三階、集中処置室――
その大きく分厚い扉の前に、僕と沙亜羅は立つ。
「もっと医務室みたいな場所だと思ってたのに……かなり広そうじゃない」
沙亜羅は、扉を見上げて言った。
この研究所に何回も来ていたという彼女も、ここには入ったことかないらしい。
「ロックとか、されてないよね……?」
「されてるよ」
僕はあっさりと言った。
「一階に電源室があったじゃないか。あそこでエレベーターの動作を止めないと、ここのドアは開かなくなってるみたいだ」
「一階……? でもエレベータ止めちゃったら、今度はここまで上がって来れないじゃない」
「非常階段があっただろ? プラント娘に通行止めされてたけど、今はヤツを倒したから通れるはずだ」
僕の言葉に、沙亜羅は頷いた。
「分かった、行ってくる。優はここで待ってて……気をつけてね」
そう言って、沙亜羅は素早くその場から走り去った。
彼女の足だと、1階の電源室まで5分。戻ってくるまでにまた5分。
「あと10分で片付けなきゃいけないのか……骨が折れるなぁ」
そう呟きながら、僕はロックなんて掛かっていない集中処置室の扉を押し開けた。
例の弾切れが起こらない事を願いながら……
扉の中――集中処置室は、かなり広い空間になっていた。
おそらくは実験器具などが並んでいたのだろうが、全て撤去された様子だ。
そして、部屋の中央には一人の美しい女性が全裸で立っていた。
明らかに、こちらを待っていたように――
「始めまして、深山優さん」
美しい女性――アレクサンドラは、にっこりと笑って口を開いた。
姉妹だけあって、その顔は沙亜羅に酷似している。
いわば、20代中盤の年齢まで成長した沙亜羅といったところか。
「始めまして、アレクサンドラ」
僕は拳銃を構え、素早く彼女に突きつけた。
アレクサンドラの体は人型を保っているものの、体のあちこちから触手のような筋組織が露出している。
「貴方の事はずっと見ていたわ。私とサーラを戦わせまいとするなんて、健気じゃない」
アレクサンドラは妖艶に微笑む。
「見ていた……?」
「見当は付いているでしょう? H-ウィルスに感染した生物は、遺伝子レベルで私の奴隷となるの。
普段は、基本的に放任主義だけどね…… あの子達の視神経で捉えたものは、全て私も知りえることが出来るのよ」
僕は銃を構えたまま、肩を落としてため息をついた。
「そうか、やな所もいっぱい見られたなぁ……」
「愉しそうだったじゃない。ふふ……今度はお姉さんが遊んであげるわ――」
パン、パン……!
アレクサンドラの顔面に向かって、僕は2回発砲する。
その弾丸は、触手状になった髪にたやすく防がれた。
――にゅる。
僕の足元に、肉汁のようなものが侵食してくる。
その緑色の粘液は床からぬるりと立ち上がり、僕のペニスを包み込んだ。
「な……! うぁぁぁぁぁぁッ!!」
その柔らかな刺激に、僕は身をよじる。
その肉汁は非常に粘度が高く、むちむちとペニスにまとわり付いて愛撫してきた。
「ふふふ……気持ちいい?」
アレクサンドラが――沙亜羅にそっくりな顔が、にっこりと笑う。
僕は快感のあまり、思わず拳銃を取り落とした。
にゅく、にゅく、にゅく、にゅく――
粘液はペニスのあちこちに優しく絡み付き、じわじわと締め上げてくる。
「はい、まず1回――」
アレクサンドラがそう言った途端、粘液がカリににゅるんとまとわり付いた。
その刺激で、僕は我慢もできず絶頂する。
「うぁぁぁぁぁぁッ!!」
どくん、どくどくどく……
緑の粘液の中に、どくどくと注がれる白濁液。
優しく揉みしだかれただけで、こんなに早く――
「このッ……!」
すかさず構えたバレットライフル――その銃身がぐにゃりと曲がった。
凄まじい速度で接近してきたアレクサンドラはライフルを飴細工のように曲げつつ、僕を突き倒す。
「く……ッ!」
すかさず起き上がろうとした僕の胸の上に、彼女の足が優しく乗せられた。
重圧を加えていないから苦痛はないが、起き上がる事はできない。
「ふふ、ふふふふふ……ッ」
胸部に添えられていたアレクサンドラの足が、つつつ……と位置を下げていく。
腹を這い、股間へ――
「や、やめろ……!」
「これはどう? サーラはこんな事、してくれないでしょう……?」
アレクサンドラは、僕のペニスを柔らかく踏みつけてきた。
そのままぐりぐりと動かし、僕のペニスを刺激する。
「あ、ああああぁぁぁぁぁ……!」
「足蹴にされて感じるなんて……ふふ、恥ずかしい?」
ぐに、ぐに、ぐに……
アレクサンドラは絶妙の力加減でペニスを刺激し、親指と人差し指で亀頭を挟み込んで刺激してきた。
「ううう……! あああぁぁぁッ!」
「情けない声…… サーラには、聞かせられないわね……」
足元に這い、足での愛撫でいいように感じさせられる僕を見下すアレクサンドラ。
「それとも、サーラにも足でして欲しいのかしら? 頼んだらしてくれるかもね……ふふッ」
ぐにぐに…… ぐに、ぐに……
アレクサンドラは、極めて的確な責めで僕を押し上げていった。
「ああ…… もう……!」
「ふふっ…… 二回目、イきなさい」
亀頭が、親指と人差し指できゅっと挟み込まれる。
その甘美な感触に、僕は精を漏らしてしまった。
「ううっ、ああっ……!」
ぴゅっぴゅっ飛び散った精液が、アレクサンドラの足を汚していく。
彼女の脛に覗く触手状の筋組織――そこから、じゅるじゅると沢山の舌が飛び出てきた。
その無数の舌は足に飛び散った精液を舐め取り、さらに僕のペニスをも舐め始めたのだ。
「あ、ああああぁぁッ!! これは……!」
「私はH-ウィルスの統括者であり、搾精の女王。人間の常識なんて通じないわ」
ペニスには数本の舌が巻き付き、唾液をまぶしながら這い回ってくる。
特に念入りに尿道口を舐め回され、僕は体をのけぞらせて悶えた。
しゅるる…… れろれろれろ……!
「ふふふ、もうすぐサーラが戻ってくる頃ね」
僕のペニスを嫐りながら、アレクサンドラは笑った。
「次にあの娘と顔を合わせた時、どんな格好で犯されているのがいい? なるべく惨めなのがいいわよねぇ……」
「く、この……」
何とか股間を踏みつけている足を振り払おうとした瞬間、アレクサンドラの足がしゅるしゅるとほどけた。
彼女の足は数本の触手状になり、そのまま僕のペニスに絡み付いてくる。
その触手のあちこちからは舌が突き出し、ペニスをべろべろと舐め回したままで――
「これなんてどう? 屈辱的でしょう。サーラの来るのが楽しみね……」
「このッ、誰が……!」
『沙亜羅』というフレーズが、快楽に溺れそうになる僕の脳を覚醒させる。
僕は歯を食いしばり、快感に抗った。
「あら、ガマンしちゃって…… いいわ。段々気持ちよくしていってあげる。どこまで耐えられる……?」
「うう…… ぐぅッ!!」
触手がざわざわと蠢き、ペニス全体をじっくりと嫐り回す。
亀頭がぎゅるぎゅると締め上げられ、舌が尿道部を這い回った。
ざわざわ、ぎゅるぎゅるぎゅる……
「ぐ……! あああああぁぁぁぁッ!」
「ふふっ、いい声が出せるじゃない。次は、ぬるぬるにしてあげる……」
じゅく、じゅくじゅくじゅく……
アレクサンドラの脚部の触手から粘液がじっとりと染み出し、潤滑液となる。
驚くべき淫らさで、触手は僕のペニスを這い回った。
しゅるしゅる、じゅるじゅる……
「次は、みっちりと締め上げてあげるわ……」
ぎゅる、しゅるしゅるしゅる……
今までバラバラに僕のペニスを嫐っていた触手が、一斉に巻き付き始めた。
螺旋状に巻き付いた触手は、まるで僕の股間から生えている樹木のようになる。
その樹木は、アレクサンドラの太腿に繋がっていた。
「うぁぁぁぁ……! き、気持ちいい……!」
たちまちにして、僕は快楽の喘ぎを漏らす。
内部が狭まって僕のペニスを締め付けながら、嫐るように吸い回してきたのだ。
「い、いい……ッ! ああ、ああぁぁぁぁ!!」
「ふふっ、もうダメみたいね…… 三回目、頂くわ」
にやりと笑うアレクサンドラ。
トドメを刺すように彼女の内部がきゅっと締まり、僕は精液をドクドクと吐き出した。
「うぁぁぁッ! あああぁぁぁぁッ!!」
「ふふふ、サーラが可哀想ねぇ。あの子のものになるはずだった愛しい人のおちんちん、こんな風に弄ばれて……」
「う、うぅぅ……」
触手で射精直後のペニスをいたぶられながら、僕は呻く。
沙亜羅――!
「ふふ、あはははははッ……! サーラの持ちモノ、奪っちゃったわ……! あはははは……!」
「……誰が、あんたのモノになったって――!?」
僕は、彼女に足蹴にされた体勢のままでガトリングガンを構えた。
「……ッ!!」
アレクサンドラの表情が変わる。
同時にガトリングガンが轟き、彼女の上半身に弾丸の雨を浴びせた――
――いや、ダメだ。
天井から染み出してきた粘液が盾のように広がり、弾丸を全て受け止めている。
しかしその一瞬の隙に、僕は彼女の足を振り払って距離を置いた。
「やるじゃない……スッキリして冷静になった直後に反撃してくるなんて」
粘液の盾で防いだ弾丸が、バラバラと床に落ちる。
「気に入ったわ、深山優。H-ウィルスを感染させて、私の忠実な親衛隊にしてあげる。いや――」
距離を取る僕を見据え、アレクサンドラはにやりと笑った。
「私の交配相手にしてあげるわ。貴方の優秀な遺伝子なら問題ない――私を孕ませなさい」
「ふざけるな――!!」
すかさずガトリングガンを構えようとする僕。
その瞬間、アレクサンドラは右腕をしゅるしゅると伸ばした。
先ほどの足のように、その腕は空中でほどけて数本の触手と化す。
「ちッ……!」
ガトリングガンで迎撃しようとしたが、反応が間に合わない。
腕の触手はそのまま僕に襲い掛かり、またしてもペニスに巻き付いた。
「おちんちんを持っている生物が、搾精の女王に勝てるとでも……?
ちょっと可愛がってあげただけで、たちまち抵抗できなくなるのに……ふふっ」
じゅぷ、じゅぷじゅぷじゅぷ……
触手のうちの一本が口を開け、僕のペニスを一気に呑み込んだ。
その内部で、僕のペニスはぐちゅぐちゅと搾り立てられる。
「うあッ…… うああぁぁぁぁぁッ……!」
カリや亀頭に粘りついてくる感触に、僕は瞬殺された。
たちまち触手の中で精液が迸り、アレクサンドラに吸い上げられていく。
ガトリングガンが僕の手から離れ、床に転がった。
「ふふっ。私が少し本気を出しただけで、たちまち貴方は射精するのよ――」
「あああぁぁぁ……! や、やめろ……!」
しゅる…… しゅるしゅるしゅる……
触手は僕の下腹全体に絡み、まるでパンツを履いているかのように完全に股間周辺を包み込んでしまう。
その内部でペニスは触手に飲み込まれ、さらに無数の触手が玉袋やアナルまでを嫐り立てていた。
「これで、離れられないでしょう。もう快感地獄から逃げられないわよ……」
「う、あああぁぁぁ……!」
ずるずると僕はアレクサンドラに引き寄せられ、彼女の足元で無様に転がる。
さっきは足で犯され、今度は腕から伸びた触手に蹂躙され――
「本当の搾精ってのを、教えてあげるわ――」
ずちゅちゅちゅちゅ……!
