね。情が移るからだっけ? まあ、ドーでも良いや。番号は、えっと処分男子の2号ね。オチ○チンサイズはフルボッキで12センチ。まあ、小さめだけどオナニーが好きだってところは好ポイントだね! じゃあ、次行こ❤」
「美香ったら、ホント酷いね(笑)」
「あははははは。いいじゃん。オナニー大好き12センチ君で!」
何人かで競りに来る女性もいれば、中には異国の女性だろうか。一人で競りに来たようで、メジャーを持ち込んで直接男子生徒のペニスの大きさを計測している女性もいる。
「うーん。硬いのは良いんだけど、小さいネ。もうスコシ大きい子が……ホワ?」
「う……うぅ……」
3ヶ月の射精連発の後、3ヶ月の射精禁止というお預けを食らっていた男子のペニスの先から、我慢汁ではなく精液が垂れる。射精ではない。ドクドクと出て、発射されること無く垂れてしまったのだ。
「Ne morem verjeti! Iztekajoče semena! Ljubim te!」
男子のペニスからこぼれた精液を見て、メジャーを持った女性が母国語で感嘆の声を上げる。男子はそれがたまらなく不安に思えた。このまま処分市担当委員会の女子生徒に連れていかれて、男子強制労働収容所に連行されるかもしれない。お客様の前でとんだ粗相をしたからだ。それどころでは済まないかもしれない。目の前の外人女性が異国の言葉で何を言っているかわからないことが怖くて堪らない。もしかしたら、『こういう粗相をする男子は、サメの餌にでもしろ』とか、『生きたまま、氷漬けにしろ』とか言っているのではないだろうかと不安になる。処分市担当委員会の女子生徒ならそういうことを喜んでやるだろう。
しかし、男子の恐れは全くの早とちりだった。外人女性は、大喜びで笑顔をこちらに向けている。そして精液をまじまじと見つめ、どの程度濃いのが出たのか確認しようとしている。
「スロベニアの方ですか?」
「ええ。そうよ。この子が気に入ったわ! すぐにでも買いたいのだけど?」
「申し訳ありません。お客様。競り、Dražbaは午前は11時から。午後は3時からです。この男子は午前の部に出品しますので、そちらで」
「ワオっ! オークションのスロベニア語がDražbaだって知ってるのね!? 素晴らしいわ! じゃあ、さっきあたしが言った言葉は分かる? ジョシコーセーサン❤」
「もちろんです。Ne morem verjeti! Iztekajoče semena! Ljubim te! でしたね。日本語では『信じられない! 精液を漏らすなんて! 好きになっちゃうじゃない!』でよろしいですか?」
「オーっ!!! すこ~し、ニュアンスが違うけど…意味はほとんど合ってるわっ! あなた、勉強家ね。でも最後の部分だけ修正させて。最後は『愛してる!』が正解よ」
「さようですか」
このように和気あいあいと競りにかけられる処分男子の品定めは進んでゆく。恐らくかのスロベニア人女性はあの男子を落札するだろう。そうなれば彼は国外まで荷物として運ばれる。その後、どうなるかは誰にも分からない。死が2人を分かつまで主人になったスロベニア人女性が彼を大切にしてくれることを祈るばかりだ。
どんな競りにも売れ残りが出る。文化祭中に競り落とされなかった男子の行き着く先は、男子強制労働収容所だ。
そこで文化祭の最終日の終幕直前にそういう男子たちが集められ、ラストチャンスのバーゲンセールが行われる。正直競りといっても、人間を落とすのだ。決して安くはない。一般的な女性の昼食代くらいの価格にはなる。(女性が男子の為に1食抜くということがいかに恐れ多いことか、理解できるはずだ。)それに落札した男子の維持費もかかる。ただし、バーゲンセールの際は、男子1人につき1円までと価格が決められている。しかも学校側の規定で2人目以降の男子はアルバイトをさせて良いことになっているので後払いとすれば、1円も払わずに手に入れることも出来る。
