求翻译两篇小说.内详.

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『イカ娘の恩返し』
――月食。

 この期間中、人外の者の多くは力を失う。

 それでも、格の高い妖魔ならばほとんど影響はないだろう。

 しかし人間界に住まう一般の妖魔にとって、その弱体化は顕著だった。

 

 だが、ほとんどの者は馬鹿ではない。

 月食以前により多く「精」を摂取し、その日に備える。

 しかし人間と同じく、淫魔の中にも粗忽者は存在するもの。

 すっかり月食が近いことを失念し、そして無防備のままにその日を迎えてしまう――

 そんな、迂闊な淫魔も存在したのだった。

 

 

 

 

 

 「ふぅ、満足満足。今日も満腹だぞ……」

 海沿いの街から、海の方へと至る道路をてくてくと進む少女。

 中学生ほどの外見に見える彼女は、今日も数人分の精を吸い上げ満足していた。

 間もなく起こる月食の期間を乗り切るのに、たかが数人分の精ではとても足りないのだが――

 しかし彼女は、月食の存在自体を完全に失念していたのである。

 

 「それにしても……夜というのに騒がしいのう」

 少女は、夜道を行きながら周囲を見回した。

 家々の窓から頭を突き出し、星空を見上げる住民達。

 庭に出て、揃って真上を仰いでいる者達までいる。

 「人間というものは良く分からんな。空を見上げて、何か降ってくるとでもいうのか――」

 そう怪訝に呟く少女――次の瞬間、彼女はようやく思い至った。

 ――今日は月食。

 淫魔が、最も用心しなければいけない日。

 

 「……まずい! 今日は――」

 少女が月を見上げた時、すでにその真円は欠けていた。

 たちまち体から力が抜け始め、その足取りがふらつく。

 「あ、うぅぅ……」

 両腕がバラバラほどけ、イカの触手が姿を見せてしまう。

 足も人間の形を保つことが出来ず、ぐにゃりと地面に這うようになってしまった。

 「どうする? 誰か、人間の精を――」

 いや、もはやそれも遅い。

 月食が始まってしまった今、たかだか数人の精を吸ったところでどうしようもないのだ。

 せめて海に戻ることさえできれば、消耗は防げるのだが――

 「う、海へ……」

 手足の触手をうねうねと動かし、人通りの少ない道路を這うように進む少女。

 海は遠方に見えているが、このままでは――

 「だ、だれか……たすけ……」

 少女はそのまま、力を失ってしまった。

 

 

         ※        ※        ※

 

 

 「あ、イカだ……」

 深夜、コンビニの帰り道。

 路上で俺が発見したのは、イカだった。

 まるで何かの冗談のように、歩道に掌サイズのイカが転がっていたのだ。

 その光景は、例えようのないほどシュールだった。

 

 「なんだ、こりゃ? なんでこんなとこに?」

 俺はイカを拾い上げ、まじまじと眺める。

 いくら海が見えるほど近いからといって、こんなところまでイカが這い上がってくるはずがない。

 スーパーなどで売っている調理用のイカを、誰かがここに落としたのか。

 当然ながらイカはぐにゃりとして、何も答えてはくれない。

 そして、生きているようにも思えなかった。

 

 「せっかくだから、海に帰りたいよな」

 しかし俺は、そのイカの死を悼むという殊勝な心など持ち合わせていなかった。

 中学野球では豪腕でならした俺、地区内ではそれなりの名投手でもあったのだ。

 野球を止めた今、その肩はどの程度のものなのか――

 「でやっ!」

 ゆっくりと振りかぶり――そして、投球フォームでイカをぶん投げる俺。

 その向かう先は、遠方に見える海。

 思ったより重心が良かったのか、イカは驚くほど遠くまですっ飛んでいった。

 もしかしたら、海まで届いたのかもしれない。

 俺の肩も、まだまだ大したものだ。

 

 「ふぅ……帰るか」

 そして俺は、何事もなかったかのように帰宅したのだった。

 ――どうでもいいが、なんとなくスルメが食べたくなった。

 

 

 

 

 

 そして、それから三日が経った。

 夜の十一時、アパートのドアをとんとんと叩く音。

 「ん? こんな時間に誰だ……?」

 俺は腰を上げ、ドアを開ける――

 そこには、奇妙な少女が立っていた。

 まるでイカの着ぐるみを纏ったみたいな、素っ頓狂な格好をした女の子。

 でかいイカの真ん中部分から少女の頭が出ていて、イカの大きな目は少女の腰部分。

 下半身からは複数の触手をうねらせながら、やけに偉そうに立ちはだかっていた。

 

 「……」

 俺は無言でドアを閉じようとする――そこに少女は、強引に体を突き入れてきた。

 「おい、何だその反応は! せっかくわざわざ出向いて来たというに!」

 「帰れ、いいから帰れ!」

 少女――イカ娘が挟まっているのにも構わず、俺は強引にドアを閉じようとする。

 イカ娘の体は、粘液でぬめっているらしく――そのまま、にゅるんと滑って部屋の中に入ってきた。

 「あっ、くそ……!」

 「ふむ、散らかった部屋だな」

 イカ娘は、眉をひそめながら部屋を見回す。

 「まあいい。私は、お前に意趣返し――じゃなかった、恩返しに参った身」

 「うるさい、帰れ」

 この娘の外見を遠くから見ると、イカの着ぐるみを着ているだけにも見える。

 しかし注意して良く見れば、その表面のぬめった質感、巧みに蠢く触手――本物であることは明白。

 つまりこのイカ娘は、明らかに人間ではないのである。

 そういうことで、厄介事は御免だ。

 

 「さて……来てみたは良いが、恩返しの方法など皆目見当がつかん。

  織物など性に合わんし、料理など論外。掃除など御免だ」

 「だから、帰れよ」

 勝手に話を進めるイカ娘に、俺は冷たく言い放つ。

 「……むぅっ!」

 そんな俺の言葉を無視して少女が見据えたのは、テーブルの上。

 そこには、コンビニで買ってきたおつまみのスルメがあった。

 「おお、同胞よ……!!」

 イカ娘はスルメの袋を掴み、大声で叫ぶ。

 「ああ、それ? 急に食べたくなったから……」

 「き、貴様! なんということを……!!」

 そう言いつつイカ娘は袋からスルメを取り出し、もむもむと食べてみる。

 「……ふむ、噛めば噛むほど味が出るな。こいつは面白い」

 「あの……本当に帰ってくれないかな。俺、平穏に暮らしたいんだよ」

 「そうはいかん。危ないところを救われた恩を返さねば、おちおち帰ることもできん」

 「じゃあ、お前は何が出来るんだ?」

 「喰う! 寝る! 遊ぶ!」

 少女はふんぞり返り、偉そうに断言した。

 やはりここは、帰ってもらうしかないようだ。

 「……っておいおい、何してるんだ?」

 イカ娘は断りもなく俺のパソコンの前に座り、何やらカチャカチャと操作している。

 「おいおい、適当にいじるなよ。壊れるだろ……」

 「適当になどいじっておらん。ただ、『jpg』でハードディスク内のデータを検索しただけだ」

 「ならいいけど……って、おい!!」

 止める間もなく、ディスプレイに表示されたのは当然のごとくエロ画像。

 それも、いわゆる触手画像――女性が異形の生命体に襲われ、その裸身に触手を絡められているというジャンルだ。

 「ふむ……お前も、こんな風にされたいのか?」

 「いや、俺は鑑賞する側で、こんな風にされたいというわけでは……」

 「なんだ、そうなのか。男でも、絡めてやれば悦び悶えるのにな」

 そう言いながら、イカ娘は下半身の触手をぴこぴこと動かす。

 「……お前、男にそんなことするのか?」

 「私は淫魔――要はサキュバスの一種だからな。男の精液が大好物だ。お前のも啜ってやろうか?」

 「え……?」

 迂闊にも、俺はドキリとしてしまった。

 『啜られる』というリアルな言葉に、つい反応してしまったのだ。

 