僕のペニスを飲み込んでいる触手がぐにぐにと収縮し始めた。
その肉の蠢きに巻き込まれ、ペニスがもみくちゃにされる。
亀頭が揉みしだかれ、そしてペニス全体が吸い上げられる――
「は……! ああ……! うぁ、あああぁぁぁぁぁッ!!」
余りの快感に、僕は彼女の足元を転げ回る。
「く、あああぁぁぁぁッ……! あああぁぁぁッ!!」
どくん、どく、どく……
なすすべもなく、僕はアレクサンドラに精液を捧げた。
いともたやすく、彼女に精を搾り取られて――
「まだまだ許してあげないわ。貴方は、搾精の途中に逃げ出そうとしたのだから――」
「うおぁぁぁぁぁぁッ! ああぁぁぁぁぁッ!!」
射精中であろうが構わず、アレクサンドラはペニスに蠕動と吸引の刺激を与えてくる。
快感の波は連続してやってきて、僕はめちゃくちゃに射精していた。
一回の射精、という境界までが曖昧。
ペニスはひたすら脈動し、ドクドクドクドクと精液を吐き出し続けていく。
連続して襲ってくる絶頂に、僕は気も狂わんばかりに転げ回った。
「ふふ…… やっぱり、貴方は私のものよ。サーラにこんな事が出来て?」
アレクサンドラの足元で、快感に悶えてのたうち回る僕――そんな醜態を見下ろし、彼女は満足そうに笑った。
「激しいのの次は、穏やかにイかせてあげるわ……」
しゅるしゅると股間の拘束が解かれ、僕はようやく快感から解放される――
が、反撃できる気力が無い。腕が震えて、全く力が出ない。
それを分かっていて、アレクサンドラは拘束を解いたのだ。
「言ったわよね。貴方達の動向を、クリーチャーの目から見ていたって……」
優しく言いながら、アレクサンドラは倒れ伏す僕を覗き込むように屈みこんできた。
そして右手を僕の肩に、左手を僕の太腿にすくい上げるように回す。
一般的に言うところの、お姫様抱っこの体勢。
そのまま、アレクサンドラは横たわる僕の体を持ち上げた。
「は、離せ……!」
彼女に抱え上げられ抗おうとしたものの、体が動かない。
僕はまるで赤子のように抱えられ、彼女の豊満な胸が右肩に当たる。
そして僕の顔を覗き込んできたアレクサンドラは、優しく微笑んだ。
「だから、貴方がどんな風に女性型クリーチャーに犯されたかも知っているわ。
貴方、女の子の唾液が好きなんでしょう……? キスされたり、体に塗り付けられたりするのが……」
「う、うぁ……」
肯定も否定もせず、僕はただアレクサンドラの顔を見上げた。
彼女は少し口を閉じ、にやりと微笑む。
「ふふ…… 私の口の中、唾液だらけよ。これをどうして欲しい? このままキスしてほしい? それとも――」
そう言って、彼女は僕の股間に視線をやった。
ペニスはこれ以上ないほど屹立し、ぴくぴくと震えている。
「ふふ、こっちに欲しいみたいね……」
そのままアレクサンドラは、僕の股間に顔を寄せ――
「う、うぁぁぁぁ……!」
じゅぶっ……
アレクサンドラは、唾液でどろどろの口内で僕のペニスを咥え込んだ。
たちまち舌が絡み付いてきて、ペニスのあちこちを刺激する。
「う、うあぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
「ふふ……」
アレクサンドラは眼を細めながら、顔を上下させてきた。
ペニスは舌でゆっくりと舐め回され、唾液が粘りながら絡み付いてくる。
じゅぷじゅぷと上下する口内に翻弄され、内頬に亀頭を刺激され――
それはさっき彼女が言った通り、穏やかな快感だった。
「このまま啜り取ってあげる……」
そう言って、アレクサンドラはちゅぅぅぅぅ……と吸い上げてきた。
「ああ…… 気持ちいいよぉ…… おああぁぁぁぁッ!!」
腰を突き出し、僕は彼女の口内にドクドクと射精する。
彼女はちゅばちゅばとペニスを断続的に吸い上げ、精液が尿道内に残ることも許さない。
こうして僕は、残らず精液を吸い上げられてしまった。
僕はただ快感に喘ぎ、そして完全に屈服した獲物に愉悦を覚えるアレクサンドラ。
彼女の気が緩み、かつここまで接近している今が最後のチャンス――
――僕は、ショットガンの銃口をアレクサンドラの腹に押し当てた。
「……ッ!!」
たちまちにして、アレクサンドラの表情が歪む。
この距離なら、あの粘液の盾による防御も不可能――
ショットガンが火を噴き、アレクサンドラの腹が千切れ飛んだ。
彼女は上半身と下半身に分断され、血を噴き出しながら床に転がる。
やったか――!?
「くッ…… まさか、まだ心が折れていなかったなんて……!」
アレクサンドラの上半身が、腕だけでゆっくりと起き上がった。
その腹からは、だらだらと内臓がこぼれ出ている。
ダメだ、まだ生きている。トドメを――
アレクサンドラの上半身から、ぼたぼたと垂れる内臓――いや、あれはダメージによるものか?
同時に、あちこちの床からじゅくじゅくと肉汁が侵食してきている。
まさか、これは――
僕が吹き飛ばした下半身は、便宜的に供えた仮の脚部では――?
「ふふふ…… ちょうどいいわ。搾精の女王の真の姿を見せてあげる。
この姿を見た者は今までにいないし、この姿の私に搾られた者もいない――全部、貴方が始めてよ」
裂けた腹からごぽごぽと肉を垂れ流しながら、アレクサンドラは妖艶に笑った。
その腹部から垂れた肉は彼女の容積より明らかに多く、周囲の床をだんだんと飲み込んでいく。
アレクサンドラの肉が、部屋中に満たされ始めているのだ。
そして彼女の上半身からは美しい蝶の羽が突き出た。
腹の切断面からは、昆虫に特有の膨らんだ下腹が覗く。
周囲を満たす無限の肉と人間の上半身。その腹部と羽根は、魔蝶を彷彿とさせる。
――これが、搾精の女王アレクサンドラ。
「さて…… ここまでになった私を、どうやって倒すのかしら?」
集中処置室に肉の山を築き、アレクサンドラは笑みを見せる。
彼女は壮絶なまでに美しかった。
瞳を合わせているだけで、魅了されそうになる――
部屋中に広がった肉は、僕の膝の高さくらいまでになっていた。
そして前方では、肉の山にもたれた彼女の上半身が誘うように笑みを見せている。
「じゃあ、そろそろフィナーレといきましょうか。貴方が私に屈服した証――私との交尾を」
「ふざけるなァッ!!」
僕はショットガンを構え、アレクサンドラの顔面に向けて何度も発射した。
自分が、立っているだけでやっとなのも忘れて――
5発の散弾を浴びせたところで、僕は射撃の反動にすら耐えられずショットガンを落としてしまった。
しかも、直撃を受けたはずのアレクサンドラにダメージは全く無い。
顔面に何発もの散弾を受けたにもかかわらず、形すら崩れずに涼やかな笑みを浮かべている。
「くそ……ッ!」
やはり、どこかにあるコアを潰さなければならないのだ。
だが、残された武器は懐のマグナムが一挺のみ。
さらに僕の体力はもう限界、ハーブも無い。これ以上、戦う気力も無い……
「ふふっ…… もう、貴方が生き残る道は一つだけ。
その一つとは、永遠に私に可愛がられる事なのよ……? 抗う理由など、どこにもないでしょう……」
「あ、ああ……」
淫らに笑うアレクサンドラ、彼女の瞳に屈服してしまいそうになる。
彼女のものになると認めた瞬間、アレクサンドラは嬉々として僕の精液を搾り取ってくれるだろう。
「ふふ。己の願望に素直になりなさい……」
アレクサンドラの上半身は肉壁の山と同化し、こちらへずずず……とにじり寄ってくる。
そして、僕の眼前までアレクサンドラは迫ってきた。
その腹から、ずるずると一見して淫らな器官が姿を現す。
こちらに口を開けた壷のような器官――その用途は明白である。
その肉壷の内壁にはびっしりとヒダや突起が覆い、触手のような器官がうねうねと蠢いていた。
ねっとりとした粘液がどぷどぷとこぼれ、挿入を待ちわびるように肉壁自体がやわやわと収縮している。
「では、その卵管におちんちんを挿入しなさい。男に生まれた事を泣いて感謝するくらい、いい気持ちにさせてあげるから――」
「あ、ああぁぁ……!」
あの中に、僕のペニスを――!?
――入れてみたい。
搾精の女王が誇る、最高の生殖器官。
あの淫らな器官で、ペニスを搾り尽くして欲しい。
最高の快感を味わいながら、彼女の中に精を注ぎ込みたい。
あの中に、あの中に――
「……ちょっと、大丈夫!?」
その瞬間、聞き慣れた声の主が最終処置室に飛び込んで来た。
――沙亜羅!
状況も分からず室内に飛び込んできた沙亜羅は、部屋中に広がっているアレクサンドラの肉を見回して表情を歪めた。
「ね、姉さん……!? それに優、一体何をしようと――」
沙亜羅は硬直した表情で、一歩背後に退く。
アレクサンドラの腰の部分に開いた、とてつもなく淫らな肉壷。
ペニスを怒張させ、呆然としながらその前に立つ僕。
何をしようとしていたかなんて明白――にもかかわらず、沙亜羅は状況の理解に時間を要した。
「ふふ…… いいタイミングで来たわね、サーラ」
アレクサンドラは、今にも泣きそうな表情で立ち竦む沙亜羅に笑いかけた。
「今から、貴女の大好きな人が私に精液を注ぎ込むの」
「そんな…… ちょっと、嘘でしょ! 優!?」
沙亜羅は僕に視線をやった。
そして僕は、彼女の視線に応えられない。ただ、目の前の淫らな肉壷を眺めている。
「これは、単なる搾精じゃないわ。生殖行為――貴女の大好きな人の子供を、私が孕むの」
「そんな事、させるもんか……!」
素早くショットガンを構える沙亜羅。
すかさずアレクサンドラの肉から触手が伸び、彼女の両腕を拘束する。
ショットガンは床に落ち、アレクサンドラの肉に飲み込まれた。
「この……! 離せ……!」
両腕を拘束されつつも、沙亜羅はもがいた。
しかし、そのまま肉にのしかかられて押さえ込まれる。
「ふふ、貴女はそこで見ていなさい」
完全に自由を奪われた沙亜羅から、僕に視線を戻すアレクサンドラ。
「さぁ、続きをしましょう。この卵管の中に、おちんちんを入れなさい」
「だめぇ! やめてよ、優! やめてぇ……」
沙亜羅の声が聞こえる。
「ふふ……サーラも、よっぽど貴方とセックスしたかったようね。
それを姉の私が横から奪ってしまうなんて、素敵―― 覚悟しなさい、かなり激しい交尾になりそうよ……」
「やめてぇ…… やめてよぉ…… こんなの嫌だよぉ、優……」
沙亜羅はもがきながら啜り泣く。
「お願いだから、そんな姉さん殺しちゃってよぉ……」
――無理なんだよ、沙亜羅。
たとえこの至近距離からマグナムを撃ったところで、アレクサンドラには通じないんだ。
コアを破壊しないと駄目なんだ――
「さあ…… そのまま、私の卵管におちんちんを入れなさい。
たっぷり締め付けて、たっぷり嫐り上げて、たっぷり弄んで、たっぷり可愛がって、たっぷり愛して、たっぷり搾り取ってあげる――」
「あ、ああぁぁぁ……」
僕は、淫らに誘う肉壷を凝視した。
うにゅうにゅと挿入口を蠢かせている卵管。
入口のところに、無数の触手が見える。
挿入の際にはあれが絡み付いてきて、一挙に中へ引き込まれるのだ。
その後は――
僕は、卵管の内部を呆然と眺める。
ぬるぬるの粘液に、一枚一枚がざわざわと蠢いているヒダ。
うにうにと収縮している奇妙な突起に、じゅるじゅると蠢く触手。
あの全てがペニスにまとわり付き、徹底的に嫐り尽くされるのだ。
「嫌だぁ……! 優、そんなの駄目ぇぇぇッ!!」
沙亜羅が泣き叫ぶ声すら、遠くから聞こえる。
あそこにペニスを入れるだけで、天国へ連れて行って貰えるのだ。
搾精の女王に、全身全霊で愛して貰える――
アレクサンドラに可愛がられながら、精液を吸い尽くして貰える――
そして、僕は――
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アレクサンドラに身も心も委ね、搾り取ってもらう。