そこで、女性の中でもエリートクラス。特別優れた成績を収める者だけが許される『複数男子の所有権』という特権を持つ女子生徒の前に、売れ残り全員が縄に繋がれた状態で引き回される。その姿は、敗北した敵軍が奴隷として引き回されるかのような様から、『奴隷引き回し、強制労働収容所行き』と揶揄されているのだ。
「ああ? 男子ぃ? 要らね。処分市担当委員会も大変だね~。こんなのの面倒見させられて…」
「いえ。もう一度伺いますが、一人だけでも買い取ってはいただけませんか?」
「要らね」
「そうですか」
「でも、そうだな。そこの一番、チ○コが臭い奴。そ。お前だよ。お前さ。女子トイレの便器舐めながら、トイレの床で床オナに出来るか? 出来るなら、試験ぐらいはしてやんぞ? クスクス」
「で、出来ますっ! 何でもしますっ!」
「ん~。じゃあ、試験してみっかな。処分市担当委員会さんよ。コイツだけ借りて行くぜ? 気に入らなかったら返すから。それでいいだろ?」
「お心遣い感謝いたします」
「へへ。いいってことよ。はい、とりあえずコイツの価格、1円な。先払いしておくわ。おいっ! 臭チ○ポっ! 来いっ! 試験してやっからっ!」
「は…はいっ! ありがとうございますっ! ありがとうございますっ! ありがとうございますっ! 本当にありがとうございますっ!!!!! 一生、尽くしますっ!!!」
「分かったから、さっさと来いって♪」
このように運良く買われる男子も中にいるが、そうでない男子も多い。
「処分男子はいかがですか? 実質無料という形にもできますが…」
「………。要らないわ。それより、さっきの神田さんのやり方ってどうなのかしら。トイレに1人連れて行ったけど。処分男子とはいえ、あんな汚物まみれなコトをさせて何が楽しいのかしらね? そりゃあ、わざわざ最初に『要らない』と言っておいてから、ああいう試験をされたらバカな男子はすぐに、何でもいうこと聞くだろうけど」
「好み、やり方は人それぞれですので…」
「そう。でも私は本当に要らないの。もうすでに2人も男子を抱えているから」
「そうでしたね。でも確か一人は先日……あ、失礼しました」
「………。いいのよ。金蹴りしすぎてタマを両方潰しちゃったのよね。そっちはペニスをの除去手術をさせて、ニューハーフメイドに仕立てるつもりだから。男でさえ無くなっても、男子強制労働収容所よりマシでしょう?」
「ええ。間違いなく。むしろ、幸せに思っているのでは?」
「………。ところで、このゴミたちは全員男子強制労働収容所行き? もしかしてあたしが最後だったのかしら?」
「複数男子を所有する特権を持つ女性は貴女が最後です」
「道理で。ゴミの中でもクズが揃っているわけね。全員強制労働収容所行きがお似合いだわ」
「一応、今回男子を処分した女子は全て当たってみますが…」
「………。無駄と思うけど?」
彼女の言う通りだった。一人しか男子を所有出来ない女子は男子を処分してすぐに、他所で新しい男子を見繕って来ていた。残された処分男子たちは処分市担当委員会に縄で引かれ、かつての持ち主が新しい男子を可愛がりながら、「要らないから、捨てたんだよ❤」との言葉を聞かされてからの、強制労働収容所行きとなった。
意外なことに、処分男子たちは強制労働収容所行きのトラックに乗せられる時、泣いたり喚いたりはしない。淡々と指示に従って行動するのだ。そして時折、なんとも言えない無情な笑顔をこちらに向ける。「人間は本当に追い詰められた時に奇妙な顔で笑う」と言った映画製作者がいるが、正にその通りだ。彼らは本当に絶望すると、勃起したまま奇妙な顔で笑う。