 「……なんだ、それで良かったのか」

 イカ娘は俺の動揺をすかさず察し、にぃ……と目を細めた。

 その、いかにも意地悪そうな顔。

 口答えしようとしたが、言葉が出て来ない。

 そんな俺の心境も、イカ娘はすっかりお見通しの様子だ。

 「では、お望み通りに精を吸い取ってやろう。覚悟するのだぞ、とろけるほどに気持ちいいのだから……」

 そう言いながら、イカ娘は俺の前に立つ。

 ごくりと唾を呑み込み、俺は少女の体を眺めるのみ――

 

 「ほれ。この中に突っ込むがいい」

 イカ娘の下半身――股間にあたる部分からぺろんと顔を覗かせたのは、イカの漏斗(ろうと)だった。

 「ふざけるなよ、おい!」

 そこは確かに筒状となっており、彼女の股に位置してはいるが――

 そんなところに自分のモノを突っ込むところを想像すると、悲しくなってくる。

 「それ、墨とか吐き出す口じゃないか。大事なモノ、そんなところに預けられるか!」

 「でも、中はすごいぞ。並の男なら、ものの5秒で果てよう」

 「いや、いくら気持ち良くたって……」

 「まあ、そう言わずに試してみろ。病み付きにになるから」

 イカ娘の漏斗はちょうどペニスがフィットするサイズになっている。

 その中は暗く、内部の構造は良く分からないが――

 「でも、やっぱなぁ……」

 「なんだ、やはり触手でヤられたいのか?」

 「いや、それは――」

 思わず言葉に詰まり、俺は悩む。

 そして――

 

 触手で弄んでもらう

 漏斗に挿入する

选择 漏斗に挿入する

「……やれやれ、仕方ないか」

 俺は観念し、ゆっくりとズボンと下着を下ろしていた。

 今さら羞恥も沸かず、そして肉棒は全く臨戦態勢になどなってはいない。

 「ちょっと待ってくれ、勃たせるから――」

 「ああ、その必要はない。モノを漏斗に近付ければ、吸引してやるから」

 「……」

 俺は抱き締められるほどの距離までイカ娘に近付き、その対面に立った。

 そして彼女の頭の先を見下ろしつつ、立ち小便をする時のようにペニスの位置を整える。

 へにゃりと力を失ったモノの根本をつまみ、漏斗の方へ近付け――

 その口からはすぅすぅと空気が吸い込まれており、吸引するような風の流れが亀頭の表面をくすぐった。

 「よし、その位置だ。じゃあ吸うぞ――」

 イカ娘がそう告げた、次の瞬間だった。

 

 ――きゅぽん。

 

 「あ、入った……」

 ペニスが滑り込むように漏斗の中に引き込まれ、そして入口に蓋をしてしまう――

 ――と同時に、俺のモノは信じられないような悦楽に包まれていた。

 いつの間に勃起したのか分らないくらいの、とろけそうな快感。

 

 「お、おおおおおぉぉぉぉぉぉ……!!」

 思わず身を反らせ、その感触に全身を震わせる。

 ぐちゃぐちゃ、うじゅうじゅ……

 中は妖しくぬめり、そして信じられないぐらい柔らかい内壁が絡み付くように押し包んできた。

 ぐちゅぐちゅに滴ったぬめりの中に、自分のモノを呑み込まれてしまった感触――

 さらに内壁全体が、ぐにゅぐにゅとペニスを揉み込んでくる。

 それはまさに、肉棒を包み込み、射精するまで離さない快楽の穴だった。

 

 「気持ちいい……! この中、気持ちいい……!」

 あまりの快感に我を失い、真正面に立つイカ娘を抱き締めてしまう――

 ――いや、しがみついたというのが正しいだろうか。

 「どうだ、かなり良かろう」

 俺の腕の中で、満足げな表情を浮かべるイカ娘。

 ちゅぽっ、ちゅぽっ、ちゅぽっ……!

 そして内部がすぼまるようにペニスへ吸い付き、俺はたちまち達しようとしていた。

 腰がじんわりと痺れ、疼きのようなものが射出口から這い出そうとしている。

 「こんなの……! ああ、もう出る、出る――!!」

 全身をわななかせ、イカ娘の体にしがみつきながら絶叫する――

 

 どくっ、どくどくどくん……

 その次の瞬間、俺は快楽の証を漏斗の中に撒き散らしていた。

 根こそぎ吸い尽くされるような放出感、それに伴う甘い快感――

 「あ、あ、あ……!」

 「ふふ……」

 イカ娘は笑みを浮かべながら漏斗の中をじゅるじゅると断続的に締め付け、溢れ出る精液を吸い上げていく。

 入れてからほんの数秒での、屈辱的すぎる射精――

 その快感を存分に味わわされながら、俺は精を搾り取られたのだった。

 

 「……」

 イカ娘の体を離し、俺はずるずるとその場にしゃがみこんでしまった。

 ちゅぷ……とペニスが漏斗から抜け、白く濁った糸を引く。

 快感で脱力し、彼女の前でへたり込む――それはどこからどう見ても、イカ娘に屈してしまったように見えるだろう。

 「どうだ、凄かったろう。5秒ももたないとは……散々に文句を垂れていた割には、瞬殺だったじゃないか」

 にやり……と、イカ娘は意地の悪い笑みを見せた。

 「とても良さそうだったなぁ。『あ、入った……』、『お、おおおおおぉぉぉぉぉぉ……!!』」

 何事も言えない俺の前で、イカ娘はさっきの俺の狂態を真似る。

 「『気持ちいい……! この中、気持ちいい……!』、『こんなの……! ああ、もう出る、出る――!!』……

  どぴゅどぴゅどぴゅ~♪ ふふ……偉そうな口を叩いておいて、これだものなぁ」

 「……」

 俺は屈辱にうちひしがれ、うつむいたまま。

 「……っと、言い過ぎたか。まあ私のココは男を果てさせるためのものだからな。

  わずか数秒で漏らしてしまったとは言え、そう落ち込むことではない」

 慰めなのかそうでないのか分らない言葉を並べながら、イカ娘はへたり込む俺の前に立つ。

 「――もう一度、入れさせてやっても構わないぞ」

 「……!?」

 その言葉を聞いた次の瞬間、俺のペニスはぴくんと反応した。

 「現金なんだな、お前は……」

 イカ娘の呆れたような顔が、みるみる不敵な笑みに変わる。

 「さっきは容赦なく搾ったからな。今度はじっくり楽しませてやるぞ」

 