アレクサンドラを拒絶する。
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アレクサンドラに身も心も委ね、搾り取ってもらう。
「あ、ああぁぁぁ……」
もう、快楽の事しか考えられない。
沙亜羅が見ていることなど、もうどうでもいい。
「ふふ…… 私達が繋がっているところを、サーラに見せつけてあげましょう」
アレクサンドラは、たまらなく淫靡に笑った。
僕はまるで立小便をするように、ペニスの角度を整える。
そして、ひくひくと蠢く卵管の入口にペニスを近づけていった。
くぱぁ……と内部で糸を引きながら挿入を待つアレクサンドラの肉壷。
この中に、僕のペニスを――
「い、いやぁぁぁぁぁぁッ……!!」
沙亜羅の絶叫も、僕とアレクサンドラを祝福しているかのように聞こえた。
――にゅ。
卵管の入口に、亀頭を押し当てる。
ただそれだけで、耐え切れないほどの快感が僕を襲った。
入口で蠢く触手が、僕の亀頭にゆっくりと這う。
挿入口に押し当てているだけなのに、淫肉がねっとりと絡んでくる。
その優しい快感に、僕は――
「あ、ああああぁぁぁぁぁぁッ!!」
どく、どくどくどく……
まだ入口にもかかわらず、僕は精液を漏らしてしまった。
白濁液は彼女の卵管の挿入口を汚し、糸を引きながら垂れていく。
「あらあら、そんなところで出しちゃうなんて」
アレクサンドラはクスクスと笑う
「見なさい、サーラ。貴女の想い人、私の入口で我慢できずにおもらししちゃったわ……」
「うぅ……」
沙亜羅は、僕から目を逸らして啜り泣いていた。
「さあ、そのまま中に入りなさい。奥まで入れたら、もっとすごい事をしてあげるから……」
「あ、あああぁぁ……」
僕はアレクサンドラの言葉に従い、そのままペニスを突き入れようとする。
入口に押し当てている亀頭がヒダにぬるりと擦れ、たまらない快感をもたらした。
「あああぁぁぁぁ――ッ!! ま、また……!!」
どく、どく、どく、どく……
その刺激に耐えられず、僕はまたも挿入口で射精する。
入口で渦を巻いている触手は、二度も暴発したペニスに優しく絡んでくれた。
その刺激で、僕は体を震わせながら精液を絞り出す。
「人間って、なんて脆弱なのかしら…… 仕方ない、私から招待してあげましょう――」
しゅるしゅるしゅる……
「うぁ…… え……!?」
入口の触手が僕のペニスの根元に絡み付き、そのまま内部に引き込んできた。
僕の怒張したペニスが、一気に彼女の卵管へ――
その瞬間、僕はなぜか沙亜羅の方を見た。
彼女は瞳に涙を溜め、僕達の方をじっと見ている。
小刻みに、「やめて、やめて」と呟きながら――
――じゅぷ、じゅぷじゅぷじゅぷ。
僕のペニスは、一気にアレクサンドラの生殖器に飲み込まれた。
「あ…… うぁ……」
どくん、どく、どく、どく……
脳が理解するよりも早く、射精がやってくる。
「ふふ…… 貰っちゃったわよ、サーラ」
アレクサンドラは、にっこりと笑った。
「……ぁ、ぁぁ……」
沙亜羅は放心し、肩をガクガクと震わせている。
「どう、私の中は気持ちいい?」
アレクサンドラは、口を開けたまま震えている僕に話し掛けてきた。
「あ…… が……」
僕の腰も、外面的にはアレクサンドラの卵管も、全く動いてはいない。
しかしその内部では、壮絶なまでの責めが行われていた。
ヒダがペニスを包み込み、一斉に擦りついてくる。
粘液がペニスにまとわり付き、絞り上げてくる。
無数の触手がペニスに絡み付き、扱き上げてくる。
奇妙な突起がペニスのあちこちに押し当てられ、嫐り立ててくる。
内壁が滅茶苦茶にうねり、ペニスに異様なほどの蠕動を伝えてくる。
一瞬にして、男性器は犯し尽くされた。
「あ…… うぁ……」
どくん、どく、どく……
開いた口から唾液をたらりとこぼし、僕は射精した。
壮絶な搾精でありながら、湖面のように静か。
ただひたすらに凄まじい技巧と愛情で、精液を搾り取っていく。
これが、アレクサンドラとの交尾――
「ふふ…… 精液が搾り取られていくの、分かる?」
「分かる…… 気持ちいい……」
夢見心地で、僕は呟いた。
甘い夢に包まれ、僕はペニスを搾られている。
アレクサンドラの生殖器は、まさに天国。僕はその中に昇天していく。
余りの気持ちよさに、僕は泣いていた。
「男に生まれてきて良かったでしょう。こんな気持ちいいことしてもらえるなんて……」
「よ、よかった…… きもち、いい……」
僕はただ、オウム返しのように呟く。
しかし、ペニスは精液を吐き出し続ける事で悦びを表現していた。
「従順な貴方には、泣き叫ぶような搾精はやめてあげるわ。ただ天国を味わって……」
「あ、ああ……」
じゅるじゅるじゅる……
アレクサンドラの卵管は、静かに僕の精液を吸い上げた。
壮絶なまでに優しい快感を、じっくりと僕に与えながら――
「私とサーラ、どっちが好き?」
その腕で優しく僕の頭を撫で、アレクサンドラは尋ねてきた。
「アレ…… ラ……」
「ふふ、聞こえないわ……」
「アレク、サンド……ラ……」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
沙亜羅は絶叫した。
今の僕には、それが単なるノイズにしか聞こえない。
「サーラとセックスしたい? それとも、このまま私としていたい……?」
「アレクサンドラと…… このまま……」
「嫌ぁッ! 嫌ぁッ! 嫌ぁッ!! 嫌ぁッ!! 嫌ぁ――ッ!!」
まるで僕の言葉が聞きたくないかのように、ひたすら喚き立てる沙亜羅。
「はい、よくできました……」
アレクサンドラは自分の体に僕を引き寄せてきた。
僕の頭が、彼女の豊満な胸に抱かれる。
「御褒美をあげるわ。その後、余興を楽しみましょう……」
じゅるるるるる…… ぐにゅぐにゅ、ぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃ……
「うぁ…… あ……!」
ひときわ甘く、アレクサンドラの生殖器は僕のペニスを搾り立てた。
快感が溢れ、ドクドクと彼女に注がれていく。
卵管が男性器に究極の快感を与え、精液を搾り出す。
その精液は、卵管を伝って子宮に注がれていく。
そんなサイクルに翻弄され、僕のペニスは優しく嫐られ尽くした。
「ふふ、たっぷり頂いたわ……じゃあ、余興を始めましょう」
ちゅぽん……と、卵管から僕のペニスが離れた。
粘液でねとねとのペニスと肉壷の間に、淫らな糸が引く。
徐々に、僕には理性が戻ってきた。
同時に、部屋全体――いや、研究所全体が振動する。
部屋を満たしていた彼女の肉が膨らみ始め、空間を圧迫してきた。
僕の膝まであった彼女の肉は、腰の高さまで――いや、胸の高さまで押し上がってきている。
このままじゃ、完全にアレクサンドラの肉に呑み込まれてしまう――
「……」
涙を流しながら放心していた沙亜羅も、アレクサンドラの肉に呑み込まれていった。
そして、僕も――
彼女の温かい肉が、濁流のように僕を飲み込む。
そして僕の意識は、甘い闇に落ちていった――
「う、うう……」
気付いたとき、僕は肉の洞窟に倒れていた。
約3m四方の、非常に狭い空間だ。
ケガも苦痛も一切ない。
上半身を包む服さえそのまま――
そして目の前には、服を着たままの沙亜羅が座り込んでいた。
彼女は濁った目で、何かをぶつぶつと呟いている。
まるで、壊れてしまったかのように――
もう、僕には起き上がる気力すら無い。
これから、何が起きるのかも分からない。
仰向けに倒れたまま、僕は沙亜羅をぼんやりと眺めていた。
「ふふ…… どうだった、サーラ?」
不意に、肉壁にアレクサンドラの姿が浮かび上がる。
「ひどい…… ひどいよ、姉さん……」
沙亜羅は、まるで幼児に退行してしまったかのように泣きじゃくった。
壊れかけの妹に手を伸ばし、アレクサンドラは沙亜羅の頭を優しく撫でる。
「ごめんね、サーラ。次は、貴女にもあげるから――」
そう言ったアレクサンドラは、僕の方を向いて口の端を歪ませた。
「――サーラ、彼を犯してあげなさい」
「な……」
僕は激昂しようとしたが、もう体が動かない。
消耗が激しすぎて、何もできない。
アレクサンドラは、沙亜羅に優しく囁きかけた。
「彼は、サーラとセックスするより私とする方が良いって言ったわ。……本当にそうかしらね?
男って身勝手よ。貴女が犯してあげたら、心変わりするかも――」
「……」
沙亜羅は、無言で立ち上がった。
そして、濁った目で僕を見下ろす。
その凍て付いた目に、僕は寒気を覚えた。
「犯してあげるわ――」
ぞっとするような声で、沙亜羅は言った。
彼女はスカートの下に手をやり、そのまま下着を脱ぐ。
「やめろ…… 沙亜羅……」
「どうして……!? 姉さんとの方がいいの!?」
ヒステリックに叫ぶと、沙亜羅は横たわる僕にのしかかって来た。
僕の腰をまたぎ、手を添えてペニスの角度を調節しながら――そのまま、腰を下ろしてくる。
「沙亜羅、やめるんだ……!」
「私のおまんこで、おちんちん犯してあげるわ。泣いても喚いても、許してあげないんだから――ッ!」
そして沙亜羅は、一気に腰を落としてきた。
――ぬぷ、ぬぷぷぷぷ……
アレクサンドラの粘液でぬめっていたペニスは、あっさりと沙亜羅の膣に入っていく。
「ああ…… 沙亜羅! 沙亜羅!」
彼女の中はひたすら熱く、そして非常に狭い。
「痛……ッ!」
沙亜羅は表情を歪ませる。
それとは対照的に、アレクサンドラは愉悦に満ちた笑顔を見せた。
「ふふ……初めてだったのね。処女に逆レイプされるなんて――これでイったら、男の面子は丸潰れじゃなくて?」
「イかせて…… あげるわよ…… 私の、中で――!」
沙亜羅は目に涙を浮かべながら、腰を振り立ててくる。
与えてくる快感の度合いなら、アレクサンドラとはまるで比較にならない。
それでも、あの少女が僕の上で腰を振っているという事実だけで――!
「ああ…… 沙亜羅……ッ!」
僕は、快感の喘ぎを漏らした。
「ふふ…… いい? 私の中、気持ちいい?」
沙亜羅は痛みにこらえながらも僕を責め続け、嗜虐に満ちた表情を浮かべる。
彼女の膣は攻撃的に僕を締め上げ、射精へと追い詰めていく。
「ほらぁ…… もっと喘いでよぉ! もっと悶えてよぉ! 姉さんとの時は、こんなもんじゃなかったでしょ!」
「ああ…… 沙亜羅……! 沙亜羅……!」
「ほら、ほら、ほら、ほらぁッ! 気持ちいい? 気持ちいいよね!?」
沙亜羅は残酷に僕を責め上げ、腰をゆさゆさと振り立ててくる。
僕の上で踊る沙亜羅の体、それを見ているだけで限界が近付く――
「姉さんと私、どっちの方が好き――?」
「沙亜羅の方が…… 好き……」
息も絶え絶えに呟く僕に対し、アレクサンドラはくすくすと笑った。
「姉さんのおまんこと私のおまんこ、どっちが気持ちいい――?」
「沙亜羅の方が…… 気持ちいい……」
僕は沙亜羅に犯されながら、呻き声混じりに告げた。
沙亜羅は満足げに微笑み、ますます腰を振り立ててくる。
限界がとうとう目前にまで迫ってきた。
「ああ…… 気持ちいいよ、沙亜羅……」
「いい……? 私に犯されて、気持ちいい……?」
そう言いながら、彼女はゆっくりと僕の方に体を倒してくる。
騎乗位のまま倒れ込んでくる沙亜羅を、僕はしっかりと抱き止めた。
そのまま、沙亜羅は僕の唇を求める。
まるで貪るように、僕の口に吸い付いてきた。
ちゅるちゅると、僕と沙亜羅は互いの口内を味わう。
「ああ…… 沙亜羅、もう――!!」
「イくの……!? いいよ、イって! 私の中でイって!!」
そう叫びながら、滅茶苦茶に腰を振り立てる沙亜羅。
「んッ…… 私も……! ああッ! ああぁぁ――ッ!!」
「沙亜羅…… 沙亜羅――ッ!!」
びく、びく、びくん……!