Mの教室 第五部 幸せな男子
さて、この話もこの章で最後にしようと思う。実を言うと、今まで散々男子が貶められる話ばかりが続いていることに、幾分かの申し訳なさを感じているのだ。しかし人間というのはどんな環境でも生きてさえいればそこで幸せを見つけることが出来ると私は信じている。そういう話を持ってこの話を閉じたいと思う。
高校生男子にとっての勲章はいくつかあるが、女子から求められ、好意を示されることもその一つだと思う。無論、この国でもそういう場面を社会が後押しする現象がある。世に言う、バレンタインデーだ。
普通、男から告白をするのが世界中のどこであっても一般的となっているが、この日だけは女性から男性に好意を打ち明けやすいように世間が盛り立ててくれる。ここでもこの慣習は変わらない。町の彩りが、コンビニなどの商店が、あるいはネットなどの情報網がそういうことを意識するよう赤やピンクで飾り付けられているのだ。
そしてこの日だけは男女の交際を、学校側も黙認する。具体的に言えば、女子から好意を持たれている男子は、貞操帯の鍵を学校内で外してもらえたりする。それどころか、贈り物としてチョコレートなどのお菓子を渡されることもあるのだ。貞操帯に関して言うと、処分男子などの特別な場合を除き、学校で貞操帯を外してもらえることなど絶対にありえない。しかしこの日だけは違う。
贈り物に関して言うと、普段どころか一生、贈り物をされない男性は少なくない。しかしこの日だけは全ての男子生徒が期待をしてしまう。
なぜなら今日はバレンタインデーだからである。
最後も実例を持って話そう。
この話を始めた当初、登場した『二番目の彼』を覚えているだろうか。性欲が強すぎて勃起無しでも夢精が可能で、女児パンツを履かされて授業を受けていた彼だ。彼は放課後、持ち主である女子生徒に教室に残るよう指示されていた。それも正座したままでだ。おおよそ3時間は正座しただろうか。廊下を「はっ、はっ、」と可愛らしい息を立てながら、駆ける女生徒の影。その影は、二番目の彼が待つクラスの前で止まった。ドアを開ける前に、軽く深呼吸をして呼吸を整る。彼女は微笑む練習をしてから、そっとドアを開けた。
「ね、ねぇ。待たせちゃった?」
「え…いえ、大丈夫です」
「………うん」
彼女はうつむいて、まっすぐには二番目の彼の瞳を見ない。普段なら一睨みで、彼の視線を逸らさせるというのに、今日は立場が逆だ。彼女は背中に両手を回している。そこには大きめの箱。中身はチョコレートだ。義理チョコは、女性の排泄物をチョコに混ぜたものを渡すのがここでの風習だが、本命には手作りの純粋なチョコレート菓子。彼女の手の中にある箱の中身は、その純粋なチョコレート菓子だった。
まだその存在は男子には見せない。だから女子を正面から見た二番目の彼から見ると、持ち主であるはずの彼女がまるで後ろ手に拘束されているようで、奇妙に感じる。しかも彼女の顔はほんの少し紅潮しているように見える。いや、夕焼けの光でそう見えるだけかもしれない。しかし、あの気品さと聡明さを併せ持つ彼女が、今日は少しだけ内股になってモジモジとしているように見える。
二番目の彼は自分の頬がむずがゆくて、爪で掻きたくなったが、なんとか我慢した。きっと、そんなのんびりとした空気じゃないと思ったからだ。なにか大切な何かが起ころうとしている。そう直感した。
「あのさ…。甘いもの! あ、甘いもの好きだったよね?」
「はっ! はい」
女子も男子も急に声が大きくなったり、小さくなったりでおぼつかない。だが言葉は紡げた。
「今日、何の日か知ってる?」
「え、えっと……、ば…バレンタイン……デー…です」