 しゅるしゅるしゅる……

 

 彼女の触手が伸びてきて、俺の両手両足や腰に緩く巻き付いた。

 そのまま抱え起こすように、俺の体を持ち上げてしまう。

 先程のように、イカ娘の眼前に立たされる俺。

 ペニスは再び隆起し、ぴくぴくと震えながら涙のように先走り液を垂らしていた。

 そんな息子が、イカ娘の漏斗へとあてがわれる。

 あの中に吸い込まれ、またさっきの快感を――

 「では、吸うぞ……」

 

 ――ちゅるん。

 きゅぷきゅぷ、きゅぷ……

 

 「ふあ、あぁぁぁぁ……」

 腰も砕けそうになる快感。

 漏斗に吸われたペニスは、四方から甘い圧搾を受ける。

 肉壁がせばまって密着し、ぬるぬると蠢いて肉棒表面を滑らされるのだ。

 そんな刺激を受けて、そう長い間耐えられるはずがなかった。

 「普段は生意気なのに、咥え込んでやったら可愛くなるんだな……ふふ」

 両手を腰にやり、イカ娘はにんまりと目を細める。

 その生意気な様子に何か言い返してやりたかったが、股間に渦巻く甘い快感はそれすら許さない。

 「あ……先、先っちょが……」

 「亀頭粘膜が敏感なんだな。中の感触、じっくり楽しませてやろう」

 

 むにゅむにゅ、ぐにゅぐにゅ……

 

 粘液がたっぷりと滴った温かい軟体が、亀頭を優しく包み込んでいる。

 それはたまにひくひくと震え、その刺激が与えられる度に俺は背を反らせて悶えていた。

 「あぐ……! ああぁぁぁ……」

 「どうだ? 絶品だろう」

 亀頭を中心に、ペニス全体が軟らかい肉にくるみ込まれる感触。

 漏斗なんかに肉棒を咥え込まれ、ただ喘ぐしかない屈辱――

 「ダメだ、もう――」

 「ん? もうギブアップか。刺激を弱めにしてやっているのに……楽しむ余裕すらないのだな」

 「そんな……あ、あぅぅぅぅ……!!」

 

 どくん、どくん、どくどく……

 あっけなく放出される精液。

 呆れたような視線を受けながら、情けなく射精させられる惨めさ。

 しかしその強烈な快感は、俺のペニスから精液を見事に吸い取ってしまった。

 

 「さて……ここで話を変えよう」

 不意に、険しい顔でイカ娘は言う。

 その間も、俺のペニスは漏斗に呑み込まれたまま。

 緩い刺激は絶えず与えられ、萎えることすら許されていない。

 「え……?」

 「お前が私をブン投げたおかげで、なんとか海に戻ることができた――それは感謝している。

  しかし水面に叩きつけられて、泣きそうなほど痛かったのだ」

 イカ娘は、険しい顔のまま鋭く告げた。

 「正直、感謝と怒りが半々の気分だ。謝れ」

 「そ、そんな――」

 いきなり謝れとか言われても、こんな状況で――

 「口答えすると、こうだ」

 

 ぐにゅり、にゅるにゅるにゅる……

 

 ペニスをくるみ込んでいる内壁が妖しくうねり、密着してきた。

 その上に、周囲をせばめて奥に引き込むような動きさえ加わる――

 まさに、ペニスを吸引されている感覚。

 「や、やめ――ああああぁぁぁぁぁ……!」

 その刺激によって、俺は一瞬で果てていた。

 突然に、そして容赦なく漏斗の中でペニスを嫐られ、あっという間に射精に導かれたのである。

 「ふふ……謝る気がないのなら、こうして嫐り続けるぞ」

 「やめろ、こんなの――」

 「そんなにイかされたいらしいな」

 

 ぐちゅっ……ぐちゅぐちゅぐちゅ……!

 

 「あ、あああああぁぁぁぁぁ――ッ!!」

 俺のペニスを貪らんと、ぐむぐむ蠢く内壁。

 その刺激であえなく果ててしまい、精液が漏斗の中に迸る――そして、じゅるじゅると吸い尽くされてしまうのだ。

 それは、拷問にも似た快楽の責めだった。

 「ほらほら……早く謝らんと、精を吸い尽くされてしまうぞ?」

 イカ娘はニヤニヤと笑いながら、漏斗の中を蠕動させる。

 ペニスは肉の蠢きに巻き込まれ、妖しくこね回され――

 俺は全身をひくつかせながら、必死で言葉を絞り出すしかなかった。

 「ご、ごめ……」

 「ん? 何を言ってるのか聞きとれんな」

 

 じゅるるるる……

 ずちゅずちゅ、ずちゅ……!

 

 「はぁ、あああああぁぁぁぁぁぁぁ……!」

 どく、どくどく、どく……

 容赦なく精液が吸い取られ、凄まじい快感が残滓のように伝わってくる。

 漏斗の中でペニスが搾られ、ひたすらに精を吸い出される――

 それは、甘く残酷な責めだった。

 「ふふ、このままミイラにしてやろうか?」

 「うぁ……す、すま――」

 「ちゃんと言わんか。ほれ、イくがいい」

 

 ちゅるる、ちゅるるるるるるるるるるる……

 どくん、どくどく、どくん……

 

 「ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」

 「ふふ、誰がそんな可愛い声を出せと言った? それとも、もっと吸ってほしいのか?」

 肉が蠢く漏斗の中に囚われ、淫らな拷問を受け続ける肉棒。

 悪夢のような快感に溺れ、俺はひたすら悶えさせられる。

 ペニスから精液をドクドクと吸い出され、ちゅうちゅうと啜られ続け――

 

 「すみ、ません――」

 

 プライドも何もズタボロにされ、消え入りそうな声でそう言えたのは十回以上射精させられた後だろうか。

 「ようやく言えたな、ふふ……」

 満足げな表情を浮かべ、イカ娘はやっとペニスを解放してくれた。

 恍惚と疲労の脱力で、俺はへなへなとその場にしゃがみ込む。

 「さて、恩も恨みも返したし――」

 そんなイカ娘の言葉も、俺の意識と共に闇へと落ちていった。

 

 

 

 

 

 そして、一週間後――

 

 「ふぁぁ……よく寝た」

 ベッドからむくりと体を起こす俺。

 「日曜とはいえ、こんな時間まで寝ているというのはなんだ。だらしないぞ」

 生意気なイカ娘は、起き抜けにそんなことを言ってくる。

 「……お前、いつまでいるんだ? 帰れよ」

 こいつはどうやら俺の部屋に居座ったらしく、どれだけ文句を言っても帰ろうとしない。

 「さて、起き抜けの濃厚な搾り汁でも頂くとするか。ほれ、この中に挿れるがいい」

 漏斗をぺろんと出し、誇らしげに突き付けてくるイカ娘――俺の言葉などまるで聞く気はないらしい。

 その中の感覚を知っている俺は、情けなくもペニスを硬直させてしまった。

 「ほれほれ、気持ちよ~く吸い出してやるぞ」

 「うう……」

 なんとも不条理なものを感じながらも、俺は快楽の期待に負けて彼女にペニスを差し出すのだった。

 そして肉棒が、漏斗の中に吸い込まれてしまう――

 

 ずちゅっ、ずちゅっ、じゅるるるるる……

 

 「あ、気持ちいい……」

 妖しい脈動とうねりを与えられ、あっという間に果てる俺。

 「生意気な口を聞く癖に、ちょっと吸ってやると大人しくなる……男というものは正直だな?」

 にんまりと笑いながら、イカ娘はちゅるちゅると精液を吸い出してくる。

 軟らかな肉でペニスを巻き込み、ねっとりと吸引して――

 「あ、あぁぁぁ……」

 俺は不条理なものを感じながらも……

 

 「ほれほれ~♪ 数日分は吸い出してやるぞ~♪」

 

 ……まあ、いいかと思うのだった。

自己用翻译机弄出来的太模糊,看最近似乎有人翻译这种类型的小说,不知道能不能帮忙翻下..