どく、どくどくどく……
彼女の体がブルブルと震え、膣内が生き物のようにうねった。
その刺激に耐えられず、僕は沙亜羅の中に精液を注ぎ込む。
腰を震わせ、沙亜羅の膣内にたっぷりと――
最後の一滴まで精液を出し尽くし、僕のペニスが沙亜羅の膣から抜けた。
「どう、サーラ? たっぷり搾り出してあげた?」
アレクサンドラは、沙亜羅の膣からどろどろと溢れ出る精液を見て笑みを浮かべた。
そして、淫らに絡み合う僕達にゆっくりと歩み寄る。
「次は、こんな趣向で楽しみましょうか――」
じゅるりと迫った肉壁が、沙亜羅の体を突然に包み込んだ。
彼女の小さな体は、たちまちにしてアレクサンドラの肉に呑み込まれる。
一体、何を――
「ふふ…… この娘も、クリーチャーにしてあげる。
そして貴方は、クリーチャーとなったサーラに精を搾り取られるのよ」
アレクサンドラは、僕を見下ろしてにっこりと笑った。
沙亜羅はアレクサンドラの肉の中でサナギとなり、その体組織を組み替えられていく。
H-ウィルスを自在に扱えるアレクサンドラにとっては、クリーチャー化など造作もなく行えるのだ。
そしてアレクサンドラが作ったサナギの中から、クリーチャーと化した沙亜羅が姿を現した。
「姉さん、これは――」
すっかり姉に従順になった沙亜羅は、自らの体を見回して目をぱちくりさせる。
このクリーチャーには見覚えがあった。
警察署で出会った、あの舌女――
「サーラ。この人はね、警察署でリッカー娘に舌で犯されたのよ。貴女も同じ事をしてあげなさい――」
「はい、姉さん……」
沙亜羅は、しゅるりと舌を伸ばしてにっこりと笑った。
「覚悟してね、優…… この舌で、べろべろに舐め回してあげるから……」
「や、やめろ……! 沙亜羅……!」
「ふふ…… どこをナメナメしてほしい? ここ? それとも、ここ?」
沙亜羅の舌が、僕の首筋や肩ににゅるりと這った。
舌は僕の肌を味わうように擦り付けられ、唾液がねっとりと跡を引く。
「次は、ここね――」
「う、うぁぁぁぁッ!!」
沙亜羅の舌が胸にぐるぐると巻き付き、舌先で乳首をちろちろと舐め回した。
その不思議な快感で、ペニスはたちまち怒張してしまう。
「ここ舐められてると、すごく切なくなっちゃうでしょ。おちんちんもペロペロされたい?」
「うぁぁぁぁ……!」
「悶えてるだけじゃ分からないわ……」
ぎゅるぎゅるぎゅる……
僕の全身に沙亜羅の舌が巻き付いてきて、じわじわと締め上げ始める。
下腹部から股間は特に念入りにピンクの舌が巻き付いていたが、ペニスの根元から上には一切触れてくれない。
「さあ、おちんちんをどうして欲しいの?」
「な、舐めてぇ…… 沙亜羅ぁ……」
僕の懇願に、沙亜羅は満足そうな笑みを浮かべた。
「いいよ。舌で犯してあげる――」
ぎゅるぎゅるぎゅる……
沙亜羅の舌が僕のペニスに絡み付き、隙間なくぎっちりと覆い込まれてしまった。
その中で舌がうにうにと蠢き、僕のペニスを舐め回してくる。
その様子を見て、アレクサンドラは目を細めた。
「どう、サーラ? 美味しいでしょう?」
「はい、姉さん。舐めても舐めても先っぽから汁が出てきて……舐め取ってあげるたびに優がビクンビクンと震えて……」
そう言いながら、沙亜羅は舌で僕のペニスを嫐り抜いてくる。
「あぁぁ……! 沙亜羅ぁ! 沙亜羅ぁ……!!」
根元から尿道口に至るまでを執拗に舐め尽くされ、僕は沙亜羅の足元を転げ回った。
そんな僕を見下ろし、沙亜羅は目を細める。
「無様だね、優…… でも、可愛いよ」
「そろそろ、イかせてあげなさい。まだまだ彼を愉しませてあげる趣向はあるんだから」
「はい、姉さん……」
沙亜羅は姉に対して頷いたあと、再び足元に転がる僕を見下ろした。
「じゃあ、一気にイかせてあげる。私のことを考えながら、射精してね」
「さ、沙亜羅――!!」
舌がカリを螺旋状に覆い、一気に締め上げてくる。
柔らかい舌先が、ぬるぬると亀頭に這い回る。
あの憎まれ口を叩いていた沙亜羅が、小さくて偉そうだった沙亜羅が、可愛らしい沙亜羅が……
そんな沙亜羅が、舌で僕のペニスを徹底的に舐め回している――
「うぁ……! 沙亜羅、出るよ……! 沙亜羅……ッ!! ああぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
どくん、どくどくどく……
沙亜羅の舌に、僕の精液が迸った。
「舌でイかされちゃったね、優……」
「あ、ああぁぁぁぁぁ……」
彼女の舌が優しくペニスを絞り、尿道に残った精液まで出し尽くされる。
そんな沙亜羅の体を、アレクサンドラの肉が突然にじゅるりと覆い込んだ。
「ふふ…… 次も、素敵なクリーチャーにしてあげる……」
サナギの中で沙亜羅の下腹が妖しく膨らみ、腕と足が大きく発達していく。
さらに、新たな四本の足が――そう、警察署で出会った蜘蛛女だ。
新たなクリーチャーに変貌した沙亜羅は、ゆっくりとサナギから出てきた。
「サーラ…… 彼はね、警察署でブラックウィドウ娘に交尾させられたのよ。
蜘蛛の糸で自由を奪われて、強引にね…… ふふ、悔しくない?」
あの蜘蛛女と同じ体を獲得した沙亜羅は、僕をぎろりと睨んだ。
「優…… 私と交尾しよう。イヤなんて言わせないから――!」
そして沙亜羅は、ぶわっと粘糸を吐き掛けてきた。
もともと動く気力のない僕の体は、沙亜羅の吐き出したネバネバの糸で拘束されてしまう。
そんな僕に対し、沙亜羅は八本足を駆使してのしかかってきた。
「ふふっ…… 交尾しよう、優――」
「さ、沙亜羅……! ダメだ、そんなの……!」
沙亜羅の下腹部は蜘蛛のように膨らみ、僕の股間に迫ってくる。
「何がダメなの? こんなにおちんちん大きくして……」
ずぶずぶずぶ……
ヒダやイボの詰まった沙亜羅の生殖孔に、僕のペニスは根元まで呑み込まれた。
「ふふっ、交尾しちゃった…… 私、優と交尾してるんだ……」
沙亜羅は淫靡に笑い、膨らんだ下腹部をカクカクと振り立ててくる。
彼女の中にびっしりと詰まったヒダやイボが、容赦なく僕のペニスに擦り付けられてきた。
「ああ…… それ、すごいよぉ……! 沙亜羅ぁ……!!」
どくん、どくどくどく……
その刺激に屈し、僕は沙亜羅の中に精液を放出した。
にもかかわらず、沙亜羅はひたすら下腹を振り続ける。
「ほら、優…… この体、すごく腰が振りやすいよ…… これが交尾なんだ……」
沙亜羅は組み伏せた僕の顔を眺めながら、カクカクと動物的に下腹を振り立てる。
ぶじゅ、ぶじゅじゅ…… じゅるじゅるじゅる……
彼女の生殖孔内で、僕のペニスがイボやヒダに包まれたままシェイクされた。
まるで容赦のない沙亜羅の交尾に屈し、僕は悶えながら精液を漏らし続ける。
「ああ……! 沙亜羅……! 沙亜羅……!」
「ふふ…… 腰振ってあげただけで、ドクドク出しちゃって…… 私、優を支配しちゃってるんだ……」
沙亜羅は、ひたすら僕の精液を搾り取ってくる。
そんな少女に、交尾を強制される興奮――僕には、クリーチャーに変貌してしまった沙亜羅への嫌悪感など微塵もない。
「そろそろ、次のクリーチャーにしてあげるわ、サーラ……」
「はい、姉さん」
沙亜羅はアレクサンドラに従順に従い、僕の体から離れた。
そして、その体がまたもやアレクサンドラの肉に覆われていく。
「貴方は、次が何か分かるわよねぇ…… 処理施設で襲われた、あの――」
――ハンター娘。
その瞬間、僕は気付いた。
アレクサンドラは、僕が襲われた事のある女性型クリーチャーを順番に再現しているのだ。
「姉さん、これは……」
サナギから出てくる沙亜羅。
人間より一回りは大きいカエルの頭頂から、沙亜羅の小さな上半身が突き出ていた。
彼女は、まるで大きなカエルに乗っかっているかのようだ。
「彼はね、ハンター娘に下半身を咥え込まれて、いろいろと弄ばれたのよ。おちんちんをね……」
アレクサンドラはくすくすと笑う。
「そうなんだ…… 食べられるところだと思ってたら、エッチな事されてたんだ――」
変貌した沙亜羅は、カエルの口から舌をしゅるしゅると伸ばしてきた。
僕の体はその舌に巻き付かれ、口の中に引き込まれていく。
「ああ、沙亜羅……」
「ふふ、食べてあげる――」
ぱっくりと、カエルの口が僕の下半身を咥え込んだ。
「あああ…… 沙亜羅ぁぁ、そんな事……!」
「どんな事されたの? おちんちん舐められたの? くちゅくちゅされたの……?」
ぐぷっ、ぐぷっと、沙亜羅は僕の下半身を吸い立ててきた。
「うぁぁ! あああぁぁぁぁッ!!」
その柔らかく咀嚼される感触に、僕は身悶える。
「ふふ…… 優を食べちゃったりはしないけど、アメ玉の気分を味あわせてあげる。
いっぱいしゃぶって、いっぱい舐め回して…… 気持ちよさで溶けちゃいなさい」
ちゅぷっ…… じゅるじゅる…… ねろねろねろ……
僕の下半身――僕のペニスは、沙亜羅の口内でねぶり回された。
唾液の海を泳がされ、たっぷりと吸い立てられる。
「沙亜羅……! 沙亜羅ぁぁ……!」
僕は、何度も少女の名を呼んだ。
彼女の舌は会陰部や肛門にまで這い回り、味わうように舐め回してくる。
あの沙亜羅が…… 可愛い沙亜羅が、こんな事を――
「サーラ…… 彼はね、女の子の唾液が大好きなのよ」
絡み合う僕達を眺めていたアレクサンドラが、おもむろに助言した。
「分かりました、姉さん」
沙亜羅は頷くと、下半身をしゃぶり尽くされて陶酔している僕の顔を覗き込んだ。
「優、ヨダレが好きなの……? 変態だね――」
ぺっ、ぺっと、沙亜羅は僕の顔にツバを吐き掛けてくる。
「あらあら、違うわよサーラ。もっと優しくあげなさい」
「はい、姉さん……」
沙亜羅は再び、僕の顔を覗き込んでくる。
「ごめんね、優。こういうのじゃなかったんだね」
そう言いながら、沙亜羅は僕の頬をべろりと舐めてきた。
さらに唾液をたっぷりと垂らしながら、僕の顔をべろべろと舐めてくる。
「ああ、沙亜羅……」
「ふふっ…… お口にもあげる。……ん、ちゅ」
沙亜羅は僕の舌を吸い、さらに口内に唾液をたっぷりと注ぎ込んでくる。
彼女の甘い唾液を味わいながら、僕は舌をぬちゅぬちゅと沙亜羅の口内でしゃぶられた。
そして下の口でも、下半身がふやけてしまうくらいにしゃぶり尽くされる。
上半身は彼女の細い腕でがっちりと抱き締められ、身動きできない。
そして沙亜羅の唇は僕の口を封じ、舌の動きすら奪われている。
下半身はカエルの口で咥え込まれ、アメ玉のようにいたぶり尽くされている。
全身に沙亜羅が密着し、彼女の全身で捕食されているかのような感覚が僕を襲った。
沙亜羅に食べられながら、僕は限界を迎える――
「ああぁぁぁぁぁッ!! 沙亜羅ぁぁぁぁッ!!」
僕は沙亜羅にじっくりとしゃぶり尽くされながら、口内にドクドクと射精した。
沙亜羅はカエルの口で僕の精液をじゅるじゅると啜り、その度に甘美な感触が下半身を襲った。
その動きのおかげで、僕はとろけるような快感を味わいながら精液を搾り取られてしまう。
「ふふ、次はヒル娘ね…… でも、サーラをヒルそのものの姿にするのも趣が削がれるわ」
そう言いつつも、アレクサンドラは肉で沙亜羅の全身を包み込む。
そしてサナギから出て来たとき、沙亜羅は人間の姿に戻っていた。
「姉さん、これは――?」
「ふふ…… その体で、彼を吸い尽くしてあげなさい」
「……」
沙亜羅は、ゆっくりと自分の服を捲り上げて腹部を露出させる。
その服とスカートの間から、可愛らしいおへそが覗いた。
「分かったわ、姉さん――」
にっこり笑うと、沙亜羅は服を捲り上げたままで僕の股の間にしゃがみ込む。
「おへそのヒルで、優のおちんちんから精液吸い取ってあげる。ちゅーちゅーって……」
「ああ、沙亜羅……!」
――にゅるるるん。
僕のペニスは、沙亜羅の可愛らしいおへそに呑み込まれた。
「うぁぁぁ……!! ああああぁぁぁぁッ!!