「………うん」
『それで、このチョコレート用意したんだ。受け取ってくれる?』
彼女の頭の中にはこのフレーズが浮かんでいる。何度も何度もシミュレーションしたからだ。だが、実際に二番目の彼の瞳を見たら、言いづらくなってしまった。もごもごと口だけは動くが、声が出ない。すると、二番目の彼は、彼女が切り出しやすいようにと思ったのか、下を向いて、瞳を合わせないようにしてからこう言った。
「あ、あの! ど、どうぞ。おっしゃってください」
「う、うん。ごめん、ありがと」
「いえ」
「あのね! ちょ、ちょ、チョコレート、持ってきたから! う、う、う、受け取って! そ、そ、それから! あのね! きょ、今日は、その…、だ、…だ… だ…」
「…だ?」
「出させてあげる! まだ先生の見回り来ないし! ほら! 全部脱いで!」
「え? え? え?」
二番目の彼が困惑する中、女子生徒は彼の制服を剥ぎ取っていく。そして、白ブリーフを脱がせると、それをぽいっと投げ捨ててしまった。
「あ、あ、ああ、あの!」
「いいから、大人しくして。ね?」
「あ、…はい」
彼女の場合、貞操帯の鍵は生徒手帳に挟んで保管していたようだ。生徒手帳から鍵を取り出すと、二番目の彼の貞操帯の鍵穴に差し込んで、貞操帯を外した。
「久々にばらすと、構造を忘れちゃうわね」
「あの…僕…覚えてますから」
「うん。後でよろしくね?」
「はい。分かりました」
彼女は貞操帯のパーツを一部品も失くさぬよう机の上に大切に並べ、再び男子の方を振り返った。そして完全に全裸となった男子に、赤い包装紙で来るんだ手作りチョコレートを手渡す。
「お礼を言うのは、まだよ。それを頭の上で掲げるように持って! それからオチ○チンをこっちに向けて、背筋を伸ばして」
「は、はい!」
二番目の彼に贈り物が渡された。それは想像以上に軽く、抱きしめたら壊れてしまいそうな脆さを感じさせる箱に包まれていた。包装紙にどこか温かみを感じる。彼女が大切に抱えていたからだろうか。二番目の彼はそれを言われたとおり頭の上に掲げ、彼女の方を向いて、背筋を伸ばした。
「じゃ、じゃあ、行くね?」
「へ?」
彼女はその場でぺたんと女の子座りをした。普段男子生徒たちが正座する床に、直接だ。二番目の彼は驚きを隠せずにいた。女子が男子よりも目線を低くして、座るなどありえないと知っているからだ。しかし今目の前で実際に起こっている。二番目の彼の困惑っぷりは当然といえば当然なのかもしれない。
「良い? 今から手コキをします! だ、出させてあげるけど、その間、その手の中の物を落としたり、振ったりしないで欲しいの。一生懸命作ったから。ちゃんと大切に掲げていて。落としたり、振ったりしたら、処分よ。絶対だからね?」
「は、はい! わ、わ、わかりました!」
二番目の彼は分かっていなかった。普段絶対に外されることのない貞操帯を外され、同い年の女子高生から手コキをされるという意味を。彼女の手はひんやりと冷たい。彼女が特別、体温が低いのか、それともこれが女性の手というものなのか。
それがそっと竿に触れると、二番目の彼は「ひ!」と声を漏らして、腰を引いてしまった。自分でさえ触ることの出来ない性感帯に、細く白く、そして繊細な女子の指が触れたのだ。想像しうる限りの想像力でさえ、その感触は測れなかったであろう。
そしてたったそれだけで、二番目の彼が勃起するには十分だった。しかも、今は貞操帯が無い。なんの制約も受けずにそれは、大きく反り返った。
「うふふ。知ってる? 外国ではね? 男の人に貞操帯をつけないで生活させる国もあるんだって。なんでだか分かるかな? 貞操帯をつけたままで生活させると、オチ○チンが小さいままになっちゃうからなんだって。まぁ、たしかに大きい方がいろいろと便利ではあるよね? それにしても…これで勃起してるの? 小っちゃいチ○ポだね。クスクス」