魔を喰らいし者4



「じゃーん! ここがボクのお家だよ」

「家っつーか……城だろこれは……」

 目の前にそびえ立つ巨大な建造物を前に、俺は思わずそう洩らしていた。そこにあったのは、まさしく城というしかない物だったからだ。周りには森を切り開いて作ったと思われる広い庭があり、そこは色とりどりの花で飾られている。

「まあ、ラグドリアン城って名前もあるんだけど……ボクにとっちゃ、自分の家でしかないからね」

「そういうものか……しかし、サキュバスってのは皆こんなに大きい城とかに住んでるのか?」

 いくらなんでもそれはないとは思うが、万一という事もある。マルガレーテのいた城もこのぐらいの規模だったしな。

「まさか。このぐらい大きな城に住めるのは、多分女王七淫魔かそれに匹敵するレベルの淫魔だけだと思うよ。ひょっとして、他にこれくらい大きな城を見たことがあるの?」

「ああ、マルガレーテって奴の城なんだが……」

「マルガレーテって……まさか、あのマルガレーテ・ノイエンドルフ!?」

 驚きを顔に浮かべるクリス。

「……あいつ、そんなに有名なのか?」

「有名なんてものじゃないよ! 女王七淫魔の一人、拷問狂のマルガレーテって言えば魔界じゃ知らない淫魔なんていないくらい……ひょっとしてまさかカイ……マルガレーテの手先なんかだったりしないよね?」

「手先? まさか! あいつはむしろ敵と言ってもいいくらいだ」

 クリスの口調から彼女がマルガレーテの事を良く思っていない事を察し、俺は正直に答えた。その言葉に、クリスは露骨に安堵の表情を浮かべる。

「良かったぁ……カイがマルガレーテの手先だったりしたら、ボク母さんに殺されちゃう所だったよ……」

「殺されるって大げさな……クリスのお母さんってあいつと仲悪いのか?」

「はっきり言って、最悪かな。うちのお母さんも女王七淫魔の一人なんだけど、マルガレーテとはすっごく仲悪くて……ボクの母さんは人間と淫魔は共存すべきだって主張してるんだけど、マルガレーテはこれ以上人間をのさばらせるのは淫魔にとって害にしかならないって言ってるし……」

「まあ、確かにあいつの態度はそんな感じだったな」

 表面上は隠そうとしていたようだが、マルガレーテの行動からは人間に対する嫌悪や憎しみといった感情があるように俺には思われた。もしかすると、過去に人間と何かあったのかもしれない。まあ、俺にとってはどうでもいい事だが。

「ところで、ちょっと尋ねたいんだが……女王七淫魔って、何だ?」

「あー……女王七淫魔ってのはね、淫魔の中でも極めて格の高い七人の淫魔の事だよ」

 七人って事は……クリスのお母さんとマルガレーテの他にあと五人いるわけか。しかし、あのマルガレーテが……ねぇ。

「そいつらは、人間の事はどう思っているんだ?」

「うーん……人間と友好的な人もいるし、そうでない人もいるかな。一応魔界では共存派が主流だけど、マルガレーテが台頭してきてからはそうでない淫魔も結構増えてるらしいよ」

「……ちなみにあいつが台頭した頃ってのは、どれくらい前の事なんだ?」

「大体、二百年くらい前の事だったと思うよ。まだボクが小さかった頃かな」

「にっ、二百年っ!? ちょっと待てクリス、今お前何歳なんだ!?」

「ボク? ボクは209歳だよ。まあ、サキュバスの中じゃ大分若い方なんだけどね。サキュバスって基本的に不老だから、3000年以上も生きてる人だっているし」

 3000年……イエス・キリストより1000年近く前から生きてるやつもいるのか。それはすごいな。

「そういや、マルガレーテは今何歳くらいなのかわかるか?」

「確か、520歳くらいだったと思うよ。それがどうかしたの?」

「いや、ちょっと気になっただけだ……しかし、520歳くらいねぇ……」

 俺より500歳くらい上って事か。今度奴に会ったら、歳の事を突いてからかってやるとしよう。

「そういや、何でカイはマルガレーテの事知ってるの? 誰かから聞いたとか?」

「いや……実は三週間くらい前に、変な罠に引っかかって、奴の城に連れて行かれたんだ。その後アイアン・メイデンとかいう拷問器の中に放り込まれたんだが、色々やって抜け出すことに成功してな……ん、どうした?」

 クリスが目を丸くしているのに気づき、俺は尋ねた。

「カイ……まさか、マルガレーテの屋敷から自力で脱出したっていうの?」

「ああ。もっとも半分くらい見逃されたようなものなんだけど……それがどうかしたか?」

「どうかしたって……すごいよカイ! 今までマルガレーテの城に連れて行かれて、無事に脱出できた人なんてほとんどいなかったのに! それも、自力で脱出なんて……多分カイが初めてだよ!」

「そ、そうなのか……」

 どうやら俺は気づかぬ内に、いくつか偉業を成し遂げていたらしい。女王七淫魔とやらの手下に誘拐され、その女王七淫魔の一人であるマルガレーテから直々に拷問を受け、そこから抜け出す際に世界初の雄生体の淫魔となり、自力でマルガレーテの城から脱出……波乱万丈にもほどがあるな、俺の人生。しかも、助力を求めた相手はマルガレーテと同じ女王七淫魔の娘ときた。いったい何の嫌がらせだ?