その感触は、まさにヒル娘と同一だった。
内部がぐちゅぐちゅと絡み付き、締まったり緩まったりを繰り返す。
ペニスのあちこちが揉み立てられ、ヒダヒダの内壁に嫐り上げられる。
散々に味あわされた感触を、今度は沙亜羅が――
「ふふ……」
両手で服を捲り上げたまま、そのおへそで僕のペニスを啜る沙亜羅。
見下すように笑われ、僕はたちまち限界を迎えた。
「うぁぁぁぁぁッ!! あああぁぁぁぁぁッ!!」
どくん、どくどくどく……
男性器から精液を吸い尽くす構造の、沙亜羅のおへそ――その中に、僕はたっぷりと射精した。
「このおへそ、凄い…… 優、たちまち射精しちゃった……」
おへそで精液を吸い取りながら、沙亜羅は眼を細める。
「ふふ、ヒル娘の時より早いわね。仕方ないか、吸い取ってるのがサーラなんだから――」
アレクサンドラは微笑んだ。彼女には全て見抜かれているのだ。
「ふふ、まだまだ吸い取っちゃうよ……」
「うあっ! ああぁぁぁぁぁ……!」
ちゅぽん、ちゅぽんとペニスが吸い上げられ、ぐじゅぐじゅのヒダで執拗にカリが擦り立てられた。
やはり、ヒル娘と同じ刺激。
それを沙亜羅にしてもらっていると思っただけで、快感は数倍になる。
――ぷちゅ。
そしてペニスの先端に、唇のような器官が優しく密着してきた。
無造作にちゅぱちゅぱと吸い立てられ、僕は悶絶する。
「もうだめだぁ……! 沙亜羅、沙亜羅ぁ……! あああぁぁぁぁッ!!」
どくん、どくどくどく……
僕は沙亜羅に精液を捧げ、悶え喘いだ。
その様子を眺め、沙亜羅は満足げに眼を細める。
「じゃあサーラ、次にいきましょう」
「でも、姉さん…… もう少し……」
沙亜羅は、微かに眉をひそめる。
「大丈夫よ。今までになったクリーチャーなら、貴女の意思でいくらでも変形できるわ。
貴女は私に極めて近い遺伝子を持っているのだから、H-ウィルスの適合力もかなりのものよ」
「分かりました、姉さん」
すっ……と、沙亜羅は僕から離れた。
そして、彼女の体をアレクサンドラの肉が覆い込む。
僕は沙亜羅のおへそから解放され、体を弛緩させた。
ヒル娘の次に襲われたのは、確か研究所――ノビスタドール娘。
昆虫のような六本足に、大きな胸を持った女性型クリーチャー……!
サナギから出てきた沙亜羅は、あのノビスタドール娘と同じような体型だった。
ただし、胸は一回りほど小さい。
それでも沙亜羅の元々の胸に比べれば、かなり大きくなっているが――
「見て、優…… 私の胸、こんなに大きくなっちゃった……」
「挟んであげなさい、サーラ。彼が研究所でされたように」
沙亜羅は、地面に転がる僕を六本の足で組み敷く。
「そんな事まで…… パイズリまでされたんだ……」
僕を見下ろし、軽蔑の表情を浮かべる沙亜羅。
そのまま、ふくよかな両胸で僕の股間を押し潰してくる。
「どう? 柔らかいでしょ。今から、おっぱいでおちんちん包まれちゃうんだよ……」
沙亜羅が胸を浮かした瞬間、彼女の乳首が震えた。
そして、その先端から母乳がびゅくびゅくとこぼれる。
「あっ、お乳が出るんだ――」
沙亜羅の母乳は、僕の胸や首、アゴに掛けて飛び散った。
そして口の中にも。これが、沙亜羅の味――
「ふふ、私のミルク、ここにもあげる……」
沙亜羅は悪戯気な表情を浮かべ、僕のペニスに母乳をたっぷりと垂らしてきた。
ねちゃねちゃの濃厚なミルクが糸を引き、僕のペニスに粘りつく。
その甘く温かい刺激だけで、僕は精を漏らしそうになった。
「優のミルクも出ちゃう? じゃあ挟んであげる……」
「ああ、沙亜羅……!」
巧みに、彼女は僕のペニスを谷間に挟み込んでくる。
沙亜羅の柔らかく温かい双丘に包まれ、僕は安堵のため息を漏らした。
このまま、ペニスをずっと優しく挟み込まれていたい――
ずにゅっ、ずにゅっ、ずにゅっ……!
沙亜羅は、おもむろに乳房を両側から揉み立ててきた。
その感触が、じかにペニスに伝わっていく。
「ああッ! 沙亜羅ぁぁぁッ! うあぁぁぁッ!!」
「ふふ、優しくしてもらえるとでも思った? 優、私に犯されてるんだよ?」
淫らに笑いながら、激しく胸を動かす沙亜羅。
上下に動かされるたびに、ペニスのあちこちがスベスベの肌に擦り立てられ……
ぎゅっと内側に圧迫されるたびに、ペニスが胸の谷間で締め付けられた。
その緩急自在な胸での責めに、僕は一気に追い込まれる。
「あああぁぁぁ……! 沙亜羅ぁぁ……! 気持ちいい……!」
「いいよ、優。そのまま出して」
「さ、沙亜羅ぁぁぁぁッ!!」
どくん、どく、どく、どく……
僕は沙亜羅の温もりを感じながら、彼女の胸の谷間に精液を漏らした。
「ふふ、ギュウギュウにしてあげる」
沙亜羅は乳房でペニスを巧みに締め付け、射精中のペニスに快感を与えてくれた。
彼女の胸に搾り取られ、僕は天国を味わう。
「サーラ、その体でもっと凄いことをしてあげられるわよ。乳首でね……」
「乳首で……?」
僕のペニスを解放し、自らの乳首をくにくにといじる沙亜羅。
不意に、その乳首がうにゅぅ……と口を開いた。
その淫らな肉洞内には母乳が絡み、内壁がひくひくと蠢いている。
「分かったわ、姉さん。この中に、おちんちんを入れてあげるのね」
「そういう事……凄いわよ」
アレクサンドラはクスクスと笑う。
「おっぱいでおちんちん呑み込んじゃうんだ。そんなの、初めて……」
そう言いながら、沙亜羅は僕のペニスに乳首を近付けてきた。
肉洞からは母乳がとぷんと溢れ、亀頭にとろとろと垂れる。
「あ、あ……!」
研究所でノビスタドール娘を相手にした時は、ここで反撃した。
今は、そんな力もそんな気もない。
僕のペニスは、あの中でたっぷりと締め付けてもらえるのだ。
無抵抗のまま、ペニスは沙亜羅の乳首に――
――じゅぷぷぷぷ……
「あ、ああ……! 沙亜羅ぁ! 沙亜羅ぁぁぁ――ッ!!」
僕のペニスには母乳が絡み付き、乳首の中で滅茶苦茶に締め上げられた。
「うぁぁぁぁぁぁッ! 沙亜羅、沙亜羅ッ! あああぁぁぁぁッ!!」
どくん、どくどくどくどく……
実にあっけなく、僕は沙亜羅の胸で射精してしまう。
「え…… もう……?」
沙亜羅本人も、きょとんとした表情を浮かべた。
「ふふ、仕方ないわ。その胸は、言わば生体搾精器なんだから」
アレクサンドラがくすくすと笑う。
「搾乳器ならぬ、搾精器なのよ。ミルクを搾るはずのおっぱいで、逆に男のミルクを搾っちゃうのよ――」
「あああぁぁぁ――ッ! うあぁぁぁぁぁぁッ!!」
そうしている間にも、僕のペニスは沙亜羅の乳首の中でもみくちゃにされていた。
僕は体をよじらせながら、たちまち二度目の射精を強制されてしまう。
「私、何もしてないのに……」
沙亜羅は、よがり狂う僕の顔を見下ろした。
「入れてるだけで、そんなに気持ちいいんだ……ふふ」
じゅぶるるるるるるる…… じゅぷじゅぷじゅぷ……!
じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ……!
「うぁぁぁぁぁぁぁッ! おぁぁぁぁぁぁッ!!」
――悪魔の感触。
僕のペニスは、沙亜羅の乳首の中で嫐り抜かれていた。
四方八方から肉壁が滅茶苦茶に絡み付き、ランダムに吸い立てられ、ペニスのあちこちをぐちゅぐちゅに揉み回され――
さらに、ねとねとの母乳が絡み、たまらない肉圧で締め上げられ――
僕は、ただ悶え狂うことしかできないまま連続射精に導かれる。
「さ、沙亜羅ぁぁぁぁッ!! うぁぁぁぁぁぁッ!!」
「優が、こんなに悶えて…… 私のおっぱいで悦んでくれてるんだ……」
射精地獄でのたうち回る僕を見下ろし、沙亜羅は目を細める。
僕のペニスは沙亜羅の乳肉に包まれて滅茶苦茶に蹂躙された。
訳が分からないうちに何度も射精に導かれ、白濁液を中に漏らし続ける。
「そろそろ次に行きましょう、沙亜羅。これ以上その刺激を与えたら、彼が壊れてしまうわ」
「分かりました、姉さん」
ちゅぽん、と沙亜羅は乳穴から僕のペニスを解放した。
僕はその場にぐったりと伸び、指一本動かせない。
ノビスタドール娘の次に戦ったのは、プラント娘――最後に戦った女性型クリーチャーだ。
「プラントも、そのまま変形させるわけにはいかないわね。沙亜羅の姿が残っている方が素敵でしょう?」
またもや、沙亜羅はじゅるじゅると肉に包まれる。
そのサナギから出た時、沙亜羅は可愛らしい植物娘の姿になっていた。
体の大きさはそのままで、下腹部に子房が膨らんでいる。
下半身はアレクサンドラの肉床に根付き、その両手の先が無数に枝分かれしてツルとなっていた。
「さあサーラ、その体でたっぷり嫐ってあげなさい」
「はい、姉さん……」
沙亜羅はしゅるしゅると両腕のツタを伸ばし、僕の全身に巻き付かせてきた。
さらに、口の開いたツタでずぶずぶとペニスを呑み込んでしまう。
「優…… こういうのはどう? ツタで犯されるのは気持ちいい?」
「あああぁぁぁ…… 沙亜羅ぁぁ……!」
ツタはちゅぽちゅぽとペニスを吸い嫐り、射精を強制してくる。
ちゅぽ、ちゅぽ、ちゅぽちゅぽ……
「ふふ…… 中をうねらせてあげるね。おちんちんも巻き込んで……」
ぐにゅるるるるるるるるる……
ツタの中が妖しく蠕動し、僕は天にも昇るような快感を味わった。
ぐぷぐぷとペニスを嫐るツタの感触に、僕は早くも絶頂を迎えつつある。
「は、はぁぁぁぁ…… 沙亜羅ぁぁぁ……!」
「はい、これで射精ね。ふふ、ツタなんかにイかされて……」
ちゅっぽんと亀頭が艶かしく締め付けられ、僕は沙亜羅の宣告通りその刺激で果ててしまった。
ツタの中に精液がドクドクと迸り、沙亜羅の体に吸い上げられる。
「じゃあ、次はここ」
にやりと笑う沙亜羅の下腹部――子房には、ぐにぐにと蠢く穴が開いている。
僕はツタに巻き上げられたまま、そこまで引き寄せられた。
そしてなすすべもなく、体の角度を調整されて子房にペニスを押し当てられる。
プラント娘の時のように、抗う事はできない。
今から子房で僕の精液を搾り取るのは、訳の分からないクリーチャーじゃなく沙亜羅なのだから――
「覚悟決めてね、優…… すごいイかせ方しちゃうから……」
「沙亜羅あぁぁ…… あああぁぁぁぁ……!」
にゅぐにゅぐと蠢く子房に、ペニスが呑み込まれ――
「――待ちなさい」
不意に、アレクサンドラが挿入を止めた。
「サーラ、プラントの姿で搾るのはもういいわ」
「でも、姉さん……!」
沙亜羅の子房から、粘液がつつつ……と垂れる。
「貴女なら、まだ先に進化できるのよ。プラントの子房より凄まじい快感を、彼に与えてあげられる」
「分かりました。もっとすごい事を、優にしてあげたい……」
沙亜羅は納得し、ツルに束縛された僕の体を解放する。
同時に、アレクサンドラの肉が沙亜羅を包み込んだ。
「ふふ、次は何か分かる……?」
アレクサンドラは、目を細める。
僕が戦った女性型クリーチャーは、プラント娘が最後のはずだ。
まさか、アレクシス――いや、流石にあの巨大ゴリラの姿はヒド過ぎる。
すると、何のクリーチャーに…… まさか――!?