「ひ! あ、あの!」
「えっとね。ネットのバレンタイン特集で見たんだ! 最恐の手コキノウハウ! 男子が一生忠誠と愛を誓う真愛の手コキスペシャル! えっとまずは裸のチ○ ポに、蝋燭の火を消すように息を吹きかけるか。ふーっ」
「いやぁ。息はっ! 息はっ!」
「うふふ。オチ○チンがピクピクしてる。可愛い❤ ふーっ」
「ひぃ!」
「あっ。こらっ! ダメだよ。ガタガタ震えちゃ! 気をつけでしょ? はい! 気をつけ!」
「ふぐぅうう」
「良し良し❤ じゃあ、続きね。えっと、まずは竿の裏をタマから亀頭に向かって、指先だけで、そーっと撫でて、っと」
「むふぅ!」
「んー? 亀頭の部分に指先が着たら、爪を立てて亀頭と竿の繋ぎ目をカリカリって軽く掻きましょう? ほら。どう? カリカリ、カリカリ❤」
「あひぃ!! お願いです。落っこどしちゃう! 刺激が! 刺激が!」
「それからそれから…。ゆっくりと爪をたてたままで、タマに向かって指を戻しましょう。ゆったりと時間をかけてゆっくりと…つつつつつ」
「むふぅぅぅぅぅうう!!!」
「あ! こらっ! こんなガクガクしちゃダメでしょ! 気をつけしなさい! 気をつけ!」
「無理ぃ……無理ですぅ…」
「もう! じゃあ、内股になっていいからそのチョコレートは揺らさないでね」
「はひぃ…わかりましはぁ…」
「うんうん❤ で、えっとタマまで手が戻ったら、タマを握りこんで、手のひらの乗せましょう。乗せたら手のひらでタマを転がしながら、指先でタマとお股のつなぎ目を、キーボードをタイプするように、カタカタと突いてください? こうかな? カタカタ」
「ほふぅ!!!!!! やめ! 止めて!」
「止める訳無いでしょ? ほら! またガクガク震えてる! 気をつけは? 気をつけ!」
「あ…、あ…、あ…」
「もう! 今日がバレンタインじゃなかったら、お尻叩き100回じゃ済まないよ! めっ!」
「はひっ…、はひっ…、はひっ…」
「えっと、次に竿の上部分を人差し指の指の先だけをつけて…、そっと亀頭に向かって撫でていきます。亀頭まで行ったら、亀頭の先にある尿道の穴を部分を指先でちょんちょんと、触れてあげてください? このときの力加減は…、マウスのダブルクリック程度が適当でしょう? こうかな? チョンチョン!」
「ひあっ!」
「最後の一手間です。えっと、何々? うふふ。成る程ね。OK。ねーえ?」
「は…はひ!」
「確認したいことがあるんだけどさぁ」
「はひぃ」
「もしもこのまま逝かせてもらえたら、あたしに一生服従して、あたしのために生きて、あたしのことを愛してくれる?」
「あ…あ…あの…」
「ん~?」
「逝かせてもらえずに、オアズケだったとしても……。あなたを一生愛します」
「うん❤ そ~ういうことなら、逝かせてあげる❤」
彼女は、ネットで得た知識どおりに二番目の彼の竿を掴むと、握りこみ過ぎないように気をつけながらも、手を激しく上下させた。いわゆる『シゴく』という状態である。その激しい動きに流されるようにして彼は、白濁の精液を射精した。それはまさに犯されている側が射精するという情景にふさわしい光景である。
二番目の彼は、幸せなことに主人たる女子の手によってレイプされたのだ、手コキで逝かされたのだ。そして自分は異性に愛されているのだと、実感させてもらえたのだ。
チョコレートの箱を落とすことも、揺する事も無く。
後書きに代えて。
女性の立場で言わせて貰うが、そもそも男子は強くあるべきであるし、女性は女性らしくあるべきだ。それは平等の概念とは反したりはしない。女性専用車両などもってのほかである。一部の愚かな団体のせいで、余計にそういう社会が進行しているように思う。