 ちなみに今は、翼と尻尾は完全に体の中に仕舞っている。あまり見せびらかすと、無用なトラブルを招きかねないしな。

「やっぱりカイってすごい……本当にボクの運命の人なのかも……♪」

「ん? 今何か言ったか?」

「あ、ううん。何でもない!」

 手をぶんぶんと振り、慌てるクリス。まあそれほど追求するほどの事もないだろうと判断し、俺はそれ以上尋ねはしなかった。

「まあそれはそうと、そろそろ行こうぜ」

「あ、そうだね。それじゃカイ、ボクに付いてきて」

 そう言うと、クリスは目の前にそびえ立つ城に向かって歩き出した。その後を俺も追う。城の正門の前にたどり着くと、門は内側からゆっくりと開いた。その奥には、十数人のメイドが整列して両脇に並んでいる。皆目立たないサイズの翼と尻尾を生やしているのが見て取れた。おそらく、彼女達も全員サキュバスなのだろう。

「お帰りなさいませ、クリスお嬢様……あの、そちらの方は?」

「この人は、ボクの大事なお客さんだよ。しばらくここに泊めてあげる事になったから、ちゃんとお世話してあげてね。あっ……一応言っておくけど、カイに手出したら駄目だからね!」

「かしこまりました、お嬢様……えっと、カイ様でよろしいですか?」

「ああ……一応自己紹介しておいた方がいいか。俺は甲斐村正。甲斐が苗字で村正が名前だ。甲斐でも村正でも好きな方で呼んでくれて構わない。しばらくの間、よろしく頼む」

「なるほど……わかりました、甲斐様」

 そういうと、メイド達は俺に向かって頭を下げた。何か、人に頭を下げられるのは慣れてないから照れるな。

「んー……ねえ皆、ジェラは今何してるか知らない?」

「ジェラ様ですか? ジェラ様でしたら、確か厨房の方にいらっしゃったかと」

「厨房か……だったら後で夕食の時にカイを紹介すればいいか」

 ジェラ? 初めて聞く名前だな。クリスの家の人なのか?

「クリス、そのジェラって人は誰なんだ?」

「ああ、ジェラはうちのメイド長なんだよ。五年くらい前にここに来たばかりだけどね……」

 クリスの話振りから察するに、彼女とそのジェラという人とはあまり仲がよくないようだ。

「それはそうと、カイこれからどうする? ご飯にする? それともお風呂? それとも……ボク?」

「どこの新婚家庭だよ、それ……とりあえず、シャワーでも浴びたいかな。ここ三週間くらい、水浴びくらいしかできなかったし」

 こう見えても俺は結構きれい好きなんだ。まあ、訓練の時は三日間シャワーすら浴びないなんて事もザラだったけどな。

「そっか……じゃあキミ、カイをお風呂に案内してあげてくれるかな?」

「はい、わかりました。では甲斐様、どうぞこちらへ……」

 クリスに指名されたメイドは、俺を連れてバスルームへと向かった。







「……くぅぅぅぅっ! 三週間ぶりのシャワーは気持ちいいな! 本当に生き返るようだ!」

 全身に降り注ぐ暖かい水滴の嵐を浴びながら、俺は思わずそう口にしていた。人間界では春になってから結構経っていたというのにこの辺りは気温が低く、水もかなり冷たかったからな。魔界と人間界の季節の移り変わりは違うのかもしれない。

「しかし、魔界に来て最初に目にした風呂が……まさか檜風呂とはな。クリスの母さんって、日本の文化が好きだったりするのか?」

 だとしたら結構話せるタイプかもしれない。そんなことを思いながら俺は浴室の壁に手を伸ばし……途中で気づいて手を引っ込めた。

「……そういや、ここは俺の家じゃなかったな。さすがに髭剃りは置いてないか」

 仕方ない、爪を伸ばして剃るとしよう。

「髭剃りですか? でしたら、ここにございますよ。はい、どうぞ」

「どうもありがとう……って、何かぬるぬるしてるなこれ……まあ、水で洗い流せばいいか。後、シェービングクリームもあったらうれしいんだが」

「はい、どうぞ」

「サンキュ……って、これも何か付いてるな……まあいいか。それはそうと……」

 俺は言葉を一旦切り、後ろへと振り向いた。そこには二股の赤い三つ編みの髪とエメラルドグリーンの瞳が印象的な、ロングスカートの美しいメイドがいる。彼女はにこにこと笑いながら、こちらを見返していた。翼と尻尾は見当たらないが、この屋敷のメイドならば彼女もおそらくはサキュバスなのだろう。翼と尻尾は服の下に隠しているに違いない。

「……気配を消して風呂場にこっそり入り込むのは、少々悪趣味じゃないか?」

「……ちなみに、いつから気づかれてました?」

「あんたが脱衣所にこっそり入ってこようとしてた辺りからだ。扉を開ける音は聞こえなかったけどな」

 俺がそう言うと、謎の美人メイドは驚いた表情を見せた。

「驚きました。今までそれ程早い段階から相手に気づかれた事は、一度もなかったのですが……」

「生憎、昔親父に色々仕込まれててね……半径十メートルまでならどこに人がいるかくらいは、目を瞑っていても大体わかるんだ」

 普通に日常生活を送る上では全く役に立たない能力だが、俺のような仕事をしていると結構役に立つことも多い。まあ、親父に身に着けさせられた技術の大半はそんなものばかりだが。

「それはすごいですね……申し遅れました、私は……」

「ストップ。その先は言わなくても予想は付く……あんたがジェラだな?」

 俺の言葉を聞き、メイドの動きが一瞬止まる。だが嘘を吐いても意味がないとわかったらしく、すぐに口を開いた。

「……はい、その通りです。ひょっとして、クリス様から私の事を聞かれたのですか?」

「いや、クリスからはあんたがメイド長だって事と、五年くらい前にここに来たって事しか聞いてない」

「では、何故私がジェラだと? 参考までにお聞かせいただけませんか?」

「まあいいけど……大して面白くもないと思うけどな。簡単な理由だし」

 とりあえず、ここは相手の機嫌をとっておいた方がよいだろう。そう考えた俺は、自分の推理を話す事にした。

「まず、あんたが風呂場に入って来ようとしているのに気づいた俺は、誰が何のために入って来ようとしているのかを考えた。最初はクリスが入って来ようとしているのかと思ったが、俺の見た限りではあいつに気配を消すだけの技術はない。そして侵入者が気配を消していた事から、誰かがが間違って入ってきたなんて可能性もまずありえないとわかる」

「……なるほど、それで?」

「以上の理由から、侵入者が俺に用があったことは容易に推察できる。それも、なるべくなら俺に気づかれないようにする必要があったって事も。そこから考えられる可能性はただ一つ。俺がクリスやこの城の住人に害をなす者か否かを見極めるためだ――場合によっては、殺害することも辞さない為に。そうだろ?」

「……そこまでお見通しでしたか」

「ああ。そしてそれができるような人物ってのは、ある程度の地位と実力があり、なおかつ嫌われ役になる事も辞さない者だけ……クリスの態度から、この家にいるメイドでその条件に当てはまりそうなのはあんたぐらいだろうと推測したんだ。これだけ大きい城のメイド長を勤めるとなれば、それ相応の実力は必要だろうしな」

 まあ、わざわざ話す程の事でもないけどな。少し考えれば、誰にでもわかりそうなものだし。

「……そうでしたか。教えていただいてどうもありがとうございます」

「いや、礼を言われる程の事じゃないんだがな……まあそれはともかく、あんたの目から見て俺はどうだった?」

「そうですね……一言で言い表すなら、落ち着いた方かと。私が近づいていたのを知りながらそ知らぬ顔でこちらの反応をうかがっていたあたりは、大したものだと思います」

「……で、俺はこの城にとって害を為す者に見えたか?」

「……私の見る限り、村正様は浅慮な真似を為さる方には見えませんでした」

 ……上手く誤魔化してるな。今すぐ事を起こすような者には見えないが、まだ警戒を解くつもりはないという事か。まあ無理もないだろう。彼女達にとって俺は異邦人のようなもの。そうやすやすと信用してもらえるとは思っちゃいない。