「……そう、私よ」
アレクサンドラは笑った。
「搾精の女王、あらゆるクリーチャーを統括する存在。美しい蝶の羽根と、究極の快感をもたらす卵管を持つ完成形――
最終的には私に及ばないでしょうけど、サーラなら極めて近い存在になれるわ」
沙亜羅の肉体はアレクサンドラの肉に包まれ、今はサナギとなっている。
あの中で、もう一人の搾精の女王が――
「あの娘にも高い素質があったのだけれど、経験がなかった。
いきなり女王形態に進化させてしまえば、搾精の加減が分からない。
そんなサーラの卵管におちんちんを呑み込まれれば、貴方はそれだけでショック死してしまう」
そう言って、アレクサンドラは笑った。
「でも、今は違う。今のサーラなら、貴方を殺さないように精液を搾ってくれるわ――」
「あ、ああ……」
僕は唇を震わせた。
沙亜羅を包んでいた肉が、徐々に退いていく。
彼女の背からは、美しい蝶の羽根が見えた。
「見なさい、貴方だけの女王の誕生よ――」
「さ、沙亜羅……!」
僕は、最後の進化を遂げた沙亜羅の美しさに目を奪われた。
沙亜羅の面影は完全に残り、少女特有のあどけなさと異様なまでの妖艶さが同居している。
ただしアレクサンドラの肉壁にもたれている沙亜羅は上半身だけで、下半身はない。
アレクサンドラもそうだったが、これが女王の本来の姿なのだろう。
必要があれば、自在に肉を操作して形作ることができる――
「どう、優? 生まれ変わった私は――」
沙亜羅はにっこりと微笑んで言った。
「綺麗だよ……」
息を呑みながら、僕は頷く。
「サーラ、卵管を――」
「ええ、姉さん……」
沙亜羅の上半身から、蝶の腹部のような膨らんだ器官が姿を見せた。
その先端がぐにゅりと持ち上がり、かぱぁと口を開く。
それは、あのアレクサンドラの肉壷と全く同じものだった。
肉壷の内壁にはヒダや突起がびっしりと覆い、触手状の器官が狂おしいまでに蠢いている。
ねっとりとした粘液が溜まり、肉壁自体がやわやわと収縮している。
これが、沙亜羅の女王としての証――
「さて、私はうるさいハエを叩き落してくるわ」
不意に、アレクサンドラの体が肉床に沈んでいった。
「一ヶ月ほど、ここを貴方達だけの世界にしてあげる。その後、また私と遊びましょう……」
そう言い残し、アレクサンドラは肉洞から消えていった。
彼女の言葉通り、ここは僕と沙亜羅だけの世界となる。
「優…… 交尾、しよ?」
「ああ、沙亜羅……」
もはや、拒む理由はどこにもない。
僕はよろよろと起き上がり、沙亜羅の前に立った。
ペニスは、もう痛いぐらいに屹立している。
「準備いいみたいね。私もいいよ。優の泣き叫ぶ顔、たっぷり見てあげる」
しゅるるるる……と卵管の挿入口から触手が伸び、僕のペニスに絡む。
「沙亜羅、何を……」
「一気に中へ引き込むのよ。どうせ入口で射精して、奥まで入れられないだろうから……」
沙亜羅は、意地悪な顔で笑みを見せた。
やっぱり、沙亜羅は沙亜羅のまま。それが、たまらなく嬉しい。
「じゃあおいで、優。愛情たっぷりに――弄んでいたぶってあげる」
慈愛と嗜虐に満ちた目で、沙亜羅は笑った。
そのまま、僕のペニスは引き込まれていく。
沙亜羅の女王の証、究極の快感を与えてくれる生殖器官に。
肉壷は挿入を待ちわびるように口を開け、そして――
――ちゅるん。
挿入した途端、僕の脳は焼きついた。
ぐにゅ、ぐちゅぐちゅぐちゅ、うにうにうねうねにゅぐにゅぐうにうにうにうにうに……
うにうににゅぐにゅぐ…… じゅぷ、じゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷ……
じゅっぷじゅっぷじゅっぷ…… ちゅ、ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅ――!!
どくん、どくどくどく……
「あ、うぁぁ……」
なすすべもなく、ペニスから迸る精液。
まさに一瞬で、僕は精液を搾り取られた。
悪夢の快感を味あわされ、強制的に屈服させられたのだ。
「はぁ、はぁ……」
射精した後、搾精動作は止んだ。今は、ただ僕のペニスを優しく包み込んでいる。
あれをずっと続けられたら、間違いなく狂っていただろう。
「ふふ…… 優、秒殺させちゃった」
にやり、と沙亜羅は満足げに笑う。
「じゃあ、もう一回搾るよ……!」
「ま、待って……! 沙亜羅……!!」
ぐにゅぐにゅぐにゅ、ぐちゅぐちゅ、うにうににゅぐにゅぐうねうねうにうにうにうにうに……
うにうにぐにぐに…… じゅぷ、じゅぷ、じゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷ……
じゅぷ、じゅっぷじゅっぷじゅっぷ…… ちゅ、ちゅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅ――!!
「あ……! がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
どくん、どく、どく、どく……
壮絶な搾精動作は一瞬で終わり、僕は弛緩して沙亜羅の方に倒れ込む。
「ふふ…… もう音を上げる?」
にっこり笑いながら、沙亜羅は僕を抱き止めた。
「さ、最高だよ、沙亜羅ぁぁ……」
「ありがと、優。じゃあもう一回ね」
「え……!? うぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
ぐにゅぐにゅ、ぐちゅぐちゅぐちゅ、うにうににゅぐにゅぐうねうねうねうねうねうねうね……
イボやヒダに包まれた内壁が僕のペニスに密着し、滅茶苦茶に内部がうねる。
うにうにぐにぐに…… じゅぷ、じゅぷ、じゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷ……
触手がぎゅるぎゅるに絡み付いてきて、僕のペニスを嫐り回して弄ぶ。
じゅぷ、じゅっぷじゅっぷじゅっぷ…… ちゅ、ちゅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅ――!!
内部が狂おしく吸い上げてきて、カリや亀頭が啜り込まれる。
「ああああぁぁぁぁぁぁぁッ!! おぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
どく、どくどくどくどく……
そして、僕は射精していた。
アレクサンドラの肉壷のように、溶けるような快感を与えながら精液を吸い上げていくのとは違う。
沙亜羅の肉壷は、強制的にとてつもない快感を与えて精液を吐き出させるのだ。
アレクサンドラが天国の搾精なら、沙亜羅は地獄の搾精。
まさに僕のペニスは、沙亜羅に弄ばれて犯し尽くされている――
「ほらほら、休んでる暇はないよ」
残酷なまでに無邪気に、沙亜羅の責めは続く。
ぐにゅぐにゅうにうにうねうねうにうにうにうにうに…… じゅぷ、じゅっぷじゅっぷじゅっぷ……
「ああああああああぁぁぁぁぁッ!! がぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
僕は体をビクンとのけぞらせ、地獄の搾精にさらされた。
じゅぷ、じゅっぷじゅっぷじゅっぷ…… ちゅ、ちゅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅ――!!
「あうぅぅぅぅぅぅぅぅッ!! あああぁぁぁぁぁぁッ!!」
どくん、どくん、どくどくどく……
そのまま、再び沙亜羅の方にどさりと倒れ込む。
歯がガチガチと音を立て、目から涙がぼろぼろとこぼれた。
「ふふ、泣き叫ぶほど気持ちイイ?」
理性が胡乱になっている僕の顔を覗き込み、沙亜羅は嗜虐的に笑う。
「ああ、沙亜羅…… もう…… 許して……」
「ダメよ、優。もっと踊りなさい」
ぐにゅぐにゅうにうにうねうねうにうにうにうにうに……
「うぁぁぁぁぁぁッ! ああぁぁ――――――ッ!!」
ペニスが凄まじいうねりにさらされ、僕はのけぞりながら体をガクガクとよじらせる。
まるで、水から上げられた魚のように――
「蠕動だけでイかせてあげる…… 中でぐにゃぐにゃにうねってたまらないでしょ?」
うにゅうにゅうにゅうにゅうにうにぐにぐにぐにゅぐにゅ……
「や、やめ…… あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
僕のペニスを巻き込み、内壁が残酷なまでにうねり上げる。
その蠕動をもろに受けて、ヒダがペニス全体にぐにゅぐにゅとまとわり付く。
たちまち、僕は沙亜羅の肉壷にドクドクと精液を漏らした。
「あは、優のおもらしだ…… もっともっと、中でおもらしさせてあげる」
じゅぷ、じゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷ……
「うぁぁぁぁぁぁぁッ!! あ、あ、あ、ああぁぁぁッ!!」
肉壷の感触が変わった。
内部にひしめく触手のような器官が一斉に絡み付いてきて、粘液にまみれつつ扱き立てながら締め上げてくる。
「しこしこしながら、責めてあげる。ここ、それにここ、あそこも。いつまで我慢できるかな……?」
尿道口、カリ、裏筋に触手が執拗にまとわりついてきた。
「は、ああ、はぁぁ…… あ、ああ…… うぁ……!」
僕は、肉壷からペニスを抜こうともがく。腰を引こうとじたばたさせる。
だが、沙亜羅の卵管は僕のペニスをみっちりと呑み込んで離してくれない。
「ふふ、逃げたい? 気持ちよすぎて逃げたい? 駄目だよ、そのままイきなさい」
「う、うぁ――――ッ! あぁ――――ッ!!」
どくん、どくどくどく……
なすすべもないまま、沙亜羅の中で果ててしまう僕。
「うう、うぐ……」
気持ちよさや情けなさで、涙が止まらない。
「優、おもらしして泣いちゃった…… そんなおもらしばっかりするおちんちんは、たっぷり吸っちゃわないとね」
ちゅ、ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ――!!
「あが……! ああああぁぁぁぁぁッ!!」
吸い付いてくる。
肉壷が、ものすごい吸引力で吸い付いてくる。
内壁が密着し、ぐにゃりと収縮しながら――
「は、あああぁぁぁぁぁぁッ!!」
僕は沙亜羅の体を抱き締め、腰をガクガクと揺さぶった。
「与えた刺激によって、悦び方が違うんだね……」
沙亜羅はニヤニヤと笑う。
「おちんちん吸ってあげたら、優はそうなっちゃうのか……可愛い」
「あああぁぁぁぁぁッ!! がぁぁぁぁぁぁッ!!」
沙亜羅の容赦ない吸引の前に、僕はたちまち屈した。
どくん、どくどくどくどく……
沙亜羅の卵管の中に、僕は精液を注ぎ込む。
ちゅぅぅぅぅぅ……
白濁は全て吸い上げられ、尿道に残る分すら一滴残らず搾り上げられた。
「はぁ、はぁ……」
肉壷の中が穏やかになり、僕は息をつく。
「私みたいな年下の子におちんちん咥え込まれて、泣き喚きながらおもらしして…… 情けないね、優」
沙亜羅はにっこりと笑った。
「そんな情けないヒトには、こうしてあげる――」
「あ、ああぁぁぁ……!」
僕は唇を震わせた。
次は、何をされるのか――
むにゅっ、ぐにゅっ、ぐにゅっ……!
沙亜羅の肉壷は、僕のペニスを優しく揉み立ててくる。
気を抜けば射精してしまいそうだが、今までの地獄の快感よりは遥かに穏やか。これは――?
「だって…… この姿になってから、イく時に私の名前呼んでくれないじゃない……」
沙亜羅は、僕からぷいと目を逸らして言った。
「快感が強すぎて、まともに喋れなくなるんだろうから…… だから、じわじわイかせてあげる」
「さ、沙亜羅……!」
にゅぐにゅぐ…… にゅるにゅるにゅる……
優しく、穏やかに僕のペニスは刺激される。
亀頭を揉み立てられ、カリを扱き上げられ――
「いい……! 気持ちいいよ、沙亜羅……!」
「ふふ、またおもらししちゃいそう?」
にゅぐ、にゅぐぐぐぐぐ……
「ああ、沙亜羅ぁぁぁぁぁ……!」
甘く優しく、沙亜羅は僕を追い詰めていった。
快感が下半身にじんわりと広がり、ペニスが甘く蕩けてくる。
腰が痺れて、射精感が湧き上がり――
「沙亜羅、もう……!」
「いい? 私との交尾、気持ちいい?」
「ああ、いいよぉ…… 沙亜羅ぁぁ……!」
うにゅっ、ぐにぐにぐに……
射精を誘うように内壁全体が蠕動し、穏やかで狂おしい感触を与え続ける。
腰の力が緩み、もう我慢が――
「いいよ、優。イかせてあげる――」
「沙亜羅、沙亜羅、沙亜羅、沙亜羅、沙亜羅ぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
ねっとりと嫐るように、柔肉やヒダが亀頭にまとわり付く。
ペニスがぴくぴくと震え、そして僕は快感に屈した。
どくん、どくん、どく、どく、どく……
沙亜羅の中で絶頂し、快感の証を送り込む。
ちゅぅっ… ちゅぅぅぅぅっ……!