この話は終始一貫男のマゾヒズムを描いているが、これはあくまでもフィクションである。
これからS女性を妻に迎えようとする男性諸君は覚えて置いて欲しい。彼女らは必ずと言って良いほど、男が貧弱であり続けることを許したりはしない。同時に、彼女たち自信も世間から良妻賢母として見られるよう努力を怠らない。
男性陣はそのことを踏まえて、恋に励んでもらいたい。
今作品をM小説同盟(サークル:僕はマゾです)の主催者から依頼された際に、この後書きを必ず載せるという条件でこの話を書いた。結果として満足している。私はいわゆるSだし、ガチ女王様と称されるが、決して男を差別したりはしていない。彼らが望んだ時に望んだ量だけ卑下することを意識している。そのことを忘れたことは一度も無い。
それと同様に、彼らが頼らせたい時だけしか頼らないよう気をつけている。男は女が思っているよりもしっかりとした世界観を持っているからだ。そこには立ち入らない方が、正解であると思う。たとえそれがどんなに年下であっても、どんなに立場が下の男であってもだ。このことを意識しない女があまりにも世に多い。しかも彼女らの中には、男をMだからというだけで、何をしても良いと思っている輩が居る。許されることではない。だからこの後書きを最後に残しておこうと思う。
男性諸君。女の私が本物と自称Sなだけの女の見分け方を記す。参考にして欲しい。
頼ってくる回数の多い女はやめておけ。
自分の都合の良いことをしてもらえて当然という女もだ。
彼女らは、Sではない。
Sの女は男のしてくれたことに、感謝を忘れない。
忘れないから、諸君らが望む程度のSを行うのだ。
その重みを知っているし、そういう重みを楽しむ余裕のある女は不必要に貴方に甘えたりはしない。
尽くしたければ、貴方に感謝を忘れない女にしておけ。
以上だ。
蛇对女人说:"你们不一定死;上帝这样吩咐你们,是因为他知道你们吃了这树的果子以后,眼睛就会明亮,像他一样懂得分别善恶。”于是女人见那棵树的果子做食品似乎好吃,又悦人眼目,而且可喜爱、能使人有智慧,就摘取那果子来吃了,又给她丈夫一齐吃,她丈夫也吃了。
“以上内容出自著名的圣经创世纪第三张开头的部分‘禁断的果实’的部分”和“于是,正是因为有女人,才有在座的各位,所以每个好男生都知道自己的立场吗?”
坐在教团椅子上的女教师这样说着,一对黑色长筒袜包裹着的美腿正处在男生端坐的高度,交叉的双腿慢慢打开,站了起来。
跪在从前数的第二个位的男生轻微向前倾倒,他比起其他男生的毅力应该更加强大吧,但是他还能否忍耐的住呢?
几天前他刚刚梦遗了
所以被惩罚的只穿着一条白色的女性内裤跪坐在那里。
当然,全部的男生出了特别的时间之外,都被24小时的锁上了贞操带。
因此别说的梦遗,就连勃起都是很困难的。
但是也有像他一样,即便无法勃起也射精的情况。
像这样的情况这个男生已经是第二次了,女教师慢慢的又架起双腿。
“嘿!面对着老师你究竟在想什么呢!?”
那个男生被另外一个女生用笔记本打在头上,她微笑着蔑视着这个男生“惩罚,只是被打屁股吗?”
男生吓得连忙把视线从女教师的美腿返回到黑板上。
其实我根本不懂日文,这些都是我编的,我编不下去了.....
大家尽力自学日文然后翻译吧。。。现在日文M系小说比国产的多很多!!!
蠻久的小說
很多載點都無法下載到了
不過我有收藏其中幾部
Mの教室就是其中之一
這是Mの教室的dlsite網址http://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ110038
還有附贈幾張圖片
蠻不錯的
有空再來上傳