「……安心しろ。少なくとも俺は、クリスや城にいる者達に迷惑をかけようなんて思っちゃいない。これでも人に対する礼儀はわきまえているつもりだ」

 これは本当の事だ。勝手に人を誘拐しやがったマルガレーテにはああいう対応を取ったが、本来俺はちゃんとした対応をする相手にはきちんと応える主義だからな。

「まあ、すぐに信じてもらおうとは思わない。気になるなら適当に見張っててくれ」

 そう言うと俺は彼女に背を向けて髭を剃り始めた。ジェラは俺の後ろで、何一つしゃべらずじっとそこにいる。

「……こんなものか。貸してくれてありがとな、ジェラ」

「いえ、礼を言われるほどの事ではございません」

 髭を剃り終わると、俺は髭剃りに付いたシェービングクリームをしっかりと洗い落とし、シェービングクリームの瓶と一緒に返した。ジェラはそれを受け取ると、メイド服の内側へと仕舞い込む。

「……しかし、髭剃りとシャービングクリームを持ってるとは思わなかったな。誰か前に使っていた奴でもいたのか?」

 流石にジェラが髭剃りを使うとは思えない。となれば、誰か使う者がいて、そいつのために持っていたと考えるのが自然だろう。

「ええ。五年程前までは人間界にいたのですが、その時のご主人様がよく髭を剃る方で……」

「なるほどね……しかし、人間界にもメイドとか雇える人って本当にいるんだな。やっぱりそういうのって、どこそこの名家の何々さんとかそんな感じの連中ばかりなのか?」

「大体はそうですね……あまり裕福でない方がご主人様の場合もありましたが」

 ふむ……しかし、裕福でないのにメイドを雇う余裕があったのか。ひょっとして、サキュバスだから質のいい精を対価にもらってたとか?

「……ジェラはどうして、その人に雇われてたんだ? 誰かに頼まれたとか?」

「あの、あまり個人的な事を聞かれるのは……」

「……ああ、悪い。本物のメイドと話す機会なんてめったにないから、つい調子に乗りすぎた。どうか気を悪くしないでほしい」

 つい数週間前に本物のメイドに誘拐された経験はあったりするのだが、あの時はロクに話す機会はなかったからな。本物のメイドがどんな環境で働いているのかは、ちょっと興味もあったし。

 とはいえ、ここでしつこく詮索して彼女の機嫌を損ねるのはまずいだろう。そう考え、俺は素直に頭を下げた。

「いえ、それほど気にはしていませんから」

「そうか、よかった。それはそうと……いつまでも見られてるのは流石に恥ずかしいんだが」

 ここは風呂場で、俺は先ほどまでシャワーを浴びていた。必然、俺は裸なわけで……俺に露出の趣味がない以上、相手が美人とはいえあまりじろじろと見られたくはない。

「あら? 確か村正様は、気になるなら適当に見張っていてくれと……」

「確かにそうは言ったが、流石にすぐ近くでじろじろと見られるのはな……もうちょっと、どうにかならないか?」

「うーん……あ、いい事を思いつきました」

 そう言うと、ジェラはぽんと手を叩いた。

「いい事?」

「ええ。村正様がよければですが……背中を流して差し上げようかと」

「……は? えっと、背中を流すって……ジェラがか?」

「はい。こう見えても私、男の人の体を洗うのは結構得意なんですよ。それにこれなら、村正様も私の事をそんなに気にすることもないでしょう?」

 ふむ、一理あるな。それにこんな美人のメイドに背中を流してもらうなんて体験、この機会を逃したらそうそうできそうもないし。

 ……まあ、後者の理由の方が比重が大きいのは確かだが。

「……じゃあ、お願いしようかな」

「はい! では……失礼しますね」

 ジェラは近くにあったボディーソープの液を手に垂らすと、両手で泡立て始めた。そしてその泡を、俺の背中に塗りつけ始める。その手つきは慣れたもので、実に心地良かった。

「どこか、かゆい所はございませんか?」

「いや……しかし、本当に上手いな……」

「ありがとうございます。では……もっと気持ちよくして差し上げますね」

 ジェラがそう言うと同時に、背中に泡を塗り広げていた掌の感触が変化する。繊細で丁寧な手つきは変わらないが、その動きの一つ一つが背中の皮膚を刺激し、むず痒いような、それでいて気持ちいいような感覚を生じさせるのだ。

「くっ……ぁっ……?」

「ふふっ……前の方も洗って差し上げますね」

 そう言うと、ジェラは俺の胸元へと手を滑らせた。そしてボディーソープでぬめる手で、まるで愛撫するかのような手つきで泡を塗りつけ始める。

「……って、おい! 前は自分で洗えるから……」

「ふふ、遠慮なさらずとも結構ですわ」

「いや、遠慮とかじゃなくて……ふぁっ!?」

 にこにこと微笑みながら、ジェラは俺の乳首を指先で弄り始めた。ジェラの手を止めようと俺は手を伸ばすが、腕の表面がぬるぬるしていてうまく掴めない。

「こっ、この……さっきからわざとやってるだろ!」

「あら、何の事でしょうか?」

 涼しい顔でとぼけてみせるジェラ。やむを得ず力ずくで振り払おうとした俺だったが、ジェラの体はまるで俺の肌に吸い付くかのように離れようとしない。

「くっ……はっ、放してくれ!」

「……心配なさらずとも、村正様に危害を加えるような真似はいたしません。どうか、今は大人しくしていてくださいませ」

 そう言いながら、ジェラは愛撫のような手つき――というか、すでに愛撫そのものだが――で、俺の体を洗い続ける。

 俺は……





選択肢1:観念し、このまま隅々まで洗ってもらう事にした

選択肢2:翼を使い、抵抗する事にした


選択肢2:翼を使い、抵抗する事にした
 このままジェラの好きなようにさせるのは危険だ。そう考えた俺はジェラの魔の手から逃れるべく、背中から翼を出してジェラを振り払った。

「なっ……にっ、逃がしません!」

 逃げようとする俺に手を伸ばすジェラ。俺はその手をかいくぐり、風呂場の入り口を目指す。メイド達やクリスのいる所まで行けば、流石にジェラも滅多なことは出来ないはず。そう踏んだのだ。

 だが、その考えは甘かった。

「……うおっ!?」

 突然脚を取られ、俺は床に倒れこんだ。足下を見ると、俺の足が赤いゲル状の物体に覆われているではないか。そしてその物体は、ジェラのスカートの中から這い出ているようだった。

「こっ、これは一体……!?」

「ふふ、逃げようとするなんて……いけない方ですわね、村正様は」

「くっ、くそっ!」

 とっさに謎の物体から足を引き抜いて逃げようとするが、俺の足はまるでその物体に取り込まれてしまったかのようで、まったく引き剥がせそうにない。いや、それどころかもう片方の足も飲み込まれようとしている。