「ああぁぁ…… 沙亜羅ぁぁぁ……」
肉壷の中が優しく吸い付いてきて、射精中のペニスを嫐る。
僕は快感に包まれながら、最後の一滴までを沙亜羅の中に出し尽くした。
「ふふ、じゃあ次は激しくしてあげる……」
しばらく余韻を味あわせてくれた後、沙亜羅はにやりと笑う。
「お、おい…… やめ……!」
ぐにゅ、ぐちゅぐちゅぐちゅ、うにうにうねうねにゅぐにゅぐうにうにうにうにうに……
「うぁ……! がああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
どくん、どく、どく、どく……
沙亜羅との交尾は延々と続いた。
もう、時間など気にしなくていい。
僕は、ひたすら沙亜羅に犯されて精液を吸い上げられるのだ。
そして、沙亜羅が満足すればアレクサンドラとの交尾が待っている。
彼女は、ペニスに蕩けそうな快感を与えて精液を吸い取っていく。
沙亜羅が地獄の搾精ならば、アレクサンドラは天国の搾精。
ぬるま湯のような悦楽の中で、たっぷりと精液を搾り尽くされるのだ。
そしてアレクサンドラが満足すれば、沙亜羅との交尾が――
この姉妹に交代で搾精されながら、僕は永遠を生きていくのだ。
二人の交配相手であり、被食者であり、玩具であり、沙亜羅の恋人でもある僕。
無限の絶頂を味わいながら、僕は姉妹の肉壷で果て続けた。
-THE END-
————————————————————————————————————————————————————————————
アレクサンドラを拒絶する。
――沙亜羅!
僕の頭の中に、沙亜羅の姿が浮かんだ。
快楽に溺れていた脳が覚醒していく。
戦闘の意思を取り戻す。
「あら、どうしたの? 無限の快感を味わいたくないの……?」
アレクサンドラは、微かに表情を乱す。
「分かったわ……なら、犯してあげる」
「え……!?」
その瞬間――アレクサンドラの卵管から触手が伸びて、僕のペニスの根元に絡んだ。
そのまま、一気に引き寄せてくる。
僕の怒張したペニスが、彼女の肉壷へ――
「い、いやぁぁぁぁぁぁッ……!!」
まるで彼女自身が犯されるかのように、沙亜羅は絶叫した。
――じゅぷ、じゅぷじゅぷじゅぷ。
僕のペニスは、一気にアレクサンドラの生殖器に飲み込まれた。
そして、壮絶で残酷なまでの搾精が始まる。
「あ……! うああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
ヒダがペニスを包み込み、一斉に擦りついてきた。
何百枚もの細かなヒダが、先端から根元に至るまでを嫐り回す。
特にカリをにゅるりにゅるりと執拗に刺激され、たちまち僕は限界を迎えた。
「うぁぁぁぁぁぁぁッ! こ、こんな……! ああああああぁぁぁッ!!」
ビクビクと腰を震わせ、僕は彼女の中に精液を撒き散らす。
射精中のペニスにもヒダはまとわり付き、僕は地獄の快感に包まれながら一回分の精液を搾り取られた。
「ふふ…… 貰っちゃったわよ、サーラ」
アレクサンドラは、にっこりと笑った。
「……ぁ、ぁぁ……」
沙亜羅は放心し、肩をガクガクと震わせている。
「どう、私の中は気持ちいい?」
アレクサンドラは、ペニスを肉壷に咥え込まれたまま狂ったように体をよじる僕に話し掛けてきた。
「がぁぁぁぁぁぁッ!! おああああぁぁぁぁぁッ!!」
外面的には、アレクサンドラの卵管は全く動いていない。
しかしその内部では、壮絶なまでの責めが行われていた。
ヒダでひたすらに擦り立てられる地獄が――
「え……!? ああぁぁ…… 中の感触がぁぁぁぁぁぁッ!!」
不意に、ヒダでの刺激が止んだ。
そして息をつく間もなく、粘度の非常に高い粘液がペニスを押し包んでくる。
「射精するたびに、中の感触を変えてあげるわ。貴方はただ私に犯され抜かれ、精液を搾り尽くされるのよ――」
一度、彼女を拒否したからだろうか。
アレクサンドラの目には、サディスティックな色が渦巻いている。
にゅぐにゅぐにゅぐ……
非常に濃い粘液は僕のペニスに粘りつき、ぐにゅぐにゅと揉み立ててきた。
その刺激で、僕はまたもや達してしまう。
「う、うぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!! で、出るぅぅぅ……! ああぁぁぁぁぁぁッ!!」
どくん、どく、どくどく……
腰ばかりか、全身がガクガクと震える。
粘液に絡みつかれたまま搾り出され、僕は暴力的な快感を味わう。
「次は、絡み付いてあげる……」
「おぁぁぁぁぁぁッ!! やめ……、もう……! ぐぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
卵管の中で触手がしゅるしゅると絡み、一気に扱き立ててきた。
全体で締め付けられながら、カリを嫐り回される。
「やめてぇぇ……! 姉さん……、もうやめてぇぇ……!」
頭を左右に振り、沙亜羅は泣き喚いた。
「ふふふ、大好きな人が目の前で犯される……たまらないでしょう」
「うぁぁぁぁッ! ああああぁぁぁぁぁッ!!」
どくん、どくどくどく……
沙亜羅の声を聞きながら、僕は快楽に屈した。
触手にみっちりと絡み付かれ、無様に精液を撒き散らす。
「まだまだ…… 次は、これで責めてあげる」
「も、もう離して…… ああああぁぁぁぁぁぁッ!!」
ひくひくと蠢く突起が、ペニスのあちこちに押し当てられた。
「尿道口、裏筋、亀頭、カリ首…… どう? 気持ちいいところばかりでしょう」
アレクサンドラの告げた箇所に突起が押し当てられ、独特の刺激を送り込まれる。
「ふふ……じゃあ、震えるわよ」
「え……!? あああぁぁぁぁぁぁぁッ!! があぁぁぁぁぁぁッ!!」
ぶる、ぶるぶるぶるぶるぶる……
ペニスに点在する敏感な部分に密着した突起が、ぶるぶると小刻みに震えてくる。
その甘美なバイブレーションに、僕は一瞬で屈した。
「あああぁぁぁぁぁッ! うぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
アレクサンドラの肉壷から、ペニスを抜こうともがく。
そんな状態のまま、強引に精液を搾り出されたのだ。
「次は…… 中をうねらせてあげる」
ぐにぃ…… ぐにぐにぃ……
ペニスを咥え込んでいる肉穴が、縦横無尽にうねり始めた。
その蠕動が、ペニスに容赦なく伝わる。
甘美なうねりに巻き込まれ、僕はたちまち白濁を漏らした。
「ふふ…… たまらないでしょう。気が狂ってしまいそうでしょう」
アレクサンドラは、体をよじりながらもがく僕を見て目を細める。
なんとか肉壷からペニスを抜こうとするが、すぐに甘美な刺激に酔って射精させられてしまう。
そして、延々と男性器を犯し尽くす――
「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
僕は唾液を飛ばして泣き叫びながら、アレクサンドラの中に精液を撒き散らした。
残酷なまでに壮絶で、ひたすら強引に射精を強いるという搾精。
強制的に快楽を与え、発狂ギリギリの刺激で精液を搾り取っていく。
これが、アレクサンドラとの交尾――
「ふふ…… 見なさい、サーラ」
アレクサンドラは、ひっくひっくと泣きじゃくるサーラに視線をやった。
「彼は、もう貴女の事なんて考えてもいないわ。もう、私におちんちん気持ちよくしてもらう事しか考えられないの」
「やだよぉ…… 優…… やだぁ……」
沙亜羅は狂乱する僕を見て、子供のように泣き続ける。
「ああぁぁぁぁ……! いいよぉ……! うわぁぁぁぁぁぁッ!!」
泣き叫びながら、アレクサンドラの肉壷に精液を注ぎ込み続ける僕。
そんな無様な姿を凝視しながら、沙亜羅は泣き続けた。
「うぁぁぁぁぁぁぁッ!! はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……ッ!!」
どくん、どくん、どくん……
もう、何度射精したか分からない。
これ以上続けられたら発狂してしまう――そんな、ギリギリの境界線。
「ふふ、たっぷり頂いたわ……じゃあ、余興を始めましょう」
ようやく、ちゅぽん……と、卵管から僕のペニスが離れた。
粘液でねとねとのペニスと肉壷の間に、淫らな糸が引く。
徐々に、僕には理性が戻ってきた。
同時に、部屋全体――いや、研究所全体が振動する。
部屋を満たしていたアレクサンドラの肉が膨らみ始め、空間を圧迫してきた。
僕の膝まであった彼女の肉は、腰の高さまで――いや、胸の高さまで押し上がってきている。
このままじゃ、完全にアレクサンドラの肉に呑み込まれてしまう――
「……」
涙を流しながら放心していた沙亜羅も、アレクサンドラの肉に呑み込まれていった。
そして、僕も――
彼女の温かい肉が、濁流のように僕を飲み込む。
そして僕の意識は、甘い闇に落ちていった――
「う、うう……」
気付いた時、僕は肉の洞窟に倒れていた。
約3m四方の、非常に狭い空間だ。
ケガも苦痛も一切ない。
上半身を包む服さえそのまま――
そして目の前には、服を着たままの沙亜羅が座り込んでいた。
彼女は濁った目で、何かをぶつぶつと呟いている。
まるで、壊れてしまったかのように――
もう、僕には起き上がる気力すら無い。
これから、何が起きるのかも分からない。
仰向けに倒れたまま、僕は沙亜羅をぼんやりと眺めていた。
「ふふ…… どうだった、サーラ?」
不意に、肉壁にアレクサンドラの姿が浮かび上がる。
「ひどい…… ひどいよ、姉さん……」
沙亜羅は、まるで幼児に退行してしまったかのように泣きじゃくった。
壊れかけの妹に手を伸ばし、アレクサンドラは沙亜羅の頭を優しく撫でる。
「ごめんね、サーラ。次は、貴女にもあげるから――」
そう言ったアレクサンドラは、僕の方を向いて口の端を歪ませた。
「――サーラ、彼を犯してあげなさい」
「な……」
僕は激昂しようとしたが、もう体が動かない。
消耗が激しすぎて、何もできない。
アレクサンドラは、沙亜羅に優しく囁きかけた。
「ふふ……男ってのは単純なの。気持ちよくしてあげたら、たちまち心変わりするわよ。
彼を狂わせるぐらいに犯してあげたら、貴女に心が戻るかもね――」
「……」
沙亜羅は、無言で立ち上がった。
そして、濁った目で僕を見下ろす。
その凍て付いた目に、僕は寒気を覚えた。
「犯してあげるわ――」
ぞっとするような声で、沙亜羅は言った。
彼女はスカートの下に手をやり、そのまま下着を脱ぐ。
「やめろ…… 沙亜羅……」
「どうして……!? 姉さんとの方がいいの!?」
ヒステリックに叫ぶと、沙亜羅は横たわる僕にのしかかって来た。
僕の腰をまたぎ、手を添えてペニスの角度を調節しながら――そのまま、腰を下ろしてくる。
「沙亜羅、やめるんだ……!」
「私のおまんこで、おちんちん犯してあげるわ。泣いても喚いても、許してあげないんだから――ッ!」
そして沙亜羅は、一気に腰を落としてきた。
――ぬぷ、ぬぷぷぷぷ……
アレクサンドラの粘液でぬめっていたペニスは、あっさりと沙亜羅の膣に入っていく。
「ああ…… 沙亜羅! 沙亜羅!」
彼女の中はひたすら熱く、そして非常に狭い。
「痛……ッ!」
沙亜羅は表情を歪ませる。
それとは対照的に、アレクサンドラは愉悦に満ちた笑顔を見せた。
「ふふ……初めてだったのね。処女に逆レイプされるなんて――これでイったら、男の面子は丸潰れじゃなくて?」
「イかせて…… あげるわよ…… 私の、中で――!」
沙亜羅は目に涙を浮かべながら、腰を振り立ててくる。
与えてくる快感の度合いなら、アレクサンドラとはまるで比較にならない。
それでも、あの少女が僕の上で腰を振っているという事実だけで――!
「ああ…… 沙亜羅……ッ!」
僕は、快感の喘ぎを漏らした。
「ふふ…… いい? 私の中、気持ちいい?」
沙亜羅は痛みにこらえながらも僕を責め続け、嗜虐に満ちた表情を浮かべる。
彼女の膣は攻撃的に僕を締め上げ、射精へと追い詰めていく。
「ほらぁ…… もっと喘いでよぉ! もっと悶えてよぉ! 姉さんとの時は、こんなもんじゃなかったでしょ!」
「ああ…… 沙亜羅……! 沙亜羅……!」
「ほら、ほら、ほら、ほらぁッ! 気持ちいい? 気持ちいいよね!?」
沙亜羅は残酷に僕を責め上げ、腰をゆさゆさと振り立ててくる。
僕の上で踊る沙亜羅の体、それを見ているだけで限界が近付く――
「ああ…… 気持ちいいよ、沙亜羅……」
「いい……? 私に犯されて、気持ちいい……?」
そう言いながら、彼女はゆっくりと僕の方に体を倒してくる。
騎乗位のまま倒れ込んでくる沙亜羅を、僕はしっかりと抱き止めた。
そのまま、沙亜羅は僕の唇を求める。
まるで貪るように、僕の口に吸い付いてきた。
そして、僕の口の中に強引に押し込んで――
「ああ…… 沙亜羅、もう――!!」
「イくの……!? いいよ、イって! 私の中でイって!!」
そう叫びながら、滅茶苦茶に腰を振り立てる沙亜羅。
「んッ…… 私も……! ああッ! ああぁぁ――ッ!!」
「沙亜羅…… 沙亜羅――ッ!!」
びく、びく、びくん……!
どく、どくどくどく……
彼女の体がブルブルと震え、膣内が生き物のようにうねった。
その刺激に耐えられず、僕は沙亜羅の中に精液を注ぎ込む。
腰を震わせ、沙亜羅の膣内にたっぷりと――
最後の一滴まで精液を出し尽くし、僕のペニスが沙亜羅の膣から抜けた。
「どう、サーラ? たっぷり搾り出してあげた?」
アレクサンドラは、沙亜羅の膣からどろどろと溢れ出る精液を見て笑みを浮かべた。
そして、淫らに絡み合う僕達にゆっくりと歩み寄る。
「次は、こんな趣向で楽しみましょうか――」
「――もう十分よ、姉さん」
「そうだな、さすがに飽きたよ――」
不用意にも接近してきたアレクサンドラに対し、僕と沙亜羅は同時に銃を突きつけた。
僕のマグナムを彼女の額に、沙亜羅のサブマシンガンを彼女の胸に――
「な……!?」
突然に二つの銃口を押し当てられ、アレクサンドラの表情が強張る。
「この時を待ってたよ。あんたが、コアだろ――?」
僕は銃口をアレクサンドラの額に押し当てたまま、ゆっくりと立ち上がった。
「銃を持たせたままなんて、余りに無防備だったな。身体チェックは最初にするもんだよ、女王様」
いくら搾精の女王だろうが、戦いは素人だ。拘束の基本すら知らないのだから――
「な……! 貴方、衰弱しきっていたはずじゃ……」
「ハーブさ。あれさえ食べれば全回復だ」
「そんなもの、いつの間に――!」
その瞬間、アレクサンドラは思い出したのだろう。
僕と沙亜羅が交わった際、濃厚な口付けを交わしたのを。
いや、濃厚なキスに見せかけ、沙亜羅が僕の口の中にハーブを押し込んだのを――
「サーラ……! 貴女、最初からそのつもりで……!」
アレクサンドラは、血相を変えて沙亜羅を睨む。
「あら…… 性悪なのは家系なんじゃなくて? 姉さん?」
今までの仕打ちに対する意趣返しのように、にっこりと笑う沙亜羅。
僕は、そんな彼女に視線をやった。
「――いいんだな、沙亜羅?」
「構わないわ、殺して――!」
僕と沙亜羅の銃が、同時に火を噴いた。
急所2箇所に銃撃を受けたアレクサンドラの体は、血を撒き散らしながら崩れ落ちる。
「本当に――散々、やってくれたわね……!」
横たわるアレクサンドラに、沙亜羅がフルオートでの銃撃を叩き込んだ。
沙亜羅は、本当に心の底から怒っていたのだ。
アレクサンドラは数十発の弾丸を叩き込まれて絶命し、たちまち塵へと還っていった。
「終わったな……」
「うん、終わったね……」
そう言って頷き合う僕と沙亜羅。
同時に、周囲を囲んでいた肉壁もぐずぐずと消滅し始めた。
肥大化したアレクサンドラの肉体に飲み込まれていた研究所が、元の姿を取り戻す――
僕と沙亜羅は、がらんとした集中処置室に立っていた。
これで、全てが――
『自爆装置が作動しました。所員の皆さんは、2分以内に脱出を――』
息をつく間もなく、そんなアナウンスが流れ始めた。
「ちょ、何よこれ……!?」
「アレクサンドラの最期の嫌がらせだ……! 逃げるぞ!」
僕は、呆然と立ち尽くす沙亜羅の手を取った。
「2分で、どうやって……!? 間に合わないよ……!」
「屋上だ! 屋上に、ヘリポートがあるんだ!」
「ヘリって、誰が操縦……!」
「いいから、行くぞッ!」
そのまま沙亜羅の手を引き、処置室から駆け出す僕。
エレベーターよりも、非常階段の方が早い。
僕達は廊下を駆け抜け、階段を上がる――
そして階段の踊り場で、大仰な兵器を見つけた。
――FIM92『スティンガー』。
携帯式の地対空ミサイル――いわゆる、ロケットランチャーだ。
「ちょっと……! なんで階段のド真ん中にこんなもんが落ちてるの?」
「お約束の武器だけど…… いくらなんでも出るのが遅いだろう!」
僕と沙亜羅は同時にツッコんだ。
『自爆装置が作動しました。あと1分15秒で――』
「まずい、急ぐぞ……!」
「う、うん……!」
そう言いつつも、沙亜羅はきっちりロケットランチャーを回収した。
僕達は階段を駆け上がり、そのまま屋上に出る。
屋上のヘリポートには、1台のヘリコプターが停まっていた。
「でも私、流石にヘリの操縦までは……!」
「大丈夫、僕が出来る!」
そう言いながら、僕は右操縦席に駆け込む。
幸い、キーは刺さったまま。燃料もたっぷりある。これなら大丈夫だ。
「沙亜羅、何してるんだ。早く乗ってくれ」
「ヘリの操縦ができるって…… 貴方、一体……」
そう呟きながら、沙亜羅は左操縦席に乗り込む。
僕は素早くパネルを操作し、メインローターを作動させた。
「よし、行くぞ!」
ヘリは、ゆっくりと浮遊していく。
そして、みるみる高度を上げていった。
脱出、成功――
「ふぅ…… これで大丈夫か」
地上からかなりの高度を保持し、僕はため息をつく。
「ほんと、なんとか助かったわね」
同様に、沙亜羅はため息をついた。
それと同時に、遥か眼下で大爆発が起こる。
研究所は炎に包まれ、派手に煙が噴き上がった。
「さて、これから――」
僕がそう言い掛けた時、前方から何かが接近してきた。
あれは、戦闘機――? いや、違う!
「そんな……! あれ、F-15Eよ……! それも爆装してる……!」
押し殺した声で告げる沙亜羅。
目の前に現れたのは、大きな爆弾を抱えた米軍の戦闘攻撃機だった。
こちらのヘリの存在には気付いているだろうが、攻撃も警告も仕掛けてこない。
何か、他に目標があるみたいだ。
「妙だな、こんな高度で――」
そう呟き、僕は恐るべき結論に思い至った。
B-61-11戦術核爆弾の搭載すら可能な戦闘攻撃機――
そして爆装、明らかな投弾コース――
眼下には、ウィルスが蔓延した町――
これらの意味する行動は、たった一つ――!!
「沙亜羅、頼む!!」
「うん、分かってる!!」
沙亜羅はヘリの窓を強引に開け、素早く体を乗り出した。
そのままロケットランチャーを構え、F-15E目掛けて発射する。
不自然な体勢で撃った反動で、ロケットランチャーは外に投げ出された。
沙亜羅も反動を受け、自分の座席に叩きつけられる。
発射された弾頭は煙を噴き出しながら飛翔し、F-15Eに直撃した。
こんな至近距離から攻撃されれば、流石のF-15Eといえども回避しきれない。
F-15Eはたちまち炎に包まれ、高度を落としていった。
そして、そのまま視界から消えていく。
火だるまとなって墜ちていったF-15E――
ヘリ内で、僕と沙亜羅は安堵のため息をついた。
「……米軍機を撃墜しちゃったな。沙亜羅、もう国には戻れないだろ?」
「元々、無断で出てきただけでも処罰対象なんだけど。これで私もCIAのお尋ね者ね……」
「そりゃそうだな。僕のところにも、君の逮捕命令が出てたし……ほら」
僕は通信機を取り出し、そのディスプレイをひょいと沙亜羅に見せた。
CIAのエージェントのみに配布されている、とあるメーカーの特殊なものを。
そこには、サーラ・ハイゼンベルクの手配書が表示されている。
「あ、貴方……! し、CIA……!」
プルプルと肩を震わせる沙亜羅。
「まあ、別に隠してたわけじゃないんだけどね。どちらにしろ、僕ももうワシントンには戻れないし――」
「……」
無言のまま、沙亜羅はおもむろに僕の股間へ右手を伸ばしてきた。
そして、相変わらず露出したままのペニスをぎゅっと握る。
「ちょっと、おい……!」
「言ったわよね。変なコトしたら、手でイかせてあげるって……!」
しゅっ、しゅっ、しゅっ……
そう言うが早いか、沙亜羅は僕のペニスを握ったまま手を上下させてくる。
かなり乱雑で下手なのに…… 沙亜羅の手でされてるってだけで……!
「うぁッ! おい、よりにもよってヘリの操縦中に……!」
「じゃあ、さっさとイっちゃえば?」
意地悪にそう言った後、沙亜羅は徹底的に僕を追い詰めていく。
「なんか、牛の乳搾りみたい…… ふふ、だから搾るっていうのか……」
「は……ぁ! うぁぁ……!!」
親指と人差し指の輪でカリを往復され、僕は先走り液をこぼした。
「ヌルヌルが出てきた……これも、使っちゃうね」
沙亜羅は指の腹で先走り液を亀頭全体に塗り広げ、潤滑油にする。
にゅちゅ、にゅちゅ、にゅちゅ……
「あ……! 沙亜羅……!」
「大体、優の感じるとこ分かってきちゃった……」
なんか沙亜羅、段々上手になってきている。
刺激に対する僕の反応を見ながら、弱点を的確に掴んでいるのだ。
彼女の手に扱き上げられ、たちまち僕は限界を迎えそうになる。
僕の射精が近い事を察知し、少女は僕の耳元にそっと口を寄せてきた。
「好きだよ、優――」
「……ッ!」
その囁きが、スイッチになった。
もう、この少女に身を委ねてしまおう。
全て、沙亜羅のされるがままに――
「あああぁぁぁ……! 沙亜羅……!」
どくん、どくどくどく……
彼女の手の中で、僕は果ててしまった。
ついでに、なんとかヘリの操縦も誤らなかった。
「ふふ…… ねぇ、気持ちよかった?」
そう言って、沙亜羅は白濁で汚れた手をペロペロと舐める。
「優…… これからもイかせてあげるから、一緒に逃げよ♪」
沙亜羅は、必殺の笑みを見せた。
これに逆らえる者など、この世にいない。
「そうだな…… ついでに、他にH-ウィルスを研究してる施設も全部ブッ壊してやるか」
「――そんなモノ、この世に残すべきじゃない。全部叩き潰してやるわ」
僕の言葉に、沙亜羅はエージェントの眼に戻って同意した。
兵器というのは戦争の道具であり、戦争とはあくまで人間同士が行うもの。
その意味では、H-ウィルスはもはや生物『兵器』ですらない。
沙亜羅の父親が生み出した悪魔のウィルスは、この世から根絶しなければならない――
まあ、今の僕達は身柄を隠すことの方が先決だが。
――僕と沙亜羅は、こうして楽裏市からの脱出に成功した。
これから、どうなるかは分からない。
世界を駆け巡りながら、H-ウィルスの研究所を潰して回るのかもしれない。
沙亜羅と背中を合わせ、クリーチャーと戦い続けていくのかもしれない。
それとも、どこかでひっそりと隠れ住むのかもしれない。
ただ――僕の隣には常に沙亜羅がいる。
常に、この少女がいる。
それだけで、僕はどんな苦難も乗り越えられそうな気がした。
-THE END-
其實用不著那麼麻煩 到伊莉論壇那邊有人翻全集 這邊只有3集而已
不過要註冊才能看 這就看你囉0.0