「はっ、放せ!」

「そう焦らなくても、ちゃんと後で離してあげますわ。でも……危害を加えないと言ったのに逃げるなんて、私ちょっとショックです」

「いきなり体の動きを制限されるような真似されたら、普通誰だって逃げようとするっての!」

 逃げようともがくが、物体が足を離す気配はない。上空へ逃げて引き剥がそうにも、生憎ここは屋内だ。魔力で何とかしようにも、できるのは小さな炎を出すだけ。しかもここは風呂場なので、その威力も大幅に減少したものとなるだろう。そんなもので足元の物体を何とかできるとは思えない。つまるところ、八方塞りというやつだった。

「くそっ……一体俺をどうするつもりだ?」

「どうするつもりだなんて人聞きの悪い……そんな言い方じゃ、私が村正様に何かしようとしているみたいじゃないですか」

「いや、現にしてるだろ! つーか、これは一体何なんだ!?」

 両足を飲み込んでいる物体をびしりと指差し、俺は尋ねる。

「ああ、それは私の……いえ、何でもありません」

「何でもないってことはないだろ! とにかく、俺を離してくれ!」

「全く……ちゃんと洗い終わったら離してさしあげるつもりでしたのに。そうまで反抗されると、私怒っちゃいますよ?」

「怒りたいのはこっちの方だ! いいからとっとと放せ!」

 声を荒げる俺。そんな俺に対し、ジェラは笑顔のまま無言で近づいてくる。

「お、おい……何とか言えよ……」

「何とか。これでよろしいでしょうか?」

 アルカイックスマイルを浮かべながら、ジェラはそう答える。ふざけているのかと怒鳴ろうとしたが、俺はジェラに何か薄ら寒いものを感じ、思わず言葉を失っていた。

「あ、あの……ジェラ、さん?」

「はい、何でしょうか?」

「いや、その……ひょっとして、怒って、る?」

「どうしてそんな事をおっしゃるんですか、村正様?」

 何気ない感じを装って、ジェラはそう答えた。だが、俺にはわかる。この圧迫感……ジェラは間違いなく怒っている。

「あ、いや、そのだな……ちょっと言い過ぎたかもしれないけど、俺はここに来たばかりでだな……何というか、右も左もわからないような状態なわけで……」

「それが、どうかしたんですか?」

「だからその……ほら、そういう状態でいきなり動きを封じられたりしたら、誰だって驚くし逃れようとするだろう? だからその……一旦離してくれるとありがたいん、だが」

「ええ、そうかもしれませんね。でも、ちゃんと体を洗って差し上げるまで離してあげることはできませんわ」

 にこにこと笑いながら、ジェラはボディーソープの蓋を開けた。そしてその中身を全て、俺の体に振りかける。

「い、いや、だからだな……その、自分の体ぐらい自分で洗えるっていうか、洗ってもらうのは背中だけで結構っていうか……」

「ふふ……遠慮なさらずとも結構ですのに」

「だからその、遠慮とかじゃなくて……とにかく一度、離して……」

「駄目です、離しません」

 俺の言葉を遮り、きっぱりと言い切るジェラ。そしてジェラは俺の体に手を伸ばし、ボディーソープを満遍なく塗り広げ始めた。脇や股間といった辺りまで泡を塗り込められ、思わず俺の口から堪え切れなかった声が漏れ出す。

「くっ、あっ……ちょっ、ちょっと待っ……」

「待ちません。村正様がいけないんですよ? 大人しくしてもらえれば、普通に終わらせるつもりでしたのに……私、少し意地悪をしたくなっちゃいました」

 その言葉に不穏なものを感じ、俺はジェラの腕を掴んで止めようとした。だがジェラの腕に俺の手が触れた瞬間、俺の手はジェラの腕の中に飲み込まれ、抜けなくなってしまう。

「なっ……はっ、離せ!」

「もう、仕方ないですね……ちゃんと後で離してあげますから、今は大人しくしててくださいね」

 そう言うと、ジェラは俺の体を愛撫するように手を這わせた。ボディーソープでぬめる皮膚の上を、ジェラの指先が撫でるようなタッチで滑っていく。

「うっ……くっ、あっ……」

「ふふ、村正様はこの辺りが弱いのですね」

 ジェラの指先が敏感な辺りをなぞるたび、思わず俺は体をびくりと震わせる。そんな俺の様子を楽しげに眺めながら、ジェラは俺の体を撫で回すように愛撫を続けた。

「……あら? まだほとんど触れていないのに、村正様のモノ、随分大きくなっていらっしゃいますね」

「ぐっ……こんなシチュエーションだったら、普通そうなるだろ!」

「もう、反抗的ですね……だったら、こうしてあげます」

 瞬間、ジェラの体が粘体生物のように変形し、俺の体を覆い始めた。逃れようにも腕と脚を囚われているために、それは叶わない。瞬く間に、俺の体は首から上と股間でいきり立つ愚息を除いてジェラの体に飲み込まれていた。

「なっ……い、いったい何をするつもりだ!?」

「何って、決まってるじゃないですか。村正様の体を洗って差し上げるんですよ……私の、体の中で」

「体の、中で? それは……」

 一体どういう意味だ、と尋ねるよりも早く、俺の体を包んでいたジェラの体が蠢き始めた。ジェラの体は内側にある俺の体を愛撫するように、ぐにぐにと動いて皮膚から刺激を送り込んでくる。

「くっ……そ、そういうことか……」

「ふふ、私の体で洗われる気分はいかがですか?」

「こ、こんな程度で……うあっ、ああっ!?」

 突然、皮膚から感じる刺激が強いものへと変化した。先ほどまでは何とか我慢できそうなレベルだった快感が、先ほどとは段違いに強力なものになる。思わず俺の口からは抑え切れない喘ぎ声が漏れていた。

「どうやら、さっきのボディーソープが効いてきたみたいですね」

「くっ、ああっ!? く、薬か……くぅっ!?」

「ふふ、正解です。それじゃ、続けますね」

 どうやら先ほど塗りつけられたボディーソープの効能で、体が敏感になっているらしい。だがわかったところで、今の俺にはどうすることもできなかった。

「やっ、やめ……うああっ!?」

「あらあら、どうしたんですか? 私はただ、村正様の体を洗っているだけですよ?」

 白々しい事を口にしながら、ジェラは自らの体で俺を嬲り続ける。その頬はうっすらと赤みが差しており、わずかだが吐く息も荒い。ひょっとして、ジェラも気持ちいいのだろうか?

(あのボディーソープはジェラにも効果があるのか? だったら、このまま耐え続ければ……)

 ジェラの手から逃れる事ができるかもしれない。そう思い、俺は与えられる快感を必死に堪えようとした。だが、その見通しは甘かったとすぐに思い知らされる。

「ふふ……村正様のここ、透明な汁が垂れてますよ。私に体を洗われて気持ちいいんですね、村正様」

「あっ、くぅっ……ふあっ!?」

 ジェラは全身での愛撫を続けながら、手を伸ばして俺の肉棒の先端に触れた。そして先端から滲んでいる我慢汁を塗りつけるように、亀頭の部分だけを撫で回す。

「あっ、うっ、うああっ!? くっ、あっ……あああっ!?」

「ほ~らほら。ここもたっぷり薬を塗ってあげましたから、気持ちいいでしょう? もっと撫でてあげますね」

「やっ、やめっ……くぅぅぅぅっ!?」

 ジェラが一撫でするたびに、俺は脳がスパークしそうな快感に腰を震わせていた。だが、いくら気持ちよくてもそれだけでは射精に至ることはできない。真綿で首を絞めるような生殺しに、次第に俺は追い詰められていった。そして、ついに……。

「くっ……じぇ、ジェラ!」

「どうかしましたか、村正様?」

「た、頼む……もう、イかせてくれ……」

 生殺しの快楽地獄に耐えかね、俺はジェラに懇願していた。それを聞き、ジェラはにっこりと笑う。

「ふふ、出せなくて辛いんですね……でも、まだ駄目です」

「なっ、何で……ふぁぁっ!?」

「だって村正様、さっき大人しくしていれば危害は加えないと言ったのに、全く信用してくれなかったじゃないですか。だから、もうしばらくはおあずけです」

 どうやら、先ほど俺が抵抗した事がお気に召さなかったらしい。

「そんな……だってそれは、ジェラがいきなり身動き出来ないようにしようとしたからだろ!?」

「そうですか。村正様はこのままずっと出せないままの方がいい、とおっしゃるのですね?」

「……すまん、俺が悪かった。ちゃんと大人しくしてるから、最後までしてくれ」

 このまま延々と生殺しを続けられたら、気がどうにかなってしまいそうだ。今のジェラなら、それくらいやりかねない。仕方なく、俺は素直に謝ることにした。本来非があるとすればジェラの方なのだから、俺が謝る必要はなかったはずなのだが……まあこの際止むを得まい。長い物には巻かれろ、というやつだ。

「ふふ、だいぶ素直になられましたね……わかりました。ちゃんと最後には出させて差し上げます。ですが、それまでは……」

 ジェラは怪しく微笑みながら、俺のモノの先端に人差し指を這わせた。そして次の瞬間……ジェラの指が先端から入り込んでしまったではないか。

「なっ……ぐっ、ああああ――っ!?」

 不思議なことに、痛みは全く無かった。尿道に入り込んだジェラの指は不規則に震え、俺に背筋を雷が貫いたかのような快感を与えていた。

「じぇ、ジェラ……一体、何を……」

「ふふ……村正様のおちんちんの中を、洗って差し上げるんですよ」

「なっ……!?」

 ジェラの言葉の意味を理解し、俺はぞっとした。ジェラはあのボディーソープを、尿道の中にまで塗り付ける気なのだ。両手が自由ならジェラの指を引き抜いていた所だが、生憎両手はジェラに捕らわれている。今の俺の立場は、まさしくまな板の上に載せられた鯛のようなものだった。

「や、やめっ……」

「ふふふ……たっぷり洗って差し上げますね」

 そう言うと、ジェラは尿道の中に潜り込ませた人差し指をぐにぐにと動かし始めた。それと同時に、粘膜を直接撫で回され、薬を塗り広げられる感触が俺を襲う。薬の効果とジェラの責めの前に、俺はただ喘ぎ叫ぶことしか出来なかった。

「うあっ、あああああっ!? やっ、やめっ……はああああっ!?」

「ほらほら、気持ちいいんですか? こんな風に尿道の中まで弄繰り回されて、気持ちいいんですか?」

「あっ、ああああああ――――っ!? ひっ、ひぐぅぅっ!?」

 ジェラの指が、さらに奥へと侵入してくる。その度に情けない声を上げる俺を見下ろしながら、ジェラは笑っていた。

「ほら、わかります? 私の指、村正様の前立腺に当たってるんですよ。このままもっと奥……精巣の辺りまで伸ばしてあげましょうか?」

「いっ、いぐぅぅぅっ!? ぐっ、がああああ――っ!?」

 もはや、まともな答えを返すことなどできはしない。徐々に思考は快感に侵され、真っ黒に塗りつぶされていく。

 こんなことになるのなら、抵抗なんてしなければよかった……ジェラに精巣の中を掻き回されながら、俺の脳裏にはそんな考えが浮かんでいた……。







 そして、数日後。

「はぁっ、ふあああっ!?」

「ほらほら、ここもちゃんと洗って差し上げますね」

「そ、そんな所まで……くぅぅっ!?」

 俺は風呂場で、いつものようにジェラに犯され……もとい、身体を洗われていた。もちろん、あのボディーソープを使ってだ。

 あれから毎日のように、俺はジェラの相手をしている。もっとも、こうやって一方的に嬲られ続けるのが相手になると言えるのかは少々疑問だが。

 だが、俺にはジェラから逃れる術などない。いや……今ではもう、逃れようなどという気すら起こらない。何故なら……。

「さて、それじゃ……いつものように、おちんちんの中を洗って差し上げますね」

「あ、ああ……」

 俺の心はもう、ジェラの魔手に捕らわれてしまったのだから……。   (BAD END?)

大爱这个系列,虽然只能看机翻+自己脑补,尤其是4-6集的内容,超喜欢来着= =
devilpine:Re: 求翻译两篇小说.内详.
本来如果有我有爱的内容的话,就免费给你翻了……
不过看来没有……算了
weixiefashi:Re: 求翻译两篇小说.内详.
如果血腥一点的话,我虽然半桶水,但也是可以献丑的……不过,乌贼娘什么的……看了之后升起的都是被治愈的感觉啊……
youhei:Re: 求翻译两篇小说.内详.
そして、一週間後――

 

 「ふぁぁ……よく寝た」

 ベッドからむくりと体を起こす俺。

 「日曜とはいえ、こんな時間まで寝ているというのはなんだ。だらしないぞ」

 生意気なイカ娘は、起き抜けにそんなことを言ってくる。

 「……お前、いつまでいるんだ? 帰れよ」

 こいつはどうやら俺の部屋に居座ったらしく、どれだけ文句を言っても帰ろうとしない。

 「さて、起き抜けの濃厚な搾り汁でも頂くとするか。ほれ、この中に挿れるがいい」

 漏斗をぺろんと出し、誇らしげに突き付けてくるイカ娘――俺の言葉などまるで聞く気はないらしい。

 その中の感覚を知っている俺は、情けなくもペニスを硬直させてしまった。

 「ほれほれ、気持ちよ~く吸い出してやるぞ」

 「うう……」

 なんとも不条理なものを感じながらも、俺は快楽の期待に負けて彼女にペニスを差し出すのだった。

 そして肉棒が、漏斗の中に吸い込まれてしまう――

 

 ずちゅっ、ずちゅっ、じゅるるるるる……

 

 「あ、気持ちいい……」

 妖しい脈動とうねりを与えられ、あっという間に果てる俺。

 「生意気な口を聞く癖に、ちょっと吸ってやると大人しくなる……男というものは正直だな?」

 にんまりと笑いながら、イカ娘はちゅるちゅると精液を吸い出してくる。

 軟らかな肉でペニスを巻き込み、ねっとりと吸引して――

 「あ、あぁぁぁ……」

 俺は不条理なものを感じながらも……

 

 「ほれほれ~♪ 数日分は吸い出してやるぞ~♪」

其实求翻下这几句就好..